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JeSU、「参加料徴収型大会ガイドライン」を制定

ゲームセンター等営業に該当しない参加料徴収型の大会開催のため認証制度も実施

9月24日 発表

 日本eスポーツ連合(JeSU)は9月24日、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第5号営業に該当しない参加料徴収型の大会の範囲を明確化するため、「JeSU参加料徴収型大会ガイドライン」を制定したと発表した。

 JeSUはこれまでに日本のeスポーツの様々な法的課題について検討を進めてきた。その中の1つとして大会会場にゲーム機を多数設置した上で、大会参加者から料金を徴収してプレイさせることがゲームセンター等営業に該当するかどうかについて、経済産業省や警察庁などとの協議し議論・検討を進めてきた。

 eスポーツの大会の準備・実行には多くの費用がかかるため、主催者への負担が大きいことを考慮すると、スポーツ大会と同様に参加者が大会費用の一部を負担することが適当な場合があると考えられてきた。

 そこで、JeSUは、警察庁との間で折衝を重ね「JeSU参加料徴収型大会ガイドライン」を設定。ゲームセンター等営業に該当しない参加料徴収型の大会の範囲を明確化することにした。今後、eスポーツ大会を実施する事業者やeスポーツファンは、大会参加者から参加料の徴収を行なう場合に、本ガイドラインに従って実施することで、ゲームセンター等営業に該当しない参加料徴収型の大会開催が可能になるという。

 加えて本ガイドラインに基づく参加料徴収型大会の実施を推奨するため、認証制度を運用することを予定している。参加料徴収型大会を実施しようとする事業者・個人のうち希望する人は、所定の様式に基づいてJeSUに対して届出を行なうことで、参加料徴収型大会が本ガイドラインに従って運用されているか否かについての審査を受けることができる。ガイドラインはこちら