カプコン、AC「スパIV AE 2012 CAPCOM公式全国大会」を開催
PS3/Xbox 360「ストリートファイター X 鉄拳」スペシャルステージにJOYさんが登場!


3月3日 開催

会場:品川インターシティホール

入場料:無料


 株式会社カプコンは、アーケード用「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション(以下:SF4 AE)」の全国大会「ストクロ完成記念 スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 2012 CAPCOM公式全国大会 春獄節! ~格闘ひな祭り~」を、3月3日に品川インターシティホールにて開催した。

 本イベントは、3月8日に発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用対戦格闘「ストリートファイター X 鉄拳」完成を記念して行なわれたもの。午前中に当日予選トーナメント、午後から予選トーナメント、「ストリートファイター X 鉄拳」スペシャルステージをはさんで、夕方より決勝トーナメントがそれぞれ開催された。

 「STREET FIGHTER X 鉄拳」スペシャルステージに登場したのは、大会実行委員長を務めるバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏、「SF4 AE」と「ストリートファイター X 鉄拳」プロデューサーの小野義徳氏、アシスタントプロデューサーの綾野智章氏。小野氏は、通常版とコレクターズ・パッケージ版の違いに言及。コレクターズ・パッケージ版には2枚組のサウンドドラックCDが同梱され、イーカプコンで販売されるコレクターズ・パッケージと通常版、それぞれ初回生産版には先着順で卓上カレンダー形式のコマンド表「めくるめくコマンド表」が付属。さらに、マッドキャッツから発売される「ストリートファイター X 鉄拳 アーケード型ゲームコントローラー」計6種類を紹介。

 このほか、初公開となる未発表コラボコスチューム第1弾、2012年秋発売予定のPlayStation Vita版「ストリートファイター X 鉄拳」参戦キャラクターを改めて発表。続けて、本会場が世界初公開となる「ストリートファイター X 鉄拳」オープニングムービーを上映。また、格闘ゲームイベント「GODSGARDEN」にて“世界最速”を謳う「ストリートファイター X 鉄拳」大会の開催が決定。詳細は公式サイトに順次掲載していくとしている。


原田勝弘氏小野義徳氏綾野智章氏

【オープニングムービー】

【コラボコスチューム第1弾】
リリ&飛鳥ロウ&ポールシャオユウ&仁
オーガバイソン&バルログジュリ&ベガ
豪鬼



JOYさん

 スペシャルステージには、Missストクロ応援隊長のJOYさん、Missストクロの4人(Miss春麗:粕谷奈美さん、Missキャミィ:藤田薫子さん、Missニーナ:大塚莉奈さん、Miss飛鳥:伊藤桃さん)が颯爽と登場。

 まずは、「MissストクロCOLLECTION」第2弾として、「Missストクロを激写せよ!! キャンペーン」を3月10日、17日、24日の3日間開催すると発表。本イベントは、Missストクロの4人がキャラクター衣装を身に着けて都内に出没。その場所でMissストクロを撮影し、お気に入りの1枚を応募するというもの。

 毎週、応募作のなかから審査のうえエントリー作品5枚を選出。募期間は3月10日~26日で、〆切は第1次エントリーが3月12日、第2次エントリーが3月29日、第3次エントリーが3月26日。発表は4月6日。優秀作はホームページ上で発表され、ぞれぞれ豪華商品が進呈される。

 

  • 3月10日 …… 渋谷:渋谷駅前付近 他
  • 3月17日 …… 新宿:新宿FLAGSイベントスペース 他
  • 3月24日 …… 秋葉原:秋葉原駅前付近、吉祥寺:プラ差カプコン吉祥寺店 他

 

 当日はMissストクロたちがツイッターで現在地を随時つぶやくといい、出没地点では「ストクロオリジナル絆創膏セット」が配布される。応出没情報のツイッターアカウント名は「@SF_Community」。詳しい応募方法はキャンペーン公式サイト「http://www.capcom.co.jp/sfxtk/audition/」をチェックして欲しいとしている。


【Missストクロを激写せよ!! キャンペーン:賞品】
《 格ゲー史上最大のベストショット大賞:2名 》
「ストリートファイター X 鉄拳 コレクターズ・パッケージ」PlayStation 3 320GB/チャコール・ブラックマッドキャッツ「ストリートファイター X 鉄拳」アーケード ファイトスティック プロ for PlayStation 3
《 パンドラショット賞:3名 》《 激写のジェム賞:10名 》《 ストクロオリジナル絆創膏セット 》
ストクロ25周年オリジナルパーカー最強タッグセット(青/赤)オリジナルスマートフォンケース出没エリアにて配布

 司会者に「『スーパーストリートファイターIV』はご存知ですか?」と質問され、「もちろんですよ! 『ストリートファイター』は1番最初に買ったスーファミのソフトですから!」と答えたJOYさんは、その流れでJOYさんと原田氏・小野氏が「ストリートファイター X 鉄拳」で対戦することに。使用ゲームモードは、4人が同時に戦うジャンブルバトル。負けたほうは、Missストクロからお尻を蹴られるという罰ゲームつき。

