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「ラプラス」、「ラッキー」、「イシツブテ」の3ポケモンが「復興ありがとうホストタウン大使」に就任

11月4日 発表

 ポケモンは、地域それぞれの「推しポケモン」を選定し、各地の魅力を国内外に発信する活動「ポケモンローカルActs」の新たな取り組みとして、「復興ありがとうホストタウン」への協力を行なうことを明らかにした。

 「ポケモンローカルActs」では、活動を通じて、“より多くの人々に各地域を訪れていただき、その地域とポケモン、双方のファンとなっていただくこと”を目指している。「復興ありがとうホストタウン」は、復興オリンピック・パラリンピックの実現に向けて、東日本大震災の被災3県(岩手県・宮城県・福島県)の自治体を対象に、“東日本大震災の際に支援をいただいた国・地域の方々に感謝を示すとともに、復興しつつある姿を見ていただきながら住民との交流を行なう”というもので、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局により進められている。

 11月4日、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣 橋本聖子氏により、「イシツブテ」、「ラプラス」、「ラッキー」の3ポケモンが、「復興ありがとうホストタウン大使」に任命された。同ポケモンたちは現在、東日本大震災の被災3県(岩手県・宮城県・福島県)の推しポケモンとして活躍しており、今後は、来年の東京大会に向けて、「復興ありがとうホストタウン」での交流がますます活発に行なわれるよう、様々な形で盛り上げていく。

「復興ありがとうホストタウン大使」に任命された「イシツブテ」、「ラプラス」、「ラッキー」

「イシツブテ」

 「イシツブテ」は、2019年5月に、イシツブテが「いわて応援ポケモン」に任命された。 イシツブテは、ポケモンの18種類のタイプのうちの“いわ”タイプを持っており、“岩”に“手”が付いている見た目も、「岩手」を象徴しているということで、「いわて応援ポケモン」に選ばれた。

タイプ:いわ・じめん
分類:がんせきポケモン
特性:いしあたま/がんじょう
高さ:0.4m 重さ:20.0kg

 山道に多く生息していて、石ころに間違われる。両手を使って険しい崖を上り、体の半分を地面に埋めてぐっすり眠る。頑丈な体が自慢で、仲間と体をぶつけ合って硬さを競い合う。怒ると、ゲンコツを振りまわす。

「ラプラス」

 「ラプラス」は、2019年7月に「みやぎ応援ポケモン」に任命された。県内の観光地を回ったりイベントに出演したりするなど、PR活動を行なっている。水上を進む「のりものポケモン」であるラプラスを推しポケモンとすることで、被災が大きかった沿岸部を中心に多くの人に旅してもらいたいという思いを込め選ばれた。

タイプ:みず・こおり
分類:のりものポケ
特性:ちょすい/シェルアーマー
高さ:2.5m 重さ:220.0kg

 優しい心の持ち主で、めったに争うことがない。人の言葉を理解する高い知能を持つ。ご機嫌になると、美しい声で歌う。人やポケモンを背中に乗せて海を泳ぐのが、大好き。

「ラッキー」

 ラッキーは、2019年2月に「ふくしま応援ポケモン」に任命された。 幸せを運ぶと言われているポケモンで、福島県の福を連想させる。お腹のタマゴは、美味しく栄養がたっぷりというところも、美味しく栄養がたっぷりな農産物を通じて県内外へ幸せを運ぶ、福島県の応援ポケモンにぴったりということで選ばれた。

タイプ:ノーマル
分類:たまごポケモン
特性:しぜんかいふく/てんのめぐみ
高さ:1.1m 重さ:34.6kg

 ラッキーのタマゴは、美味しく栄養がたっぷり。持っているタマゴを割らないように気をつけて歩く。幸せを運ぶと言われているポケモンで、生息数が少ないため見つけた人は運がいい。

ポケモンと地域との取り組みについて

 ポケモンは、2018年4月以降、香川県・北海道・鳥取県・福島県・岩手県・宮城県と協力し、さまざまな取り組み「ポケモンローカルActs」を行なっている。地域ごとに「推しポケモン」を選定し、各地の魅力と1匹1匹のポケモンの魅力を国内外に同時に発信する試みにより、両者のファンを増やすことを目指している。

□「ポケモンローカルActs」のページ
https://local.pokemon.jp/

北海道 「北海道だいすき発見隊」:アローラロコン隊長、ロコン副隊長
岩手県 「いわて応援ポケモン」:イシツブテ親方
宮城県 「みやぎ応援ポケモン」:ラプラス
福島県 「ふくしま応援ポケモン」:ラッキー
鳥取県 「とっとりふるさと大使」:サンド、アローラサンド
香川県 「うどん県PR団」:ヤドン