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「シン・クロニクル」ドラマシーンのボイスの追加など、開発状況を公開

登場キャラクターのイラストや設定画も公開

12月26日 配信

 セガは、現在開発中のAndroid/iOS用新作RPG「シン・クロニクル」について、最新の開発状況などを発表した。

【「シン・クロニクル」開発レターLIVE #2】

ドラマシーンのボイスの追加など、開発状況を公開

 現在の開発状況がいくつか明らかになった。

ドラマシーンのボイス追加

 ストーリー内の重要なシーンにおいてボイスの追加が行なわれているという。ムービーシーンへのボイス追加のほか、ドラマシーンへのボイス追加も併せて進められているという。これらボイス導入箇所の追加にあたり、すべてボイスを録り直しが行なわれている。。すでに、ヒロインのセラとクロエを演じる悠木 碧さんの音声収録が終了したという。一人二役という事で、かなりのセリフ量となったというが、ゲーム内では二人が掛け合いを行なうシーンもあり、かなり聞き応えのある内容となっているとか。

ゲーム内使用フォントの再選定

 クロニクル演出シーンなど、ストーリー内演出シーンのフォントも入れかえが完了した。

 このほか、クロニクル画面におけるアニメーションの演出時間も早回しで再生できるよう改修が行なわれている。重要なシーンなだけにじっくりと再生されるよう遅めに調整されていたが、かなりの頻度でキーワードが手に入り何度も再生されることから早回しで再生できるように修正された。

武器の連続強化機能の実装

 「シンクロ」ではハクスラ要素があるだけに頻繁に武器が手に入るが、同時に武器の強化も頻度が高くなる。このため、強化作業を快適に行なえるよう調整しているという。実際には「連続強化」のボタンを新設し、これを押下すると、持っている材料をどんどん使って、連続で強化を実行してくれる。

バトル後のリザルト画面にスキップを実装

 バトル後のリザルト画面で「経験値獲得」、「レベルUP 演出」等のスキップを行なえるようなった。AUTO RUN(オートプレイ実行)中は、リザルトが操作不要で自動で終了するようになる。これらの機能によりテンポよく遊べるようになった。

バトルのオプション設定追加

 バトルのオプション設定の追加し、バトル自体もプレーヤーの好みに合わせた設定で、より快適なプレイができるようになる。たとえば、CBTのときには、「行動順の早い敵を狙う」という機能がなかったのだが、AIの追加を行なうことで実現できるようになった。

 また、オーバードライブ発動時の演出については、オーバードライブ演出が毎回スキップできないのはテンポが悪いということから改修される。現在、オーバードライブ使用後すぐに画面にスキップボタンが出るようになっており、CBT時は4~5秒程度あった演出が1秒足らずで終わるようにはなっている。

 ただ、設定で演出全てが発生しないよう設定できるかどうかについては現在検討中だという。これは同時に、オーバードライブ演出時の3Dキャラクターのクオリティ向上が行なわれており、全てをオフにすることは、逆にゲームの爽快感を削いでしまうだろうという現時点での判断のためだという。

バトルAUTOプレイ時の行動パターンを改修

 バトルAUTOプレイ時のAIによる行動パターンを「スキル1」と「必殺技」のみ使用へと変更され、これによりボス戦などでの「シールドブレイク」がより狙いやすくなる。シールドブレイクを行なえるかどうかなど細かい判断が重要な局面が発生するゲームシステムだが、オートプレイでもシールドブレイクなど実現しやすくなるよう調整されているようだ。スキル1の技が、シールドを削るには1番効率的なことが多いのだが、それを優先して選んでくれる。

 このほかバトルシーンでは、「TURN END」ボタンを間違えて押してしまうという意見が多かったことから、修正が行なわれている。

ゲームの最新情報を公開

 番組ではゲームのキャラクター情報などが公開された。

境界騎士団の活動を支えるキャラクター

 鍛冶屋で武器を強化したり、ショップでアイテムを売ってくれる、4人のキャラクターが改めて発表された。

【トバルカ】

 南砦の通りの一角に工房をかまえる鍛冶師。騎士団公認の特級鍛冶師だが、本人が気に入った騎士しか相手にしない。奈落の鉱物を錬成して作る謎の物体をパイプで吸っており、少々言動がおかしい。見た目は十代の少女にも見えるが、年齢は不詳。

 CVは今井麻美さん。

【ヘルドラ】

 南方砦の精霊の社に出没する謎多き女性。ひとりで多くの精霊を従え、騎士たちに助言を与える不思議な存在。ウワサでは、数十年前から変わらない姿をしているという。主人公たちに、精霊を扱う術を授ける。

