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90Hzネイティブサポートなどの機能追加! VRヘッドセット「Oculus Quest」シリーズ、v23ソフトウェアアップデートを配信

11月16日 配信

 Oculusは、VRヘッドセット「Oculus Quest」プラットフォームのv23ソフトウェアアップデートの配信を、11月16日に開始した。

 本アップデートでは、「Oculus Quest」プラットフォームにおける90Hzのネイティブサポート、新しいフィットネス・トラッカー「Oculus Move」などの機能が追加された。また、「Oculus Link」のベータ版の提供が終了し、正式版となった。

 今回提供開始となった「Oculus Move」は、「Quest」と「Quest 2」で利用可能なシステムレベルのフィットネス・トラッカー。利用者の消費カロリーを推定し、また身体を動かしていた時間が記録されるほか、エクササイズを習慣として取り入れたい場合は、日々の目標設定をすることも可能。また、フィットネス関連のタイトルに関わらず、ゲームを含めたあらゆるタイトルに対応する。「Oculus Move」は、段階的に提供が開始されるため、現在は一部の利用者のみが利用できる。今後、全ての利用者に向けて提供される。

 また、v23ソフトウェアアップデートでは、「Oculus Quest」プラットフォーム全体において、90Hzがサポートされる。ホーム画面、ガーディアン、およびパススルーを含むすべてのシステムソフトウェアがデフォルトで90Hzで動作するようになり、開発者はネイティブの90Hzが対応する「Questタイトル」を開発することが可能となる。また、「SUPERHOT」、「Echo VR」、「Beat Saber」、「Vacation Simulator」、「Job Simulator」、「Racket:Nx」、および「Space Pirate Trainer」は、近々90Hzをサポートする予定。

 あわせて、「Oculus Link」も90Hzに対応する。「Oculus Link」のビジュアル品質が向上し、グラフィックス設定を管理することのできるインターフェイスが提供され、使用するグラフィックスカードの性能をデフォルトで最大限に発揮できるよう自動プロファイル設定が調整できるようになった。また、より上級の利用方法として、グラフィックス設定のスライダーを使ってアプリレンダリング解像度を直接調整することも可能に。また、正式にベータ版が終了。今後もインターフェイスの改善を含む多くの新機能が発表される予定となっている。

 なお、家族や友人と、クリスマスや年始などにVR体験を共有することができる新しい機能も追加する。11月末には「App Gifting」の提供が開始され、Oculus Store(ブラウザまたはモバイルアプリで)で購入したゲームをプレゼントできるようになる。