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ついにソーサリー4部作復活か!? ゲームブック「ファイティング・ファンタジー・コレクション40周年記念」発売決定

イアン・リビングストン編、スティーブ・ジャクソン編の2作品

【ファイティング・ファンタジー・コレクション40周年記念~イアン・リビングストン編~】

2023年7月16日発売予定

価格:8,580円(税込)

【ファイティング・ファンタジー・コレクション40周年記念~スティーブ・ジャクソン編~】

2023年12月16日発売予定

価格:8,580円(税込)

 SBクリエイティブは、ゲームブック「ファイティング・ファンタジー・コレクション」シリーズの最新作となる「ファイティング・ファンタジー・コレクション40周年記念」を2023年に刊行する。イアン・リビングストン編、スティーブ・ジャクソン編の2作品で構成され、価格は各8,580円。

 「ファイティング・ファンタジー・コレクション40周年記念」は、「ファイティングファンタジー」の刊行開始から40周年を記念して制作された巨匠2人による新作をそれぞれ収録した40周年記念パッケージ。

 7月16日発売予定のイアン・リビングストン編では新作「巨人の影」、ほか4作、12月16日発売予定のスティーブ・ジャクソン編では新作「サラニモスの秘密」、ほか4作を収録。それらに加えて、シリーズお馴染みとなっている化粧箱に、安田均氏による解説書、キャラクターシート(5枚)が同梱されている。

【イアン・リビングストン編】
【スティーブ・ジャクソン編】

 今回の40周年記念シリーズの最大の特徴は、40周年記念の新作が収録されるだけでなく、現時点では謎に包まれている4冊にある。作品名が伏せられた状態で予約開始に到ったのは、現在、契約の最終交渉の段階で、未確定の段階では発表できないためとしている。

 残る4作については、日本語版向けに未発表の新作が4作ずつ収録されることはまず考えられないため、既刊の「FFコレクション」のように、「FF(ファイティングファンタジー)」シリーズからの収録になることが考えられる。

 「FF」シリーズは、邦訳されているものだけで33作品、未邦訳を含めれば59作品にも及ぶためネタには事欠かない。イアン・リビングストンについては、初期の代表作である「運命の森」や「雪の魔女の洞窟」のほか、金字塔である「死のワナの地下迷宮(FFコレクションでは『死の罠の地下迷宮』に改題)」の直接的な続編となる「迷宮探検競技」など、ゲームブックファン垂涎のタイトルはまだまだ残っている。

 一方、スティーブ・ジャクソンといえば、なんといっても4部作の超大作「ソーサリー」が丸々残っている。単一の作品としては、ゲームブックを代表する存在と言っても過言ではない「ソーサリー」4部作(「魔法使いの丘」、「城塞都市カーレ」、「七匹の大蛇」、「王たちの冠」)が一気に収録されれば大きな話題となるだろう。筆者の予想が派手に外れたとしても、大きな話題となりそうな40周年記念作品。収録作品の正式発表を待ちたいところだ。

【イアン・リビングストン編製品情報】
【スティーブ・ジャクソン編製品情報】
【挿絵サンプル】