ニュース

「NFTゲーム」や「Play to Earn」などが学べる「GameFi教育プロジェクト」発足

学生特化型ゲーミングギルドをスカラーシップ制度で実践

【「GameFi教育プロジェクト」発足】

1月27日 発表

 ヒューマンアカデミーが運営する全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー」は、今後「世界をリードする人材」に成長する一助となる機会を作ることを目的とし「GameFi(※1)教育プロジェクト」を立ち上げた。

 「GameFi教育プロジェクト」は、日本ではまだ黎明期である「NFTゲーム」、「Play to Earn(※2)」など、最先端のGameFi領域に学生が触れ、Web3.0の次世代ビジネススキームを実践的に学ぶことを目的としたもの。

 今回のプロジェクトは、設立趣旨に賛同したDigital Entertainment Asset Pte.Ltd. (本社:シンガポール、Founder & CEO:吉田直人氏、Founder & Co-CEO:山田耕三氏、以下「DEA社」)と、A.W株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:川俣清隆氏、以下「A.W社」との3社合同プロジェクトとなっている。

(※1) 「GameFi」とは、Game(ゲーム)とFinance(金融)をつなげた言葉で、「プレイすることで、ゲーム外においても価値がある仮想通貨やNFTを獲得し、経済的価値、つまり現実世界のお金を稼ぐことができるゲーム」のことを指す。

(※2)「Play to Earn」とは遊んで(Play)稼ぐ(Earn)という考え方。

「GameFi教育プロジェクト」について

 A.W社が運営する学生特化型ゲーミングギルド「Academy Guild Games(以下、AGG)を、DEA社が教育プロジェクト連携ゲーミングギルドと認定。AGGは、スカラーシップ制度(※3)により総合学園ヒューマンアカデミーの学生をスカラーシップ生として採用して、NFTを学生に貸し出す。学生は、DEA社が運営するNFTゲーム「JobTribes」をプレイし、そのゲームプレイ実績に応じて報酬を得ることができる。

 総合学園ヒューマンアカデミーの学生は、スカラーシップ制度を活用することで、この教育プロジェクトを通じて、ゲームをプレイをして稼ぐ「Play to Earn」を実体験できるほか、「なぜゲームをしてお金を稼ぐことができるのか」、「クリプト業界は、今後どうなるのか」、「未来のために、どのような学びをしていけばよいか」など、GameFiの可能性だけでなく、関連した危険性や問題点を含め正しい知識を身に付けながら学ぶ機会を与えられる。また、「Play to Earn」が日本の学生への経済支援対策になるかも検証される。

(※3)スカラーシップ制度は、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)業界で活用されている、 NFTを保有している人(オーナー)が、NFTを借りたい人(スカラー)に対しNFTを貸し出し、スカラーがNFTを使ったゲームプレイによって獲得した報酬を分け合う制度。

本来、NFTゲームを開始する初期費用は5~10万円必要となる場合が多く、若者には障壁となる。そこで、ゲームプレイに必要なNFTを貸し借りする「スカラーシップ」制度を活用することで、この初期投資のハードルをなくし、若者にとってNFTゲームが始めやすい環境が提供される

プロジェクト発足の背景、各社のコメント

【プロジェクト発足の背景】

 インターネット技術の革新(ブロックチェーン技術の発明)が進むにつれて、Web3.0と言われる「変革」が進行中である昨今、ゲーム業界において、現在主流である「ソーシャルゲーム」の次のモデルとして、「NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)」が注目されています。このゲームの特徴のひとつとして、一般的に「Play to Earn」と呼ばれる要素があり、これは、ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼ぐことができる、というものですが、現状、日本国内での認知度は低く、仕組みもよく理解されておりません。

 しかし、ゲーム業界においては、ゲーム団体によって最近まで禁止されていた「リアルマネートレード」が、NFTゲームには適用されないことが決定し、大手の国内ゲーム会社が参入を予定しています。新しい領域であるため、理解する、理解されることが難しく、「仮想通貨」の安全性や仕組みに対する不安も存在します。

 そこで、今回、各企業様にご協力を頂き、スカラーシップ制度を活用し、若者にNFTゲームに触れる機会を提供して人材を育成し、さらには、NFTゲームの業界発展に寄与することを目的にプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトを通じて、未来ある若者に、新しいエンターテイメントと技術、新しい分野・将来の経済の学びを提供し、業界の健全な発展にも寄与をしてまいります。

【Digital Entertainment Asset 山田耕三氏のコメント】

 このたび、ヒューマンアカデミー様、Academy Guild Games(AGG)様との先進的な取り組みを発表できることを嬉しく思います。弊社DEA社は「エンターテイメントをWeb3でアップデートし、コンテンツとクリエイターを通じて様々な社会問題を解決する」ことを目標とする会社です。次世代のエンターテイメント業界を担う若い人材に、いち早く実際のWeb3プロダクトに触れていただくことは、この目標達成のためにも非常に意義深いと考えています。また歴史と実績で教育業界を牽引されているヒューマンアカデミー様との取り組みを通じ、今回のスカラーシップ体験にとどまらない様々な社会有用性の高いWeb3事例の創出にチャレンジしていきたいと思います。是非ご期待ください!

【A.W 川俣清隆氏のコメント】

 web3.0、ブロックチェーン技術は一部難解なビジネスモデルにより、投機的に見られる側面もありますが、5年後、10年後の世界を変えるほどの革新的な技術であると捉えております。ゲーミングギルド「AGG」では、先進的なNFTゲームを体験できる機会を次々と提供する予定ですが、スカラーである学生には実際にNFTゲームの仕組みに触れることで、新しいインターネットの扉が開く瞬間を体感して欲しいと考えております。

 また、アパレル業界における綿花栽培や電力市場における化石燃料の採掘など、不透明な流通経路を辿る産業の労働者の低賃金問題は長年の社会課題となっておりましたが、ブロックチェーンのトレーサビリティ技術を応用することによって、歪な構造が是正され、市場の価値が再分配される可能性にも注目しております。

 本プロジェクトに参画するヒューマンアカデミーの学生は突出したパーソナルを持った人材であると想定しております。運営者である私たちも彼らとともに未来の担い手であるという気概を持ち、非中央集権型の新しいビジネスを作っていきたいと考えております。

【ヒューマンアカデミー 今堀健治氏(全日制教育事業部 事業部長)のコメント】

 私たち、全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー」は、「新規成長産業」への教育を実践しており、「次代に必要なスキルを学ぶ場」を提供しております。Web3.0、ブロックチェーン技術などインターネット技術の革新が進んではおりますが、新しい領域であるため、日本国内で学ぶ場が少なく、これらを実践的に体感する学びの必要性を感じていました。

 現在、「仮想通貨」の安全性や仕組みに対する不安も存在し、まだまだ理解が進んでいない状況ではありますが、各企業様にご協力を頂き、新しい領域への学びを提供するプロジェクトを立ち上げることができました。このプロジェクトを通じて、未来ある若者に、新しいエンターテインメントと技術、新しい分野・将来の経済の学びを提供し、業界の健全な発展にも寄与してまいります。