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Googleのクラウドゲームサービス「Stadia」、11月19日ローンチ決定! 日本は来年以降へ

11月19日サービス開始予定

利用料金:9.99ドル(月額、Stadia Pro)

 Googleは、クラウドゲームプラットフォーム「Stadia」を11月19日より、世界14カ国でサービスインすることを明らかにした。プレイには20Mbps(フルHD/60fps)程度のインターネット回線が必要で、利用料金は月額9.99ドル(Stadia Pro)。なお、日本は対象外となる。

 Stadiaは今年3月にGame Developers Conferenceに合わせて正式発表され、11月ローンチに向けて準備を進めてきたクラウドゲームサービス。Googleが誇るサーバー技術とゲームプラットフォームGoogle Playの提供を通じて培ってきたクラウドのノウハウを活かし、プレイするコンソールを問わないクラウドベースのゲームプラットフォームを満を持してGoogle自身が送り出す。

 今回Tier1に相当する14カ国に提供するのはアーリーアクセスに相当するサービスで、129ドルで提供する「Stadia Founder's Edition」の購入者が対象となる「Stadia Pro」と呼ばれるものとなる。

【Stadiaのビジネスモデル】
Stadiaは「Stadia Pro」と呼ばれる有料のサブスクリプションモデルのみでスタートする

 「Stadia Founder's Edition」には、Stadia ControllerとTVに接続するChromecast Ultra、3カ月分のアクセス権が同梱されており、11月19日よりすぐに遊びはじめることができる。「Stadia Pro」は、「Stadia Base」と呼ばれる2020年開始予定の基本無料サービスの上位サービスで、解像度は4K(Stadia Baseは1080pまで)、サウンドは5.1chサラウンド(Stadia Baseはステレオまで)まで対応し、さらにフリーゲームとして「Destiny 2: The Collection」やゲームのディスカウントが受けられる。

【Stadia Founder's Edition】

 逆に言うと、「Stadia Founder's Edition」でプレイできるのは「Destiny 2: The Collection」だけで、「Stadia Pro」のサブスクリプションにゲームは含まれない。先行するPlayStationが提供しているクラウドゲームサービスPS Nowや、サブスクリプションサービスPlayStation Plus、それからXboxのXbox LiveやXbox Game Passなど、ゲームプラットフォーマー/メーカーが提供するサブスクリプションサービスが基本的にすべてゲームのフリープレイを含んでいるのに対して、このGoogle独自のビジネスモデルがゲーマーにどの程度受け入れられるのか注目されるところだ。

 なお、日本での提供時期は未定。現時点では公式サイトである「stadia.com」に日本からアクセスしようとしても日本のGoogleサイトにリダイレクトされてしまうため、基本的な情報を集めることすら難しい状態となっており、サービス開始までまだしばらく時間が掛かりそうだ。

【強力なラインナップ】
PS4やXbox Oneと同等の強力なラインナップは魅力。ただ、Stadia Proにゲームは含まれないため、1タイトルずつ購入する必要がある