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LJL、DFMのハラスメント事案について正式裁定。チームに200万円の罰金

Ceros氏、Kazu氏はLoLesportsに関わる全活動を6カ月間禁止。tol2選手はDFMと契約終了

8月16日 発表

 MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」の日本国内プロeスポーツリーグLeague of Legends Japan League(LJL)は8月16日、プロゲーミングチームDetonatioN FocusMe(DFM)にて発生したハラスメント事案について、調査報告と裁定を発表した。

 LJLは調査結果について、一部コーチから選手に対するハラスメントと受け取れる言動があったと認定。一方で差別や暴行など、その他の違反行為については認められなかったとしている。また組織としてのハラスメントへの関与については、「組織として一定の対策を行っていたことを認めるが、本件を防ぐに足るものではなかった」とした。

 以上を踏まえた上で、ハラスメントに関わったとされるCeros氏とKazu氏については、裁定の発表から6カ月間、LoLesportsに関わる全活動の禁止と裁定された。またDFMには事前にハラスメントを防ぐことができなかった運営責任として、200万円の罰金を課した。

 さらに、DFMにはチーム内におけるハラスメント対策強化と改善内容の対外的な公表を義務付けたほか、CEOの梅崎伸幸氏についても、第三者により運営されるハラスメント研修の履修と4カ月以内の履修証憑提出を義務付けた。

□DFMにおけるハラスメント調査報告および裁定のお知らせ

 なおハラスメントを受けたとされるtol2選手に関して、DFMは8月15日付で選手契約を合意解約したことを発表。「LoL」部門のロースターから外れることとなった。

 ただし、ロースターの変更はLJLが定めるロースターロック期限(6月24日)後となっており、LJLはチームに対してペナルティを課している。ペナルティは、150万円の罰金と新規ロースター登録選手の出場制限の2つ。新たにロースター登録された選手は、LJL 2023 Summer Splitにおいて、スターターとして出場することはできない。

□DetonatioN FocusMe League of Legends部門について
□LJLにおけるDFMのロースター変更について