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独ラインメタル、次世代型MBT「パンター」発表! 元祖V号戦車の75mm砲を開発した同社がパンターを現代に蘇らせる

【MBT「KF51 パンター」】

6月13日 発表

 ドイツのラインメタルは、新たなMBT(Main Battle Tank)「KF51 パンター」を、パリにて6月13日より17日まで開催されているミリタリーイベント「Eurosatory 2022」にて発表した。

 発表されたのは、最新技術などを搭載したドイツの次世代主力戦車「KF51 パンター」。パンターといえば、第二次世界大戦中の独ソ戦に登場したドイツの中戦車「V号戦車 パンター」だ。

 元々「V号戦車 パンター」は、第二次世界大戦時にドイツ軍がソ連軍のT-34に対抗するために開発した戦車。同戦車に採用された貫通力に優れた75mm砲を開発したのが当時のRheinmetall-Borsig AG(現ラインメタル社)だった。そんな同社が現代にパンターという名前の戦車を蘇らせたとして、ネット上では話題となっている。

英国:戦車博物館に展示されている「V号戦車(パンター)」

 同社が次世代と謳う特徴として、NATO標準化協定「NATO Generic Vehicle Architecture」に対応した設計と、自動化による搭乗員の削減、130mm砲と「The Future Gun System」の組み合わせによる従来型よりも50%伸びたキルレンジなどを列挙。

 他にもいくつもの防護策によって乗員の生存性も向上している点や、無人航空機の運用を想定した設計などが挙げられている。その他詳しい性能については、下記のページなどにて確認できる。

「Panther KF51 main battle tank」のページ
「Panther KF51 main battle tank」詳細PDFファイル

【Rheinmetall releases Panther KF51 Main Battle Tank】