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新型Switchの発売は当面なしか。決算説明会にて任天堂社長古川氏が言及

「新しいモデルを発表する予定はありません」

2月2日 公開

 任天堂は2月2日、「2021年3月期 第3四半期 決算説明会(カンファレンスコール) 質疑応答」を公開した。

 今回公開されたのは2月1日に実施された2021年3月期第3四半期決算説明会における質疑応答の内容。任天堂の社長を務める古川俊太郎氏が第4四半期への利益予想についてや株主還元に関してなど様々な質疑に答えている。

 その中で、Nintendo Switchの新モデルに関して言及した。Switchを普及させるための戦略についての質問に対し、2月発売の「Nintendo Switch マリオレッド×ブルー セット」や3月発売の「Nintendo Switch モンスターハンターライズ スペシャルエディション」など、特別デザインのハードを発売する予定であるということを踏まえた上で、「このように新たなハードの発売計画があることや、Nintendo Switchが発売4年目で最高の販売台数を記録したばかりの状況において、新しいモデルを発表する予定はありません」とした。

 あわせて、「今後のハードの普及拡大の伸びしろについては、まずは2台目需要がNintendo Switchのお客様の広がりに伴って、これからも増えていくと考えています。また、『その他地域』に含まれるアジア地域は、日米欧と比べても販売の伸びが大きい状況が続いていますので、こちらもしっかりと販売を伸ばしていきたいと考えています」とし、世界に対しSwitchを普及させていきたいという考えを述べた。

 家庭用ゲーム機は一般的に5年から6年、長くても7年ほどのライフサイクルがあり、定期的に新たなハードが発売される。Switchは2017年3月に発売となり、今年の3月で5年目に突入しようとしている。シミュレーション「あつまれ どうぶつの森」の大きなヒットなど、まだまだ話題に欠かないSwitchだが、今後の任天堂の戦略に期待したい。