カプコン、PS3/Xbox 360「デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード」

発売前夜祭を開催。オリジナルショートムービー「TOKYO DEADRISING」も上映


10月12日 開催

【デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード】
10月13日 発売予定(PS3/Xbox 360版)
11月24日 発売予定(PC版)

価格:各4,990円


CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)



会場では新モード「サンドボックス」モードを使ったゲーム大会も実施され、大いに盛り上がった。屋上で30秒以内にどれくらいゾンビを倒すことができるかを競う

 株式会社カプコンは、プレイステーション 3/Xbox 360用ゾンビパラダイスアクション「デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード」(DR2 OTR)の発売を直前に控えた12日、都内において発売前夜祭を開催した。会場には「CAPCOM UNITY JAPAN」から募集したファンが多数訪れた。

 発売日は10月13日ということで、文字通り前夜祭な訳だが、会場には「デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード」の試遊台が置かれ、一足先に製品版を誰もが楽しめたほか、同作をイメージしたメニューも用意され人気を集めていた。

 イベントは、カプコンのパブリシティ企画推進室室長を務める萩原良輔氏の挨拶でスタート。萩原氏は「前夜祭と言うことで、ゲームのコンセプトにあったパーティを開催できました。楽しんでもらって明日の朝は『DR2 OTR』を買ってください」と挨拶。

 続いて、ゾンビメイクに身を包んだバンドメンバーがステージに登場。チェーンソーを片手に持ったボーカルも加わり、スピーディーでハードな演奏を決めた。彼らは「CRACKS」。「DR2 OTR」の公式サイトで展開されている企画「帰って来た死体で遊ぶなゲーマーたち/RETURN OF THE GAMERS SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS」において、第1回目に登場したメンバーで、ノリよくゲームをプレイして盛り上げてくれたという。ゾンビになりきった彼らは唸りながら「ゲームは面白かった。(仲間を倒して)とっても複雑な気分だ」とコメント。ラストには「『DEADRISING』イエ-!」と客席を煽りステージを後にした。

 そして、会場では電撃的に新情報が公開となった。スクリーンに映し出されたビジュアルは、前作の主人公チャック!! 背中には見慣れた姿が! これはケイティーではなく、ケイティーの人形なのだという。バイクにまたがりフランクに対峙するイラスト。なぜこうなったのか? なぜフランクと対峙しているのか? ケイティーは? など深まる謎については是非自身の目で確かめて欲しいとして明言を避けた。


【スクリーンショット】
今回の主役はフランクだが、レポート本文にも書いたようにチャックも登場する。どのようなストーリーが語られるのだろうか?
新エリア「ウラヌスゾーン」。ここもまた個性的なゾーンとなっているようだ
新コンボ武器も続々と登場するようだ
新モードの「サンドボックス」。時間制限はなく、自分の好きなだけ「DEADRISING」の世界を堪能できる。あちこちにチャレンジが用意されており、心置きなく挑戦できるのも楽しい。ちなみに、ここでCO-OPに挑戦することもできる
新たなサイコも登場ジャーナリストのフランクはカメラを持ち歩いているため、カメラを使った要素も収録されているCO-OPモードも用意されている

 ここで「DR2 OTR」とコラボレートしたオリジナルショートムービー「TOKYO DEADRISING」の監督・脚本を担当したSABU監督、映画に出演したシマダ役の鈴木規史さん、ミドリ役の鹿谷弥生さんが登壇。SABU監督は「ゾンビ映画は初めて。ショートムービーなので勢いだけで突っ走って撮れた。映画はR指定やら厳しくなってきており、我慢していたことも多く、今回はそういったこともなく楽しかった」と切り出した。キャスト陣もほとんどノーギャラで、その分勢いのある映像となったようだ。

 撮影日数が2日間であることや予算面など不安材料はあったようだが、SABU監督はゾンビ映画について、役者さんを始めゾンビに対して共通するイメージを持っており、気分がゾンビに入りやすく、ほっておいてもゾンビになってくれ撮りやすかったという。

 一方で鈴木さんは、フランクをイメージしたスーツ姿で現われたが司会を担当した内田洋平プロデューサーから「似ても似つかない……」と突っ込まれた。それでも全くひるまず、鈴木さんは撮影を振り返った。とにかく暑い8月のお盆の頃に撮影されたが、真夏にもかかわらず冬服を着て撮影に挑みスーツはグチャグチャ、ボクシングのシーンも汗で服が張り付いて破けるほど大変だったという。また、壮絶なラストシーンについては、「暑さと血(血糊)で、すごい臭いだった……」とポツリ。

 映画は恐ろしいシーンも多いが、コメディ仕立てとなっており、笑えるシーンも多い。「TOKYO DEADRISING」は公式サイトにて10月13日、20日、27日の3回に分けて配信される予定となっている。さらにメイキング映像も配信される予定。公式サイトではこのほかにも有名人によるプレイレポートがアップされているが、13日からは最終回となる阿部祐二レポーターのプレイレポートがアップされる。

 このほかにも発売記念プレゼントキャンペーンも実施される。マイクロ一眼デジタルカメラやオリジナルTシャツが当たる豪華な内容で、公式サイトで行なわれるため18歳未満は応募することはできないが(Z指定タイトルであるため)、それ以外は誰でも応募できる。詳しい応募方法は公式ホームページを参照いただきたい。


【TOKYO DEADRISING】
WEB配信版は3回に分けて配信されるが、会場では一気に上映された。ちょっと不思議でコミカルなゾンビ映画に仕上がっている。特にラストあたりの特殊メイクは凄まじいものがある
今回イベントに登場したメンバー。左からシマダ役の鈴木規史さん、カプコンの内田洋平プロデューサー、SABU監督、ミドリ役の鹿谷弥生さん司会もこなしたカプコンの内田洋平プロデューサー「楽しんで撮影できた」とSABU監督
独特の演技を見せたシマダ役の鈴木規史さん「初めての経験でした」とミドリ役の鹿谷弥生さん「明日の朝はソフトを買ってください」とカプコンのパブリシティ企画推進室室長を務める萩原良輔氏
疾走感あふれる演奏を披露した「CRACKS」。アクロバティックな演奏も披露し、終始、大きな拍手を浴びていた
給仕さんからコンパニオンの女の子までゾンビになりきってのイベントとなった試遊台は製品版と同等のもの。みなサンドボックスなどのモードに挑戦していた
会場限定で「DR2 OTR」をイメージしたメニューや飲み物が提供された
10月13日に、iPhone/iPod Touchの「デッドライジング・モバイル」の無償アップデートが行なわれる。地獄のショッピングモールに新たな迷い人ジェシカが登場する。また、「デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード」の発売を記念して13日から17日まで発売記念セールが実施される。

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(2011年 10月 12日)

[Reported by 船津稔]