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「鉄拳」原田勝弘氏、SIEによる「EVO」共同買収に対し「全てにオープンな大会であるように要求する」

3月19日 公開

 対戦格闘ゲーム「鉄拳」シリーズのプロデューサーとして知られる原田勝弘氏は3月19日、自身のTwitterにて、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がRTSとの合弁会社を通じて、世界最大規模の格闘ゲーム大会「The Evolution Championship Series(EVO)」に関する資産を共同買収したことへの見解を示した。

 本日3月19日、SIEは同社とEndeavorのeスポーツ事業より新たに誕生したRTSとの合弁会社を通じて、世界最大規模の格闘ゲーム大会「The Evolution Championship Series(EVO)」に関する資産を共同で買収したことを発表した。SIEがEVOを共同買収したことで、一部のファンの間ではこれまで実施されていた「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の大会など、プレイステーション以外の他社プラットフォームで行なわれていた対戦種目が除外されるのではないかと不安視する声が相次いだ。

 こうした声に対して、「EVO」の対戦種目にも採用されている、バンダイナムコエンターテインメントの「鉄拳」シリーズのプロデューサーにして同社のe-Sports戦略リーダーを務める原田勝弘氏は「当然我々メーカー/開発側は経緯含めすべて把握してきており、基本的にこれまでと変わらず全てにオープンな大会であるように要求しています」とコメント。さらに「日本格ゲー連合会の意向なくしてこれらの大会も成立しないので、これまで通りあまり心配は無いと思います」と見解を示した。

 また原田氏は「一時危ぶまれたEVOが存続できる、という形です」とし、SIEが「EVO 2021 ONLINE」の開催を決定したことへの理解を促した。

写真は2016年のE3会場でのインタビュー時のもの