ニュース

NVIDIA、ゲーム開発者向けのAI生成サービス「ACE for Games」を発表

AIによるラーメン屋店主NPCの会話デモが公開

5月29日 発表

 NVIDIAは5月29日、カスタムAIモデルファウンドリサービス「NVIDIA Avatar Cloud Engine (ACE)for Games(以下、ACE for Games)」を発表した。

 本サービスは、ゲームにおける音声・対話・キャラクターアニメーションに最適化されたAI基盤モデルを提供するというもの。ミドルウェア、ツール、ゲームの開発者はこれらを使用し、ソフトウェアやゲームに展開することができる。

 実際にNVIDIAのAI技術を使用したデモが公開。映像ではラーメン屋の店主であるジンというNPCが会話するシーンを確認できるが、このNPCは自然言語のクエリに対し、すべて生成AIの助けを借りて、現実的そして物語のバックストーリーに合わせて応答しているという。

【NVIDIA ACE for Games Sparks Life Into Virtual Characters With Generative AI】

 GSC Game Worldによる「S.T.A.L.K.E.R 2 Heart of Chernobyl」や、インディーゲーム開発者・Fallen Leaf氏による「Fort Solis」といったゲームでは、キャラクターのアニメーションや会話エンジンに「Audio2Face」というNVIDIAの生成AI技術が使用されており、既に一部のゲーム開発者やスタートアップ企業では運用が始まっている。

 「ACE for Games」のNVIDIA Omniverse上での構築や、その他のテクノロジーの進歩についての詳細は「COMPUTEX」フォーラムにて確認することができる。

□「COMPUTEX」フォーラムのページ