 「実はドラクエのほうが得意」というJOYさん、まずは春麗(粕谷さん)とチームを組んでプロデューサーチームに挑む……が、「これは俺らが有利やな(原田氏)」、「いうてもボクら作ってますからね(小野氏)」というだけあって、目を覆わんばかりの一方的な展開で1本目が終了。ここで「助っ人を出してもいいスか? 誰でもいいっていってましたよね?」と提案するJOYさんに、余裕を見せる両プロデューサー。「先生~!」の声で登場したのは、なんとマッドキャッツチーム所属のプロゲーマー、ときど選手とマゴ選手のおふたり。

 ここで「こいつ、鉄拳とかもメッチャ上手い奴やけど……さっき(本選トーナメントで)負けとった!」と悪態をつく原田氏に対し「このゲームは、大丈夫です!」と力強く言い返すときど選手。「俺ら、作ってるプロでもありますけど、遊びのプロでもありますよ!」と意気軒昂にスティックを握る両プロデューサー。だが、そこはプロゲーマーである両選手の技量と息のあったコンビネーションの前に、あっさり撃沈。罰ゲームとしてお尻に強烈なキックを見舞われた両プロデューサーだが、罰ゲームに痛がりつつも、なぜか嬉しそうな表情をしていたのが印象的だった。


手加減なしのプロデューサーチームが圧勝。JOYさんは助っ人を招集「先生~!」の声に姿を現したのは、マッドキャッツチーム所属のプロゲーマー、ときど選手(上右画像・右側)とマゴ選手(同・右側)
後半の飛び道具連射は圧巻。ときど選手とマゴ選手、JOYさんに変わって悪いプロデューサーを懲らしめることに見事成功。ただ、本来は罰ゲームであるはずのものが「これご褒美やないか?(原田氏)」になっていた感は否めない



 SF4 AE全国大会は、当日予選、本選、決勝と激しい戦いの連続。招待枠のマッドキャッツと海外選抜、さらにはタイトー猛者杯の渋谷守護神など、優勝候補の一角を占めるチームが本選トーナメントで次々と力尽きる波乱の展開に、会場内には熱い声援が飛び交う。

 全国大会決勝戦に進出したのは、四国2エリア「ばいくりまんだ(EXマメハラ選手、ガチくん選手、MDR選手)」チームと、当日予選トーナメントを勝ち上がってきた「トータルヘッズ(マイケルたん選手、たく@レシオ4選手、きょく選手)」チーム。2タテを許さない両チームによる拮抗した戦いは、大将戦へともつれこむ。大将の使用キャラクターは、MDR選手がルーファス、マイケルたん選手がケン。

 互いに1本ずつ取り合った3本目、波動拳で距離を置くケンに対し、ジャンプ攻撃でリードを奪うルーファス。一方のケンも、直後に2度、そして3度目の投げを通してゲージを逆転、ハードな読みあいの末に体力リードを広げていく。残りカウント40でケンが体力ゲージ半分、ルーファスが約1/6となった状況で、投げからの起き攻めで一気に仕留めにかかるケン。だが、ここでルーファスが小技にEX救世主で割り込みに成功し、起き攻めからスペースオペラシンフォニーを決めて逆転に成功。直後の起き上がりにファルコーンキックが刺さりMDR選手が勝利。見事「ばいくりまんだ」チームが全国大会を制覇した。

 大会を終えた原田氏は「数日前にいきなり『大会実行委員長をお願いします』と欠席裁判で決められて、最初はどうなることかと思いましたけど。今日は、どの試合も見ていて僕も熱が入りました。来て本当に良かったな、と思いました。この熱をぜひ『ストクロ』にもつなげて欲しいなぁなんて思いながら見ていました。本当に興奮しました。そして、楽しかったです! ありがとうございました。おめでとうございます!」とコメント。

 小野氏は「無印、スパ4、AEと大会を開くことができ、非常にみなさんに感謝しています。プレーヤーの方々をはじめ、ここまでやり続けていただいたことに関しては、言う言葉がないくらい感謝感激です。今年で『ストリートファイター』シリーズも25周年を迎えます。25年という非常に長い年月ですけども、若い世代、おじさん世代までかなりレンジの広いプレーヤー層になってきたな、と思います。『ストクロ』というお祭りで、また何か新しいムーブメントが起きてくれればなぁと期待しています。今日は本当にありがとうございました!」とコメントした。


激戦を制したのは「ばいくりまんだ」チーム。綾野氏がコメントしていたように、オンライン対戦の普及で人口密集地域が必ずしも有利とは限らなくなったためか、本大会は地方プレーヤーの躍進が目立った
優勝、準優勝、3位、敢闘賞それぞれのチームに豪華賞品が進呈されたトロとクロもプレゼンターで登場

(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2012 ALL RIGHTS RESERVED. (C) 2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
Sony Computer Entertainment America LLC. Developed by Sucker Punch
Productions LLC.

(2012年 3月 5日)

[Reported by 豊臣孝和]