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人気プラモコミック「プラモ狂四郎」の機体が、「ver.A.N.I.M.E.」でシリーズ展開

「パーフェクトガンダム」を筆頭に、コミック版を意識したデザインで企画中

発売日・価格未定

 「TAMASII NATIONS 2019」の「ROBOT魂<SIDE MS>」のコーナーにて、一定の年齢以上の男性ファンの注目を集めていたのが、講談社の「コミックボンボン」にて1982年~1986年に連載されていた「プラモ狂四郎」に登場するオリジナルデザインのモビルスーツ達だ。

 会場には主人公の京田四郎が劇中にて作り上げたオリジナルのモビルスーツ「パーフェクトガンダム」と「パーフェクトガンダムII」、そして彼の最強のライバルであるサッキー竹田の「パーフェクトジオング」の試作品が展示された。担当者はこのシリーズで、「ROBOT魂<SIDE MS>」における、宇宙世紀とはまた別の新たな可能性を切り開くのが目標だと語った。

 パーフェクトガンダムは、作品を象徴するオリジナルデザインのガンダムで、全身に武装を施した太めのシルエットが特徴。素体にROBOT魂<SIDE MS>のガンダムを使用し、武装は取り外しができる設計になっているという。また頭部は原作に合わせた目の下の赤い部分が広い独自のデザインとなっている。

「ROBOT魂<SIDE MS>PF-78-1 パーフェクトガンダム ver.A.N.I.M.E.」。大改造された四郎専用ガンダムだ
目の下の赤い部分が広い原作のイメージを立体化。さらに通常の頭部も付属する予定だ
左手の2連ビームガンと、武器が仕込まれたシールド、そしてキャノンやアンテナ、水鉄砲が仕込まれたバックパックなど、豊富な武装も再現
胸部やシールドの狂四郎マークはシールで対応する予定

 これだけの武装を備えながらも、要所に施されたデザイン上の工夫により、同シリーズの売りである「A.N.I.M.E.可動」を実現。もちろん武装は取り外して、素体のガンダムとしても楽しめるようになっているそうだ。

 「パーフェクトガンダムII」は、後に「MSV(モビルスーツバリエーション)」の「フルアーマーガンダム」となった機体でもあり、こちらはROBOT魂<SIDE MS>シリーズで発売された同機体のカラーバリエーションとなる。ミリタリーテイストの強いMSV版と比べ、精悍なブルーはヒロイックで、こちらのカラーが好きという人は多いだろう。

「ROBOT魂<SIDE MS>FA-78-1 パーフェクトガンダムII(フルアーマータイプ) ver.A.N.I.M.E.」
四郎のイニシャルである「S.K」のマークも。もちろん装甲は取り外せる仕様だ

 そして「パーフェクトジオング」は、1/144のジオングに1/100のドムの脚を付けたという原作設定に則ったもので、プラモデルなどでリリースされたMSV版とはデザインが異なり、さらに原作オリジナルのシールドや剣も用意された。こちらもROBOT魂<SIDE MS>のジオングをベースとしたバリエーションとなる。

「ROBOT魂<SIDE MS>MSN-02 パーフェクトジオング ver.A.N.I.M.E.」。パーフェクトガンダムと比較して、その巨大さは一目瞭然
スカートには剣をセットするパーツがあり、巨大な脚部の関節も新規に設計される
胸部にはサッキー竹田のマークがある