「ラージャン」登場で会場は大歓声に包まれた！ 「MHW：アイスボーン」、プレミアム生放送イベントを開催

　カプコンは、いよいよ9月6日に迫ったプレイステーション 4用ハンティングアクション「モンスターハンター：ワールド（以下、MHW）」の超大型拡張コンテンツ「モンスターハンターワールド：アイスボーン（以下、アイスボーン）」の発売に先駆け、9月3日にプレミアム生放送イベントを恵比寿ガーデンプレイスホールにて開催した。

　イベントにはカプコンより本作のプロデューサーを務める辻本良三氏、エグゼクティブディレクター/アートディレクターの藤岡 要氏、ディレクターの市原大輔氏に加え、現在放送されている「アイスボーン」のCMに出演中の間宮祥太郎さんが登壇。

　会場にはモンハン部限定の募集で選ばれた多くの一般参加者が詰め掛け、イベントは発売直前の大きな盛り上がりを見せた。

イベントに登壇した辻本氏（左）、藤岡氏（中央）、市原氏（右）

発売間近！ 「アイスボーン」では過去作や新規モンスターが続々登場

　初めに開発スタッフの3名が登壇。まず会場と視聴者へ向けて、「いよいよ発売が3日後に迫っているが、ユーザーの方同様僕らもドキドキしている。『アイスボーン』は雪や氷の表現にこだわって制作できたので満足している」とコメントした。

　「アイスボーン」では、寒冷地である「渡りの凍て地」で新たなストーリーが展開されていく。藤岡氏によると「今回はキャラクター1人1人のバックボーンに触れていく内容が盛り込まれている」とのこと。

　そして「アイスボーン」のメインモンスター「イヴェルカーナ」は氷属性の古龍だ。プレーヤーであるハンターは、イヴェルカーナと遭遇することで物語が進んでいき、“なぜ突如現われたのか”を垣間見ながらストーリーが展開されていくのだという。

「ワールド」の新たなストーリーが始まる……！

雷狼竜「ジンオウガ」が満を持して登場！

　続いて先日公開されたPV第5弾の映像が会場に流れ、そこに登場した「ジンオウガ」が紹介された。「ジンオウガ」はファンからも「いつ『MHW』に出てくるの？」という声が上がっていたようで、待ちわびていたファンも多い。ここでついに満を持しての登場となった。

　また、「アイスボーン」の新規モンスター「ネロミェール」は水属性の古龍となる。開発陣は「生態についてはプレイしながら探っていって欲しい」とコメントした。ちなみに、登場を発表した際“ミェール”の読み方を気にする人が多かったようだが、古龍は語感が不思議な発音になるよう意識してネーミングしているそうだ。

　さらに、CM映像で初登場した「イャンガルルガ」についても触れられた。「持ち味のスピーディな攻撃は『アイスボーン』でもしっかり復活しているので、楽しみにしてほしい。かなり攻撃的に仕上がっている」とのこと。また、「なぜガルルガ？ と意外に思われたかもしれないが、『モンスターハンター』シリーズでは印象的なモンスターだった」とコメントした。

「アイスボーン」のメインモンスター「イヴェルカーナ」

先日PV動画で公開された「ジンオウガ」

発音が難しい「ネロミェール」

最新CMで話題になっていた「イャンガルルガ」の姿も！

現時点で公開されているモンスター。辻本氏は画面を見て「対戦格闘ゲームのキャラセレクト画面じゃないですよ」と一言。会場の笑いを誘っていた

「アイスボーン」CMに出演中！ 間宮祥太郎さんが登壇

　続いては「モンスターハンター」シリーズを自身が中学生の頃、13年ほど前からプレイしているという間宮さんがステージに登場。最初に使用していた武器を聞かれると、「初めは大剣から入るものなのだろう」と思って大剣を選んでいたそうだが、現在は「MHW」から使い始めた弓を愛用しているとのこと。

　現在出演されているCMのメイキング映像が会場に流れると、間宮さんはCM出演前から「『アイスボーン』の発売は楽しみにしていた」と明かした。CMはテーマソングである「英雄の証」に歌詞がついたものを熱唱するといった内容だが、「話を聞いた直後はそれ歌うんだ！ と驚いたが、色々なモンスターの名前が出てくる歌詞を見た時は、テンションが上がった」と嬉しそうに話していた。

自身も「MHW」を200時間ほどプレイしているという間宮さん

「MHW」は友人達と一緒に楽しんでいるそうで、使用している武器などについても熱く語った

メイキング動画

CMでは歌詞がとても印象的だったとのこと

嫌いなモンスターを聞かれると、明言は避けたものの「プレイしていて、タイミングによってはイラっとしてしまうモンスターは居ますね（笑）」とコメント。会場を盛り上げていた

