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日本Tier1に返り咲き! Xbox Series X、日本でも11月発売へ
2020年8月13日 13:08

- 【Xbox Series X】
- 11月発売予定
- 価格:未定
日本マイクロソフトは、米Microsoftが11月にグローバルで発売を予定している新型ゲームコンソール「Xbox Series X」について、日本でも同時期の発売を予定していることを明らかにした。弊誌の問い合わせに対して回答した。発売日、価格は未定。
ゲームコンソールビジネスにおいて、ローンチ時期は非常に重要だ。ローンチ時に確保できる台数には限りがあるため、各プラットフォーマーは、独自の物差しでマーケット単位でTierを設定し、Tier1から順番に出荷していく。言い換えればTierは、プラットフォーマーのマーケットに対する重要度を規定しており、ゲームファンにとって自国のTierがいくつになるのかは大きな関心事だ。
Xboxシリーズは、初代Xboxでは、まずは米国からスタート(2001年11月15日)し、日本はTier2(2002年2月22日)だった。Xbox 360では、満を持して日本をTier1に引き上げ、米国(2005年11月22日)と同時期(2005年12月10日)の発売を実現。イメージキャラクターにTOKIOを起用し、「ブルードラゴン」や「THE IDOLM@STER」など、日本のゲームファンが好むタイトルを揃えたことで、100万台以上のヒットを記録した。
ところが続くXbox Oneでは日本は再びTier2に“降格”し、熱心な日本のXboxファンを失望させた。ローンチ時の躓きをきっかけに今世代ではコンペティターに大きく水をあけられる状況となっている。
昨年11月に、この点についてHead of XboxのPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏にダイレクトにどう思っているか質問したところ、「日本をTier1にしなかったのは間違いだった」と認めた上で、「Project Scarlett(Xbox Series Xのコードネーム)では日本を一番最初の出荷地域にしたい」とTier1に戻すことを明言していた。
グローバル規模でクラウド戦略を推し進めるMicrosoftにとって、物理的なコンソールをリリースする意味は年々薄まりつつあり、Microsoft自身が“Xbox”とはゲームコンソールの名前ではなく、エンターテインメントサービスの総称だと語っており、ユーザー自身が遊び方を選択できる時代だと力説している。
ただ、そうであったとしても、先述したようにTierがいくつになるのかは、プラットフォーマーのマーケットへの優先順位を図る上で重要な指標であり、Xbox Series Xで日本がTier1に返り咲いたことは、Xboxファンにとっても、20年近くXboxを担当している筆者にとっても嬉しいニュースだ。引き続きGAME WatchではXbox Series Xに注力していくのでぜひご注目いただきたい。
































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