バンダイナムコ、5月26日に「スプラッターハウス」を
バーチャルコンソール アーケードで配信


5月26日 配信

価格:800Wiiポイント(800円相当)


白い仮面「ヘルマスク」をつけた主人公・リック

 株式会社バンダイナムコゲームスは、Wii用「バーチャルコンソール アーケード」にて、「スプラッターハウス」を5月26日より配信する。価格は800Wiiポイント。

 1988年にアーケード版が稼動を開始した本作は、主人公・リックが、連れ去られた恋人・ジェニファーを助け出すために洋館に巣食う化物たちと戦う横スクロールホラーアクションゲーム。このジャンルのさきがけ的存在として、知名度も高い作品だろう。


【ストーリー】

 ウエスト館、別名「スプラッターハウス」は、超心理学の権威ウエスト博士の研究室であった。博士はそこで恐しい研究に没頭し、次々と奇怪な生物を誕生させ、ついには自らの命までも落としてしまったのである。大学で超心理学を学ぶリックと恋人のジェニファーはウエスト館に興味を持ち、ある日館のそばまでやって来た。

 が、折りしも突然の雷雨に見舞われ、2人は誘われるようにして館に足を踏み入れてしまう。主なきウエスト館は、すでに化物の巣窟と化していた。

 不運な2人にたちまち怪物どもの魔の手は伸び、ジェニファーはどこかに連れ去られ、リックはなす術もなく打ちのめされてしまった。意識を取り戻したリックの顔には、古びた仮面がはりついていた。「ヘルマスク」、古代の精霊を宿しあらゆる力を増幅させる伝説の仮面が、今リックに力と勇気を与えた――。


 パンチとキック、ジャンプの基本動作に加えて、ジャンプ後に出せる強力なスライディングキックと、ステージに配置されている角材やナタなど、さまざまなアイテムを使った武器攻撃が特徴。当時は珍しい過激なビジュアルによるスプラッター表現と、独特の雰囲気をかもし出すサウンドも特徴のひとつとなった。全7ステージで構成されている。

 本作の移植版は、その知名度の割に多くなく、家庭用ゲーム機では、PCエンジンにてリリースされてはいるが(PCエンジン版もバーチャルコンソールでリリースされている)多少変更された仕様もあった。その意味で、オリジナルのリリースは貴重だろう。


(C) 1988 2009 NBGI

(2009年 5月 22日)

[Reported by 佐伯憲司]