4人で「アイスボーン」を実機プレイ！

　イベントでは、実機プレイとして「ジンオウガ」討伐クエストに挑戦することに。“超帯電”モードになるとジンオウガはかなり攻撃的になり火力も非常に高くなる。ゲームを始めると「かっこよくて見とれてしまう」と間宮さん。同じくプレイ中に一度倒されてしまった市原氏は「かっこよくて見とれてしまい落ちてしまった」と重ねてコメント。「ジンオウガ」の強さは「MHW」でも健在のようだ。

ジンオウガを4人で討伐

ひと狩り行こうぜ！ の掛け声とともにクエストスタート

間近で見ると圧倒的な迫力のジンオウガ

ジンオウガのかっこよさに見とれ、力尽きてしまった市原氏

プレイする前は、人前で操作することが不安と言っていた間宮さんもクエスト中は存分に楽しんでいた様子

間宮さんは最後に「『モンスターハンター』のファンは愛を持っている方々ばかりなので、自分もいちファンとして、皆さんと一緒に狩りに出て楽しみたい」とコメント

今後展開されるイベントを続々発表！

　発売にあわせて開催されるイベントやキャンペーン情報も続々と発表された。中でも「モンスターハンターフェスタ'19－'20」は東京と大阪で開催されることが告知され、久々の開催、さらに2会場ということで、ファンにとっては嬉しい発表となった。

　あわせて「狩王決定戦 2019-2020」も行なわれる。詳細は後日発表されるとのことなので、こちらも続報を楽しみに待ちたい。

【怒涛のイベント＆キャンペーンラッシュ】

モンスターハンターフェスタの開催が決定

「モンスターハンター」15周年イベントの新情報も公開

発売日から2日間限定で渋谷センター街が“ハンター街”になるそう

鳥取市とのコラボで大型砂像を展示予定

アイスモンスターにはコラボメニューが登場！

1名にプレゼントされるという“ほぼ等身大”のギンセンザル

食品でも続々とコラボ予定！

最後に紹介されたタイトルアップデート情報で「ラージャン」登場！

　そしてイベントの最後に無料アップデートについての情報が発表された。次なるモンスターは映像で紹介されたが、そこにはなんと「ラージャン」の姿が！ 実装は「アイスボーン」発売後の10月になるということだが、映像でラージャンの姿が現われると、会場からは大きな歓声が巻き起こった。

　さらに、9月12日から15日に開催される「東京ゲームショウ（TGS）」では、闘技場でのラージャン討伐が試遊できるそう。会場にはラージャンの巨大バルーンも設置されるとのことなので、TGSでラージャンに出会えるのを楽しみにしたい。

　最後にそれぞれ一言、市原氏は「長いようで短かったような……ようやく『アイスボーン』が発売されます。みなさんと遊べるのを楽しみにしております」、藤岡氏は「いよいよ3日後ということで、1人1人の楽しいが詰まったタイトルなので、皆さん楽しみ尽くしてください」と語り、辻本氏は「発売まであと3日と迫ってますが、発売後もフェスタや、タイトルアップデートなどもお伝えしていきます。発売後も情報を気にしていただいて、『アイスボーン』を皆さんで遊びつくしてください。開発陣もプレイしているのでもしゲームで出会った際は、助けていただけたら」と締めくくった。

シルエットが見えた瞬間、会場からはワーッ！と歓声が上がった

多くのハンターが苦戦したラージャンが帰ってくる！

アップデートは10月実施予定

TGSでは世界最速の試遊ができる！

　イベント終了後のインタビューで、ラージャン発表の時の会場の盛り上がりは予想通りの反応でしたか？ との質問に辻本氏は「ラージャンは凄く人気のあるモンスターで、ジンオウガも先週発表させていただいたが、ラージャンはあまり予想されていなかったので、驚きも込みで喜んでもらえたのではないかと」と語った。

　また、TGSで盛り上がるイベントを考えていて、このタイミングでの発表となったそうだ。「試遊用のラージャンはカリカリに調整しており、イヴェルカーナ討伐では時間制限が壁になっていたが、今回のラージャンは“やるか”、”やられるか”の問題になってくると思う」と市原氏。TGSではかなり仕上がったラージャンに挑むことができそうだ。

　イベントでは、アップデート第1弾に登場するラージャンも披露され、会場は大いに盛り上がっていた。新モンスターのイヴェルカーナや懐かしのモンスターに出会える本作。狩猟解禁まであとわずか！ 期待値がますます高まる「アイスボーン」の発売を楽しみに待ちたい。