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凸版印刷とCCIが社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立

eスポーツを通じた企業間交流を支援

7月8日 発表

 凸版印刷およびサイバー・コミュニケーションズ(CCI)は、企業によるeスポーツ活動を活性化させ、eスポーツをきっかけとした企業間交流の機会創出を実現するため、社会人アマチュアeスポーツプレーヤーを対象としたリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立した。8月から参画企業を募集し、10月から運営が開始される。

 今後の目標として「AFTER 6 LEAGUE」は、2020年度内に登録企業数50社、年間約200試合、登録ゲームタイトル数6本を目指して活動する。また、国内におけるeスポーツ振興を目的とした普及・浸透活動を推進し、社会人スポーツのひとつの選択肢として、eスポーツが根付くことを目指すとしている。

 なお、「AFTER 6 LEAGUE」は、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)と一般社団法人東京ヴェルディクラブ後援の元、運営される。

【凸版印刷とCCIによる「設立の背景」】

 世界で1,000億円規模の市場が形成されているeスポーツは、日本国内においても急速に盛り上がりを見せています。そのような中、経済産業省委託事業としてJeSUが開催した「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では「テーマ別限定大会などの開催」、「企業での部活や実業団制による選手の収入確保」、「企業の福利厚生」などが今後の成長施策として示されています。

 凸版印刷とCCIは、2019年から企業向けeスポーツイベント「eSPORTS TRINITY」を共同で開催。ビジネスセミナーや企業交流会を実施し、130社を超える企業が集まりました。また、同イベント内で企業対抗戦も開催し、eスポーツを通じた参加企業同士のコミュニティ形成を図ってきました。

 このたび、凸版印刷とCCIはeスポーツイベントや企業対抗戦を運営してきた知見を活かして、社会人アマチュアeスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立。2020年8月から参画企業を募集し、10月から運営を開始します。

 本リーグの設立により、eスポーツの活性化のみならず、企業間交流の機会創出を実現します。さらに、オンラインでも実施可能なeスポーツの特性を活かし、アフターコロナ時代の「新しい生活様式」における、社会人アマチュアeスポーツプレーヤー同士の「競争」と「絆」の創出を支援します。

「AFTER 6 LEAGUE」主な事業内容

社会人アマチュアeスポーツの試合運営

 企業に所属するアマチュアeスポーツプレーヤーを対象としたリーグ運営を通じて「競争」と「絆」を創出する場を提供。「たたかう、つながる」をコンセプトに、eスポーツを通じて、これまで接点がなかった企業同士がぶつかり合い・闘うことで生まれる絆や、つながりの創出を支援する。

 リーグ戦を実施するゲームタイトルに、個人戦ではなく、チーム戦・団体戦のタイトルを採用することで、企業チーム内外の交流を促進。まずはライアットゲームズの「リーグ・オブ・レジェンド」からリーグが順次開催される。2020年度は最大6タイトルでの開催が予定されている。

企業がeスポーツ活動を行なう拠点やツールを提供

 企業がeスポーツ活動を行なう上で課題となっている練習環境の整備を「AFTER 6 LEAGUE」が支援する。練習場所として、ディスクシティエンタテインメントが展開するマンガ喫茶・インターネットカフェ「DiCE」を登録企業に提供。企業のeスポーツ活動の活性化をサポートする。ただし、2020年度は東京都内のみの提供となる。

eスポーツを通じた企業交流

 チャットや対戦マッチングを支援するコミュニケーションツール(※1)を提供。これにより、リーグに参加した企業同士のゲームを通じた企業間交流を促進する。また、リーグ報告会イベントや、eスポーツに関するセミナーなどのコミュニケーション機会を提供し、多様な企業によるコミュニティの形成を促進する。

※1:コミュニケーションツールは、エイプリルナイツが提供する社会人向けゲーミフィケーションツールである「cogme」を採用。