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MSIはホワイトで攻める“映え”のゲーミングPCがアツい!【#TGS2023】

メルセデスAMGコラボのハイエンド機や究極の魅せるPC「幻界」を実機展示

【東京ゲームショウ2023:MSIブース】

開催期間:9月21日・22日 10時~17時(ビジネスデイ)

9月23日・24日 10時~17時(一般公開日)
会場:幕張メッセ 国際展示場7ホール

 MSIは、9月21日から開催されている東京ゲームショウ2023において、ブース出展を行なっている。場所は幕張メッセ内ホール7。

 MSIといえば、マザーボードやノートPC、モニターなどさまざまなデバイスを開発・販売している有名メーカーだが、ゲーミング向け製品に力を入れていることにも定評がある。MSIブースでは、未発表のマザーボードやケースなどを含む、さまざまな製品が展示されていた。ブース中央にはイベントステージが設けられており、23日・24日の一般公開日にはさまざなイベントが行なわれる。

中央にはイベントステージが用意されていた

270度パノラマディスプレイの白いゲーミングPC「STORM Powered By MSI 幻界」

 今回のMSIブースに展示されていたさまざまな製品の中でも、最も注目したい製品が「STORM Powered By MSI 幻界」という名前がついたゲーミングデスクトップPCだ。

 このゲーミングデスクトップPCは、ケースの中がよく見え、しかも配線などが目立たず非常にスッキリして美しい。MSIが新たに開発した白い背面配線マザーボード「B760M PROJECT ZERO」と内蔵パーツを美しく見せるピラーレス270度パノラマディスプレイ構造を採用したタワーケース「MAG PANO M100R PZ WHITE」を採用している。

 通常のマザーボードでは、マザーボードへの電源を供給するコネクタやUSBなどのインターフェースを接続するコネクタがCPUなどが実装されている表側に設けられているため、どうしても配線が外から見えてしまう。しかし、B760M PROJECT ZEROでは基板の裏側(背面)にそれらのコネクタが設けられているため、表側から配線が見えないことが特徴だ。

 最近、ゲーミングPCやクリエイターPCでは、ホワイトモデルが人気を集めているが、「STORM Powered By MSI 幻界」も、ケースと内部パーツがホワイトで統一されている。ビデオカードとしては、ゲーミング向けのホワイトモデル「GeForce 4070 Ti GAMING X SLIM WHITE 12G」を採用。SLIMシリーズは従来の同GPUを搭載した製品よりも、一回り小さくスリムになったモデルであり、ブラックモデルも用意されている。ブースには姉妹製品の「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」が並べて展示されていたほか、ホワイトのゲーミングキーボード&マウス「VIGOR GK30 COMBO WHITE」とゲームパッド「FORCE GC30 V2 WHITE」も展示されていた。

 「STORM Powered By MSI 幻界」は、使われているマザーボードもケースも魅力的だが、現時点ではSTORMブランドのゲーミングPCとしてのみ販売されるとのことで、単体売りの予定はないそうだ。

「STORM Powered By MSI 幻界」。正面と左側面がすべて強化ガラスになっており、中がよく見える
マザーボードへの配線が一切見当たらないので、内部がスッキリしている
ケース左側面の下にUSB Type-CやUSB Type-Aなどが用意されており、こちらを正面として設置するように設計されているのであろう
スリムで軽くなったビデカード「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」
「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」の裏面
「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」のカードブラケット側。HDMI×1、DisplayPort×3という仕様だ
「GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM WHITE 12G」の上面。左のMSIロゴはフルカラーで光る
モニターやキーボードなどもホワイトで統一されていた
MSIのゲーミングキーボード&マウス「VIGOR GK30 COMBO WHITE」

インテルの次世代CPU向け新型マザーボードもお披露目

 マザーボード関連では、未発表の新ゲーミングマザーボード「MAG Z790 TOMAHAWK MAX WIFI」を採用したPCが展示されていた。このマザーボードはインテルの次世代CPUをターゲットにしたもので、ケースも新製品の「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」が使われていた。MPG GUNGNIR 300R AIRFLOWは、大型ビデオカードを支えるカードホルダー機構が用意されており、その部分も光ることが特徴だ。

 また、独自のSSD冷却テクノロジー「SPATIUM」も展示されていた。最近の高速SSDは発熱によって性能が下がるサーマルスロットリングが問題となっているが、SPATIUMはヒートパイプと大型ヒートシンクを採用することで高い冷却性能を実現する。SPATIUMは、今後MSIから登場予定のPCIe 5.0対応SSDに採用される予定とのことだ。

未発表のマザーボード「MAG Z790 TOMAHAWK MAX WIFI」を新製品のケース「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」に組み込んだもの
PCIe Gen 5.0対応SSDをターゲットにした冷却システム「SPATIUM」

メルセデスAMGコラボ機など新製品充実のゲーミングノートPC&モニター

 また、ゲーミングノートPC関連では、Core i9-13900HとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載したハイエンドゲーミングノートPC「Stealth 16」のメルセデスAMGコラボモデル「Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport」が展示されていた。随所にMSIとメルセデスAMGロゴが入っているほか、電源キーに「START ENGINE」と刻印されているなど、メルセデスAMGファンには嬉しい仕上がりだ。その他、COMPUTEXで発表されたゲーミングノートPCの新製品「Alpha 17 C7V」も展示されていた。Alpha 17 C7Vは、16コア32スレッドのRyzen 9 7945HXを搭載することが特徴だ。

 その他、4K対応の27型ゲーミングモニターの新製品「MAG 274UPF」も展示されていた。MAG 273UPFは、リフレッシュレート144Hz対応で、応答速度も1msと高速だ。DisplayHDR400にも対応するほか、USB PD 65Wの給電が可能である。

【ゲーミングノートPC】
「Stealth 16」のメルセデスAMGコラボモデル「Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport」
液晶の下中央にMSIとメルセデスAMGロゴが並んでいる
天板にも、MSIとメルセデスAMGロゴが印刷されている
右上の電源キーが「START ENGINE」になっているのがオシャレだ
17インチの大型液晶搭載のハイエンドゲーミングノートPC「Raider GE78 HX 13V」
COMPUTEXで発表されたゲーミングノートPCの新製品「Alpha 17 C7V」。Ryzen 9 7945HXを搭載することが特徴だ
重さ990gのモバイルノートPC「Prestige 13 Evo A12M」
4Kディスプレイ搭載のクリエイター向けノートPC「Stealth 16 Studio A13V」。ゲーミング用途にも適している
【ゲーミングモニター】
4K対応27型ゲーミングモニターの新製品「MAG 274UPF」。リフレッシュレート144Hz対応。RAPID IPSパネル採用で応答速度1msの高速応答を実現。DisplayHDR400にも対応するほか、USB PD 65Wの給電が可能
31.5型湾曲ゲーミングモニター「MAG 325CQRF-QD」。解像度は2,560×1,440ドット。量子ドット搭載で美しい発色を実現。リフレッシュレート170Hz対応で、応答速度も1msと高速。KVMスイッチ機能も搭載する