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野良連合、「レインボーシックス シージ」のAPACリーグから離脱

規約違反を受け「RAINBOW SIX ESPORTSサーキット」のライセンスが無効に

3月11日 発表

 ユービーアイソフトは3月11日、eスポーツチーム野良連合のマネジメントがユービーアイソフトと同意した規約に違反したことを受け、「RAINBOW SIX ESPORTSサーキット」参加のためのライセンスを無効にすると発表した。

 野良連合は、シューティング「レインボーシックス シージ」や「VALORANT」など様々なゲームのチームを保有していたプロeスポーツチーム。年間を通して開催される大会の中で非常に規模が大きな「Six Invitational2019」では、世界のトップチームの中でベスト4という輝かしい成績を残したチーム。

 本日、「レインボーシックス シージ」に関する情報を発信するTwitterアカウント「レインボーシックス公式」は、野良連合の「RAINBOW SIX ESPORTSサーキット」参加のためのライセンスを無効にするというアナウンスを行なった。規約違反行為の内容については明らかにしていないが、「レインボーシックス シージ」のeスポーツシーンを彩ってきた名門チームが完全に姿を消すこととなった。

 野良連合の「レインボーシックス シージ」部門は、競技以外の部分で騒動が続いている。発端は選手への給料未払い問題で、野良連合に所属していた選手やコーチたちのツイートにより明らかとなり、大きな問題となった。公式ページに記載されていたスポンサーの表記はすべてなくなり、8月30日、本チームのオーナーを務めるKizoku氏が代表を辞任する旨をTwitter上で発表していた。その後、野良連合の「レインボーシックス シージ」部門に所属する選手たちはLag Gamingへの移籍を発表。現在は5名とも移籍を完了し、新たなチームで活動をスタートしている。

 「レインボーシックス シージ」の世界大会において日本のチームが参加することになるLATAM地域は、「Rainbow 6 Circuitに参加するチームは、ルールを遵守し、Rainbow 6 Circuitに参加する資格を有し、資格のあるプレーヤーの名簿を持っている限り、UBISOFTからシーズン中のライセンスを付与する」というルールを設けている。様々な要件が定められており、今回の発表はいずれの項目に違反したのかまでは明らかとなっていないが、野良連合がAPACリーグに参加するためのライセンスはユービーアイソフトに戻されることとなった。

 日本やアジアなどのチームなどが参加するAPACリーグには1チーム分の空きができた形となっており、今後どのチームにライセンスを付与するかを審議しているとのこと。今回の発表により日本の「レインボーシックス シージ」における競技シーンに大きな影響を与えたチームが終演を迎えた。今後、選手たちやコミュニティの活躍に期待したい。