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日本一ソフトウェア、PS4/Switch「わるい王様とりっぱな勇者」6月24日発売
「嘘つき姫と盲目王子」企画・キャラクターデザインの小田沙耶佳氏による完全新作
2021年2月25日 15:00
- 6月24日 発売予定
- 価格:
- 【通常版】
- 6,980円(税別)
- 【特別版】
- 8,980円(税別)
- CEROレーティング:A(全年齢対象)
- プレイ人数:1人
日本一ソフトウェアは、プレイステーション 4/Nintendo Switch用絵本を旅するRPG「わるい王様とりっぱな勇者」を6月24日に発売する。価格は、通常版が6,980円(税別)、初回限定版は8,980円(税別)。
「わるい王様とりっぱな勇者」は、“勇者”に憧れる人間の子供“ゆう”と、“ゆう”の育ての親であるドラゴンの“魔王”によるRPG。線画のタッチが絵本のように魅力的に映えるグラフィックスと、「ドラゴンと人間」という異種族間の交流から生まれる心温まる物語が展開される。
なお、本作は、手描き風のあたたかみのあるグラフィックスと、切ない異種間交流の物語で人気を博した「嘘つき姫と盲目王子」の企画・キャラクターデザインの小田沙耶佳氏による完全新作タイトルとなり、「嘘つき姫と盲目王子」の雰囲気はそのままに、更に進化したグラフィックスが楽しめる。
世界は強大な力を持つドラゴンの魔王に支配されていた。
しかし、1人の勇者の青年がその支配を打ち破ったのだ。
命まで取りたいわけじゃない。と、勇者は魔王の力の源である角の片方を切り落とし、見逃した。
その後1人で傷を癒やす孤独な魔王の元へ、勇者は話し相手になるために通った。
勇者と過ごす日々は、恐ろしい魔王の性格を少しずつ丸くしていき、いつしか勇者と魔王は親友となっていた。
ある日、勇者は瀕死の重傷を負いながら魔王の元を訪れ、言った。
もうじき命を落とす自分の代わりに、自分の娘を立派に育てて欲しい、と。
その手には、小さな赤ん坊が抱かれていた。
きっとこのときのために自分は生き永らえたのだ。と、魔王は思った。
その後、勇者の娘はかつての魔王「王様ドラゴン」の手によって育てられる。
少女は、王様ドラゴンから語られる父親の冒険の話を聞き、自らも勇者になりたい。と言う。
その時が来たのだと、王様ドラゴンは思った。
この子を立派な勇者へと育てるのだ。
――いつか君に倒されることになっても。
登場人物を紹介
王様ドラゴン(魔王)
ゆうの育ての親であり、魔物たちの王様。かつては邪悪な魔王として人々に恐れられていたが、今は心を入れ替え、こっそり人間を助けることも。ゆうが立派な勇者になれるよう、“しゅぎょう”の手伝いをしている。
ゆう
今は亡き勇者の子供。毎晩、王様ドラゴンから父親である勇者の冒険の話を聞き、父親のようなりっぱな勇者になることに憧れている、人間の女の子。育ての親である王様ドラゴンが、かつて父親と戦った魔王だということは知らない。
ゲームシステム
絵本を旅するRPG
本作は、まだ幼い子供の“ゆう”がりっぱな勇者に成長していく過程を見守り、手助けし、共に冒険していくRPG。
あたたかみのあるグラフィックス
本作の特徴は「嘘つき姫と盲目王子」でも使用された、ペンで描かれたようなアナログ調のグラフィックス。キャラクターやステージ、UI(ユーザーインターフェイス)など、 画面を構成する多くの要素がデザイナーによる手描きによって作られている。
冒険パートではペンと水彩により描かれた背景、森の奥行きを感じさせる多重スクロール、 柔らかな光の質感など、繊細な2Dグラフィックスが全編にわたって楽しめる。更に、本作の背景グラフィックスには、手描きの質感はそのままに、アニメーションを実装。絵本の世界に飛び込んだような、深い没入感が味わえる。
また、ストーリーパートの一部には鉛筆で描いたイラストが使用されており、アナログ画材を使用したあたたかなイラストが、この世界を彩る。
絵本のページをめくるように
本作では、「嘘つき姫と盲目王子」でも好評だった、ゲームと絵本のようなビジュアルの融合を更に突き詰めている。イベントシーンではページをめくる演出とともに進み、声優・近藤玲奈さんによる心地の良い朗読調の語りにより、より深く物語へ惹き込まれていく。
これもしゅぎょうのうち!
冒険をしていると、草むらから魔物が飛び出してくることがあるが、ゆうは「こうげき」をしたり「どうぐ」を使ったりして魔物と戦うことができるため、落ち着いて行動して魔物を追い払おう。たたかいに勝つと、ゆうはちょっぴり成長する。また、今後の冒険にとても役立つ、便利などうぐや買い物で使えるお金(シェル)が手に入る。
心配性な王様ドラゴン
実は王様ドラゴンはとても心配性。ゆうのことが気がかりな王様ドラゴンは、冒険の様子を“こっそり”みまもって障害物を壊したり、ゆうがひとりではできない「こうげき」のてだすけをしてくれる。
ふしぎな住人との交流
冒険をしていると、村人や王様ドラゴンの家来など、道に立っている魔物を見かけることがある。凶暴な魔物もいれば、温厚な魔物もいる。突然襲ってくることはないので、そうした魔物には積極的に声をかけてみよう。もしかしたら何か困っていたり、冒険に役立つ情報を教えてくれるかもしれない。
1日のおわりに
たくさん冒険したら、暗くなる前にゆうと王様ドラゴンの暮らす山のすみかの洞窟へ帰ろう。わらのねどこに潜り込んだら、おやすみの準備は万端。
ゆうは今日の出来事を王様ドラゴンにいっぱい話す。王様ドラゴンはそれを嬉しそうに聞きながら、ゆうのパパである勇者の冒険の話をしてくれる。