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Microsoft、ゲーム配信プラットフォーム「Mixer」の閉鎖を決定

Ninja、ShroudらMixer移籍ストリーマーは浪人となり新たな移籍先を模索へ

6月22日発表(米国時間)

 米Microsoftは米国時間の6月22日、ゲーム配信プラットフォーム「Mixer」を7月22日をもってクローズすることを明らかにした。Mixerコミュニティの移行先としてFacebook Gamingを指定している。

 「Mixer」は、Microsoftが2016年に買収した「Beam」を改名したサービス。低遅延やインタラクティブ性の高さを売りとし、GoogleのYouTubeや、AmazonのTwitch対抗としてゲームを主軸としたライブ配信サービスとして、Xbox Oneにも標準で組み込み、E3では従来の「Xbox」ブースではなく、「Mixer」ブースに変えるなど、シェア獲得のためにグループを挙げて注力していた。

 2019年には、TwitchからNinjaやShroudといった人気ストリーマーらの移籍を相次いで発表。むしろこの買収劇で注目を集めたが、YouTubeやTwitchの牙城を突き崩すには到らなかった。

 Microsoftは今回の決断について「MicrosoftとXboxがゲーマーに提供したいビジョンとエクスペリエンスに含まれていないことが明らかになった」と直接的な表現を用いて、“戦力外”を認定。パートナーであるFacebookが提供しているライブ配信サービス「Facebook Gaming」をMixerコミュニティの受け皿とし、XboxとFacebookは今後関係性を強化しつつ、ゲームコミュニティに対して新たなエクスペリエンスを提供していくとしている。

 NinjaやShroudら人気ストリーマーは移籍先については明言しておらず、Facebook Gaming以外のサービスに移籍する可能性もあるようだ。