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ビビットな色合いの2Dアクション「ピギーワン SUPER SPARK」のクラウドファンディングが実施決定!
「アンリアルライフ」のhako 生活氏が携わる新作インディー
2022年10月20日 19:55
- 【「ピギーワン SUPER SPARK」クラウドファンディング】
- 実施期間:11月2日~12月25日
PC用2Dアクション「ピギーワン SUPER SPARK」の開発資金を募集するクラウドファンディングが実施される。期間は11月2日より12月25日まで。
本作は「ずっと真夜中でいいのに。」のMVアニメーション等を手掛けるアニメーターのはなぶし氏が製作総監督、アドベンチャー「アンリアルライフ」を手掛けたhako 生活氏が開発リーダー&ゲームディレクションを担当する2Dアクションゲーム。はなぶし氏が2019年に発行したイラスト集を原作としてスタートしたコンテンツで、横スクロール2Dドットアクションゲームとして製品化するためのクラウドファンディングが実施される。
作中ではシャミィとユエズを主人公に、2人が「ちいこいイキモノ」と出会う物語が描かれる予定で、ドット絵で描かれるビジュアルやビビットな色使いなども魅力の作品となる。なお、Steamでの販売が予定されているが、様々なプラットフォームへの展開についても開発資金と相談しながらアナウンス予定であるとしている。
目標金額は800万円となっており、プロジェクトには2,800円より参加が可能。続く5,000円のコースは開発中の本作を先行プレイできる機会が用意されるほか、最高額となる150万円のコースは本作のロゴをかたどったビッグなネオンサインがプレゼントされる。
・はなぶし(製作総監督)
・hako 生活(開発リーダー&ゲームディレクション)
・Hiraoka Kotaro(サウンド効果)
・はちのす(レベルデザイン&エネミー)
・おづみかん(エフェクト)
・るっちょ(プログラム)
・saino(背景グラフィック&UI)
・フクダ / room6(背景グラフィック&デザイン進行)
・高市 / room6(制作進行&マネージャー)
・まさしさん / room6(スペシャルサンクス)
2019年頃、ぼくはすっかりグレていました。
自らのいちアニメーターとしての限界がおぼろげに見え始め、このまま仕事を続けた先の道筋もひどくつまらなく感じてしまい、かといって会社をやめる勇気も無く、日がな会社のリフレッシュルームで世を儚んでいました。
ちょうどそんな時期に、現実逃避よろしく夜な夜な会社のコピー機でスキャンして作った同人誌が『ピギーワン』です。
(中略)
あの冬の日、走り出したシャミィとユエズがぼくを引っ張ってきてくれました。これはぽっと出の比喩ではなく、ずっとそんなイメージを持っています。
10年間、専ら紙と鉛筆で仕事をして来ました。実の所デジタルイラストは大の苦手で、学生以来殆ど触ったことが無かったのですが、『ピギーワン』の表紙で描かざるを得なくなってからは徐々に苦手意識も消えていきました。MVも同じです。フルデジタルでアニメを作れなんて以前の僕に言ったら、きっとアレルギーを起こしていたことでしょうし、右も左もわからなかったシナリオ作りも、いつの間にやら馴染みある作業になっていきました。
この3年間の挑戦と成長は『ピギーワン』をきっかけとし『ピギーワン』を通して培ったものです。僕はまるで、シャミィとユエズが作品になろうとしていて、僕にその力をつけさせているかのように感じています。
そこへきてhakoさんとの出会いです。なんとゲームを作れる力が揃ってしまいました。
「それ、いまだ!」「さっさとやれ!」
煽る彼らの声が聞こえてくるようです。
なんだかもう引っ張ってくれるというよりは突っつきまわされているような気分ですが…
でもそうと決まれば、最高の舞台を用意しなくては
二人にはずいぶん世話になりましたから
(後略)
(前略)
僕の代表作は、『アンリアルライフ』というゲームです。2年前にリリースしました。
当時の自分のすべてを表現しきったアンリアルライフ。リリース後の2021年、自分の夢を叶えた僕は、すべてを燃やし尽くし、気付いたら空っぽになっていました。
この先、自分にこれ以上何ができるのか?アンリアルライフを超えられるのか?
そんな大きな壁に立ち尽くしていた時、『ピギーワン』との出会いがありました。
今にも走り出したそうな、シャミィとユエズの二人は、一体どんな世界で、何を見て、どんな冒険をするんだろう。
はなぶしさんと毎日二人で語り合った夢は、いつのまにか現に向かって動き出していました。
とはいえ、ゲームを作るのって実はとても大変なことです。
前作のアンリアルライフは、僕が会社員をやめて、20代の半分を費やしたぐらいです。
それでも今、自分の中に新しい火花がバチバチと芽生えています。
大好きなピギーワンの世界をゲームで実現させたいという思いはもちろんありますが、
はなぶしさんという、ひとりの友達の大きな夢を叶えたいなって思ってます。
どうせ、一度夢を叶えて燃やし尽くした身です。
次は友達のために人生を懸けてみてもいいかな、と思ってます。
アニメーターと、インディーゲームのクリエイターがフルパワーでバチッとぶつかったら、一体どんな世界が生まれるのか?
はなぶしさんと僕がピギーワンの世界を作り上げるその一部始終を、是非あなたと一緒に盛り上げていけたらと思います。
そして、僕たちの背中を一押ししてくださるとうれしいです。
きっとおおきなおおきなスパークになるんじゃないかな。