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湘南ベルマーレがeスポーツ事業へ参入。「FIFA 19」専属選手の募集を決定
2018年12月4日 17:27
湘南ベルマーレは11月30日に開催された第5回「eSports Conference」にて、「FIFA 19」におけるeスポーツ事業への参入を発表した。これに伴い12月20日までトライアウトへのエントリーを受け付け1月中旬より予選大会を実施する。
「eSports Conference」は月1回開催されるオールナイトイベントとして、アーティストライブやトークショーなどeスポーツに関連する様々な情報を伝えるイベント。第5回では湘南ベルマーレのほか、スポーツITソリューションやプロゲーミングチームの野良連合が出演した。
【トライアウト詳細】
・日程
エントリー:12月20日まで
オンライン予選大会:1月中旬(1月11日、12日を想定)
オフライン決勝大会:1月25日
・参加方法
12月20日までにエントリーフォーム(後日公開)からお申し込み
・大会形式
オンライン予選大会にて4選手がオフライン決勝大会に進出。オフライン決勝大会にて4選手が総当たり戦で勝敗を競う。
・選抜方法
オンライン予選大会・オフライン決勝大会での勝敗結果のみならず、スポーツITソリューション協力のもと様々なデータを計測し、面接のうえ総合的に評価し選出する。選抜数は1、2名を予定。
・応募資格
湘南ベルマーレのミッションステートメントに共感し、湘南ベルマーレを背負い世界へ挑戦したい方。
スポーツマンシップに則った態度、言動をすること。
2019年1月25日時点で満18歳以上であること。満18、19歳の選手は、エントリー時に法定代理人および親権者等による参加同意書への署名と提出が必要となる。
日本語で事務局や他の選手とコミュニケーションがとれること。
試合参加に必要なSENアカウントをエントリー時点で保有し、PS Plusに加入していること。
エントリー時から開催期間を通じて同一のプレーヤーネームを使用すること。
トライアウト事務局と連絡を取ることができる有効なメールアドレス、電話番号を登録すること。
暴力団等の反社会的勢力といっさいの関わりがないこと。
本トライアウトに参加する時点での最新の本規約を確認のうえ、同意すること。
イベントコメント
湘南ベルマーレ 猪狩佑貴氏
最初はオンラインで募集をかけますので、湘南だけでなく様々な地域で住んでいる方々に参加していただきたいという気持ちがあります。ただ、技術はもちろんなのですが、まずは湘南ベルマーレというチームに気持ちをもって戦ってくれる選手を求めております。
湘南ベルマーレはビッグクラブに比べて規模の小さいチームですが、50年間培ってきた長い歴史があり、今年初めて大きいカップ戦である“ルヴァンカップ”でタイトルを獲得するなど、現在様々な環境が変わり始めている時期を迎えております。なので、現在の湘南ベルマーレを理解していただき、かつチーム自体を愛し、誇りをもって戦ってくれる選手を募集したいと思っております。
スポーツITソリューション 熊本拓真氏
我々は、ITをスポーツにどうやって適応できるのかということを考えている会社で、普段はリアルスポーツ事業に取り組んでいるのですが、最近はeスポーツにおいても様々な取り組みを始めました。
一つはトップ選手のマネジメントをしていければと考えており、まずは「FIFA 19」の選手から始めています。また、トップアスリートのデータを収集・分析して、それをもとに選手のトレーニング案を考え、パフォーマンス改善につながる取り組みをリアルスポーツで行なっているのですが、それと同じことを慶應義塾大学の研究会と共同で研究し、eスポーツ選手でもやっていこうと予定しております。
今回の選手募集については、技術の高い選手はもちろん、サッカークラブのスタイルに合った選手を探すということ重要視しております。さらにその選手がアスリート的にどのような資質やポテンシャルがあるのかなどを、我々の研究データから見出すことで湘南ベルマーレさんにご協力させていただきます。
e-sports-press 編集長 平田俊之氏
「e-sports-press」は12月1日に立ち上がった新たなWebメディアなのですが、eスポーツについてのニュースはもちろん、 eスポーツ選手や関係者などのインタビュー、コラムなどをこれから充実させていくようにします。また、この媒体の特徴としては、データベースとしてのコンテンツにしていきたいと考えています。
現在、eスポーツプロ選手やその関係者についての詳細は、どこにも掲載されていないんですよね。そこで、我々が集約した情報をもとに、この選手はどのような人物で、どのゲームをしているかなど、そういった内容が一目で分かるようにできればと思います。その他、学生eスポーツチームや選手を取材したりなど、これからプロ選手や関係者になりたい人のための橋渡し的なこともやっていきたいですね。
野良連合「レインボーシックス シージ」部門 JJ氏
実はブラジルに行く前、少しトラブルがあったんですよ。メンバーでビザが取れてない人や顔写真で引っかかってる人がいて、世界大会へ本当に行けるのかと不安になり、かなり焦りましたね。最終的には無事現地に到着し、僕らの中でベストな結果を残せたので良かったです。
野良連合「レインボーシックス シージ」部門 Papilia氏
今回、1万2千人ぐらい入る会場で開催されたんですけど、ほぼ満席になるぐらいお客さんが入っていました。それぐらいブラジルでも「レインボーシックス シージ」が人気だということに驚かされましたね。それだけでなく、現地のお客さんの中で僕らのファンって方がいて、熱狂的に応援してくださったので、僕らとしてもかなりやりやすかったですね。
野良連合「レインボーシックス シージ」部門 ReyCyil氏
ブラジルは気温が高くとにかく暑かったです。ですが、現地のお客さんはそれよりも熱い人が多く、会場の盛り上がりに驚かされました。そんな中、日本代表として試合し、ベスト4入りできたことは本当に良かったと思います。
野良連合「レインボーシックス シージ」部門 Merieux氏
ブラジルという異国の地で、僕らはどんな反応されるのか予想できなかったんですが、現地に行ってみると野良連合を応援してくれるファンが実際いて、サインや写真を求めてくれる人が結構いたんですよ。試合中でも声援を送ってくれる人もいたので、それが励みになって頑張ることが出来ましたね。
野良連合 オーナー kizoku.BOSS氏
現地のファンには本当に驚かされました。試合終わってホテルへ戻ったんですが、選手のファンであるブラジル人が300人ぐらい出待ちをしていたんですよ。試合後なので疲れ切っていたんですが、それだけ集まってるとなるとなにかしなければいけないと思い、ファンの皆さんにサインして回りましたね。大変でしたが、とてもありがたかったですよ。と、世界大会の様子をお聞きすることができました!