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ASUS、新型ゲーミングスマホ「ROG Phone 5」3モデルを3月から投入開始

SD888搭載。「原神」で平均55fpsをマークする高性能機

【ROG Phone 5】

3月 発売予定

価格:799~999ユーロ

【ROG Phone 5 Pro】

4月 発売予定

価格:1,199ユーロ

【ROG Phone 5 Ultimate】

5月 発売予定

価格:1,299ユーロ

 ASUSは、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」シリーズを発表した。3モデルを展開予定で、「ROG Phone 5」(想定価格:799~999ユーロ)を3月に容量別3機種を発売、上位モデルの「ROG Phone 5 Pro」(想定価格:1,199ユーロ)を4月、最上位モデルの「ROG Phone 5 Ultimate」(想定価格:1,299ユーロ)を5月にグローバルで発売する。国内展開は未定。

月次で3モデル展開を予定
スペックシート

 「ROG Phone 5」シリーズは、クアルコムの新型SoC「Snapdragon 888」を搭載するゲーミングスマートフォン。ASUSの「ROG Phone」シリーズ第4弾だが、ナンバリングは5となる。CPU性能は25%、レンダリング性能は35%向上したとされ、MiHoYoのスマホ向け3DRPG「原神」を用いた20分間のベンチマークで平均55fpsを記録している。

SoCは「Snapdragon 888」を採用
複数のプリセットによりワンタッチでパフォーマンスを切り替えられる
公称ANTUTUスコアは742,776
「原神」にて20分間のベンチマークで平均55fps、フレームレートの変動幅は11.6fps

 画面はSamsung製のAMOLEDディスプレイを採用。HDR10+に対応し、最大リフレッシュレート144Hz、応答時間は1ミリ秒、タッチレイテンシは24.3ミリ秒となる。本体はゲーム向けに横画面に最適化されており、給電・データ転送用のUSB Type-Cポートは本体側面に備える。12x16mmの大型フロントスピーカーを本体上下に搭載。DAC「ES9280AC Pro」を採用した3.5mmヘッドフォンジャックも備え、サウンド面でも前世代より充実した。

Samsung製のAMOLEDディスプレイ採用。材質は高耐久の「Gorilla Glass Victus」
本体上下に大型スピーカーを搭載
本体下部にはヘッドフォンジャック
メインカメラは3眼仕様で6,400万画素のソニー製「IMX 686 64MP」を採用する。フロントカメラは2400万画素

 バッテリーは容量3000mAhの2基となりCPUを中央に配したレイアウトで排熱の効率化を図っている。「原神」での連続稼働時間は5.15時間とされる。専用の外付けクーラー「Aeroactive Cooler 5」は、冷却機能に加えて2つのボタンが追加され、背面ボタンとしてスマートフォン内の操作を割り当てることが可能になった。なお、標準モデルである「ROG Phone 5」では別売りとなる。

バッテリー2基で中央に配したCPUを挟み込むようなレイアウト
バッテリー総容量は6000mAh。付属のHyperChargeアダプタにより51分でフル充電できる
各種スマホタイトルでの連続稼働時間
「Aeroactive Cooler 5」には2つの背面ボタンが追加された

 拡張ボタンやモーションコントロールの操作をタッチやマクロなどに割り当てる「AirTrigger 5」を搭載。ナンバリングは本機に合わせて改められた。一般的なコントローラーでいうL/Rボタンにあたるタッチボタン「Ultrasonic button」では、ボタンを分割したりタップやスワイプで異なる操作を別々の動作に割り当てたりと複雑なカスタマイズが可能になっている。

「Aeroactive Cooler 5」は冷却機能の強化だけでなく拡張ボタンとしても機能する。モーションコントロールと「Ultrasonic button」はゲームの操作性向上に役立つ

 標準モデルの「ROG Phone 5」では、本体色はストームホワイトとファントムブラックの2色を展開する。メモリ(RAM)8GB/記憶容量128GBモデルが799ユーロ(約103,000円)、12/256モデルが899ユーロ(約116,000円)、16/256モデルが999ユーロ(約129,000円)で3月に発売予定。「ROG Phone 3」からの外観上の変更点として背面にLEDを搭載し、「Aura RGB Lighting」でイルミネーションできる。

標準モデル背面にはRGB LEDを搭載
白いカラーリングのストームホワイト
黒いカラーリングのファントムブラック

 上位モデルの「ROG Phone 5 Pro」は背面に小型ディスプレイ「ROG Vision」を搭載。呼び出しやゲームモードなど本体の状況に合わせてアニメーションを設定できる。標準モデルでは別売りの専用外付けクーラー「Aeroactive cooler 5」が付属する。本体カラーは黒で、標準モデルから記憶容量を拡張した16/512モデルを1,199ユーロ(約155,000円)で4月に展開する予定。

上位モデルの「ROG Phone 5 Pro」は黒いボディ中央に小型ディスプレイを搭載

 最上位モデルの「ROG Phone 5 Ultimate」は、上位モデル同様に背面ディスプレイを備え、本体デザインは白と黒のモノクロカラーとなる。メモリは18GB LPDDR5 RAMを搭載、この容量は世界初となる。また、背面にもタッチパッドを備えており、「Aeroactive cooler 5」の拡張ボタンを合わせると、本体のみで合計18個のボタン拡張が可能になっている。1,299ユーロ(約168,000円)で5月に発売予定。

最上位モデルの「ROG Phone 5 Ultimate」はモノクロデザイン。小型ディスプレイのレイアウトは上位モデルから若干変更されている
18GBものメモリ容量を備える
背面タッチパネルが追加。ゲームの操作に活用できる