 CVは雨宮 天さん。

【アフェランドラ】

 西方からやってきた商人。騎士団員ではないが、騎士砦に居をかまえて、様々な商品を騎士たちに販売している。もともと西方の魔術結社に所属しており、魔術師としても一流だという。

 CVは内田 彩さん。

【フロリッサ】

 砦内の酒場や舞台で活躍する踊り子で、南方騎士団でもアイドル的な存在。塞ぎがちな騎士たちの癒しとなっている。一方、騎士としての腕も一流で、舞うような剣さばきで、黒の軍勢をほふり続けている。

 CVは佐倉綾音さん。

奈落を歩む境界騎士たち

 主人公達と共に奈落を歩む境界騎士たちのイラストやアートワークが発表された。今回発表されたのはキーキャラクター以外のキャラクター。

 ちなみに「シンクロ」においてグラフィックス制作に当たっているのはNPA氏だが、全てを行なっているわけではない。開発にあたっては、NPA氏を中心に「シンクロ」の世界観にあわせ主軸となる画風を定め、絵作りを合わせていくのだという。

【境界騎士紹介「ククルーシ」】

 ヒツジを愛する風読み士。羊飼い兼、山の案内人をしていた少女。流行病で羊を失い、一家が食べていけなくなったため、騎士となった。風を読むことに長けており、その能力は地上だけでなく、奈落でも発揮される。

 キャラクターデザインはイラストレーターのmono氏で、CVは小岩井ことりさん。

【境界騎士紹介「エスメラルダ」&「アルデガルド」】

 騎士団で生まれ、騎士団で育った純粋培養の双子騎士。姉弟ともに幼い頃から騎士として戦っている。疑問なく人類のために戦い、人類のために命を捨てる覚悟をもつ。

 キャラクターデザインはイラストレーターのmono氏で、CVは潘めぐみさん。

【境界騎士紹介「グノウ」】

 子どもたちの未来のために戦う狂戦士。南部大森林をナワバリにする野盗の出身で、食いぶちを求めて騎士団に加わった。独自の価値観をもっており、世界の平和と子供たちの未来のために、悪くて強いヤツを、ぶっ殺しまくっている。

 キャラクターデザインはクレタ氏で、CVは木村良平さん。

【境界騎士紹介「ガラハッド」】

 CBTでは実装されなかったクレタ氏描き下ろしの新キャラクターのイラストが公開された。CBTでは制作上間に合わず実装が見送られたが、このほど完成したという。

 キャラクターデザインはクレタ氏で、CVは杉田智和さん。

 小気味よい子悪党キャラで、王殺しの元英雄。もともとはとある国の貴族であり、忠義に厚い王国の親衛隊長だったが、暴政を働いていた愚王をその手にかけ、罪に問われて騎士団へと送られてきた。

 ガラハッドはHPと防御力に優れていて、バトルではタンクの役割を担う。敵の攻撃を自身に集めることで、パーティ全体の盾としてふるまうことになる。ガラハッドのスキル2は「正義の盾」という技で、自身に防御バリアを張るような技を持っている。

境界騎士たちに力を貸す“精霊”たち

 謎に満ちた、“精霊”をめぐる世界観が紹介された。

 精霊とは、奈落の脅威と戦う人類に力を貸す、超常的存在。契約を結ぶことにより境界騎士たちに、奈落の瘴気を防ぐ「加護の力」を与える。なぜ人に力を貸すのか? どういう由来の存在なのかも不明。だが奈落やその周辺に多く現われることから、奈落からやってきた存在なのでは……と言われている。

 精霊の格。それぞれが、この世界の何かの概念を象徴しており、上位の存在ほど、その知能は高い。ミュトスは言葉を話し食事も取るが、これほど格が高い精霊は非常に稀な存在。

 精霊は隊員の体に宿ることで、HPが上がったり攻撃力を増したり、特殊なアビリティを付与するなどの効果を与える。また精霊が一定まで成長すると、パーティ全体への「加護」を発揮する。

公式Twitterフォロワー3万人突破記念プレゼント」のプレゼント内容が決定

 シンクロニクル公式Twitterアカウントのフォロワーが3万人を突破した時に配布されるプレゼント内容が明らかとなった。配布されるのは、「シン・クロニクル」オリジナルSNS用アイコンとヘッダーカバー画像。公開されたのは“ギュンター”と“アンネ”バージョンだが、主人公やヒロインなど隊員ごとに、劇中の印象的なセリフを引用する形で画像が制作されるという。