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大友克洋、幻の作品「童夢」パイロット版が新潟国際アニメーション映画祭にて上映決定!

「AKIRA」や「幻魔大戦」、「メトロポリス」など大友作品が一挙上映

【大友克洋作品 一挙上映】

第1回新潟国際アニメーション映画祭にて3月17日より上映予定

 3月17日より開催予定の「第1回 新潟国際アニメーション映画祭」レトロスペクティブ部門にて、漫画家・大友克洋氏の作品が一挙上映される。さらに実写映画「童夢」のパイロットフィルムの上映が決定した。

 「第1回 新潟国際アニメーション映画祭」では、レトロスペクティブ部門として「幻魔大戦」や「迷宮物語」、「ロボットカーニバル(OP/ED)」、「AKIRA(デジタルリマスター版)」、「老人Z」、「MEMORIES」、「GUNDAM: Mission to the Rise」、「メトロポリス」、「スチームボーイ」、「ヒピラくん(第13話)」、「SHORT PEACE」など、アニメーション映画のほか、今回上映が発表された実写映画「童夢」のパイロットフィルムなど、大友克洋氏の作品が一挙上映される。

 「童夢」は、1980年に第4回日本SF大賞を受賞した大友克洋氏の代表作で、自身が監督した短編となる。かつて極秘に進められたプロジェクトの長編映画はその後、現在にいたるまで実現しておらず、この7分間のパイロットフィルムだけが残されている。これまでにスニークプレビュー以外では上映されたことのない“幻の映画”と言える「童夢」が本映画祭にて登場する。

 映画祭では、北久保弘之氏(「老人Z」監督)、村井さだゆき氏(「スチームボーイ」、「蟲師」脚本)、氷川竜介氏(アニメ・特撮研究家)らの登壇が予定されている。

 なお、レトロスペクティブ部門の大友克洋作品は、シネ・ウインドで上映される。前売り券は、映画祭公式サイトにて購入できる。

第1回新潟国際アニメーション映画祭

会期:3月17日~22日開催予定

 本映画祭は、長編アニメーション映画のアジア最大の祭典として3月17日より開催される。世界15カ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペ部門のほか、招待作品を上映するイベントや、近年の観るべき作品を集めた世界の潮流、作家・ムーブメントの再評価をするレトロスペクティブ、オールナイト上映など、会期中は約50本の作品の上映が行なわれる。

国内外の人気監督が!人気声優が!新潟にやって来る!

 押井守監督が第1回目の審査委員長を務めることでも世界からの注目が集まっている本映画祭。いま発表されているだけでも、押井守監督、りんたろう監督、永野護監督、片渕須直監督、磯光雄監督、声優の川村万梨阿さんなどの来場が決定している。この後も国内外から上映作品の監督や制作陣、ゲストの来場が予定されている。

【なぜ今の日本に国際アニメーション映画祭が、必要なのか】

 現在、アニメーションは日本を代表する文化となり、「アニメ」と呼ばれる日本の作品は、いまや世界中のどこででも見ることができます。しかし、未来永劫アニメーション文化を維持するためには、文化価値の共有や作品への評価、人材やスタジオが持続する基盤を作る必要があります。現在、アニメーション文化は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」と様々に分断され、十分な力を発揮しているとは言えません。その現状を打破し、中心的な役割を担おうとするのが「新潟国際アニメーション映画祭」です。

「第1回新潟国際アニメーション映画祭」開催概要

英語表記:Niigata International Animation Film Festival
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
企画制作:ユーロスペース+ジェンコ
特別協力:新潟市、新潟日報社、新潟県商工会議所連合会、燕商工会議所
後援:外国映画輸入配給協会
協力:新潟大学、開志専門職大学、JAM 日本アニメ・マンガ専門学校
協賛:NSG グループ
会期:3月17日~22日 毎年開催
上映会場:新潟市民プラザ、T・ジョイ新潟万代、シネ・ウインド、クロスパル新潟
イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいと
FORUM会場:開志専門職大学

□新潟国際アニメーション映画祭公式サイト
https://niaff.net