バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」

9月12日にREV3.02にバージョンアップ
宇宙専用モビルスーツ2機がロールアウト


9月12日 バージョンアップ



 株式会社バンダイナムコゲームスは、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」を9月12日に「REV.3.02」へとバージョンアップする。「REV.3.02」では、「模擬戦」と「プライベートマッチ」が復活。さらに、いくつかの機体の調整が行なわれる。詳しくは公式サイトにて確認していただきたい。


■ 復活の「模擬戦」はトレーニングモードから独立

 今回復活する「模擬戦」は、「REV.2~」でのものとことなり、トレーニングモードから独立し、出撃時(コイン投入後)に、「店内エントリー選択」メニューの中に登場する。「バースト出撃」、「シングル出撃」の下に「模擬戦」のメニューが登録されているので、これを選んで出撃することになる。

 「模擬戦」を選択すると、一緒にプレイする店内のプレーヤーの登録待ちとなる。180カウント以内に別のプレーヤーが同じく「模擬戦」を選択し、エントリーすればOK。1番最初に「模擬戦」を選択したプレーヤーがホストとなり、「REV.2~」の「模擬戦」同様、ステージ、サポート指示(硬直の表示や敵MSのAP[アーマーポイント]やバランサー数値の表示)、ボイスチャットの有無を選択する。「ボイスチャット」を「あり」にすると、敵軍ともボイスチャットが可能なのも「模擬戦」ならではの機能だ。

【スクリーンショット】
トレーニングモードから独立したので、残り回数を気にすることなくプレイできるようになったのはありがたい

■ 「プライベートマッチ」が再開

 モバイルサイトに登録しているパイロットがIDを発行し、参加したいプレーヤー全員がパイロットターミナルでIDを登録して出撃すると可能な「プライベートマッチ」も再開される。「REV.3」では、この「プライベートマッチ」において、出撃したいステージ(1戦目、2戦目)を設定してからIDを発行するように変更されたので、特定のステージを練習したいパイロットにはさらにありがたい仕様となっている。


■ モビルスーツ関連の調整

 今回の調整は、地球連邦軍側は「ジム(WD隊)」の「100mmマシンガン」の威力減、「ガンダムGP02A(MLRS仕様)」の「MLRS(A)」の蓄積バランサー威力が増、命中率が低下。

 ジオン公国軍側は「ザメル」の全セッティングにおけるAP(アーマーポイント)値が下げられている。

 まだ試乗することができていないので、あくまで予想の域を出ないが、地球連邦軍側の調整は、単機での火力もさることながら、何らかの機体とコンビで動いている際の2機種の火力の高さが注目されていただけに、妥当といえる調整なのではなかろうか。

 ジオン公国軍の「ザメル」に関しては、「REV.3.01」を経て徐々に弱体化の方向で調整が入っているだけに、本機の運用時は、特に拠点を叩くときは、単機での行動をなるべく避け、護衛による援護が必要ということになりそうだ。


■ 宇宙専用モビルスーツ2機が登場!

 今回ロールアウトする2つの機体は、いずれも宇宙専用の近距離戦型モビルスーツとなっている。支給は勝利ポイントを一定量蓄積して申請する形で行なわれるようだ。まだ試乗できていないのだが、公開された情報からいくつかポイントをピックアップしてみよう。

● RX-78GP01-Fb ガンダムGP01フルバーニアン

近距離戦型 コスト280
宇宙専用

 「ガンダムGP01フルバーニアン」は「REV.3.01」で登場した「ガンダムGP01」にブースト・ポッドを備えた宇宙専用の機体として登場する。機体コストは素体で280。

 重力の低下した宇宙空間で、さらに空中での長時間ダッシュが可能な機体ということで、格闘型機体のようにポンピングジャンプとブーストを併用した空中戦において、この機体を使いこなせるかどうかがカギを握るようだ。

 装備はメイン射撃に2種の「ビーム・ライフル」、サブ射撃に「頭部バルカン砲」、格闘武装は「ビーム・サーベル」と数的には「ガンダムGP01」と変わらないが、その特性は変更されている。

 「ビーム・ライフルA」は単発発射の撃ちきりリロード式ビーム兵器。威力は低めだが高い連射性能と反動による硬直時間のなさがポイント。「B」は、2連射の常時リロード式武装で、A型よりもFCS距離は短いが、弾速が加速式となっており、最終的な速度は近距離戦型の中でも最高の部類に入るという特徴を持つ。リロード時間は共に長めのようだ。

 「頭部バルカン砲」に関しては、「ガンダムGP01」と使い勝手は変わらないようだ。

 「ビーム・サーベル」に関しては、同コスト帯の機体と同程度の威力ということで、「ガンダムGP01」と威力構成が変わっていると予想される。

 弱点としては、地上でのブースト量が他の機体と比べて少ないことと、ブーストゲージを切らしたオーバーヒート時のゲージ回復速度となっている。

 コロニーステージでは「ガンダムGP01」と「ガンダムGP01フルバーニアン」のどちらでも出撃できる。ある意味贅沢なチョイスともいえるが、果たして……。


【スクリーンショット】
素体コストの高さに見合った運動性と、火力を備えていそうだが、「GP01」との使い分けはどうなるかが注目される

● MS-21C ドラッツエ

近距離戦型 コスト120
宇宙専用(コロニー内出撃不可)

 ザクの胴体にスラスターをつけた哨戒用モビルスーツ。シンプルな機体だが、空中ダッシュ性能は高いという。素体コストは120。

 ダッシュ速度がコストにしては速め。反面、地上でのブースト量が他の機体と比べてやや少なく、AP値はコストのわりに低めになっており、旋回性能も悪く小回りが利かないタイプ。空中での前後の移動と高低差を活かした、出るときは出て、引くときは引くといった運用が想定される。

 メイン、サブ武装ともに「40mmバルカン砲」が装備されており、メイン武装は「A」「と「C」の2タイプ、サブ武装は「B」で固定となっている。

 メイン武装の「A」は、1トリガ6発発射のバルカン砲。FCS距離は短いが弾速は速く、連射感覚、攻撃感覚も短めで命中率に優れる分、威力は「C」に劣る。フルオート射撃が可能。「C」は弾速が遅めで連射感覚も長く、FCS距離も「A」より長い。ばら撒くことで弾幕として使ったり、意図的にヒット弾数を調整しながらよろけを取るような運用が向いているのかもしれない。

 サブ射撃の「B」は、1トリガ4発発射。威力と蓄積バランサーダメージが高く、咄嗟のカットや撤退時に敵機を転倒させるといった運用に向く。

 格闘武装は「ビーム・サーベル」。コスト相応の威力という。

 機体性能を見ていると、120コスト、低AP、空中での移動に長けるという部分では「オッゴ」とかぶる部分は多そうだが、武装バリエーションがバルカン系のみの「ドラッツェ」と、マシンガン系の武装はメイン射撃のみ、あとは誘導に優れる武装を持っている「オッゴ」と、使い勝手はちょっと違いそうだ。


【スクリーンショット】
「コストが安い」、「空中機動に優れる」という点では「オッゴ」を使いこなしているパイロットの新たな選択肢になりそうだ

(C)創通・サンライズ

(2011年 9月 7日)

[Reported by 三番町第20小隊]