「コトダマン」電撃移籍の意気込みをセガゲームスとXFLAGが語った！

　現在セガゲームスが運営しているAndroid/iOS用「ことば」で闘う新感覚RPG「共闘ことばRPG コトダマン」（以下、コトダマン）の運営をミクシィのXFLAGが受け継ぐことが8月9日に発表となった。

　この発表を受け、セガゲームスの中村たいらプロデューサーとナメカタアシスタントプロデューサー、そしてXFLAGのコトダマンPMを担当する菅野氏をゲストに迎え、移籍の経緯について語った。

中村プロデューサー「移籍は『コトダマン』にとって大きなプラスとなる！」

　冒頭、中村プロデューサーは10月末を目指して行なわれるXFLAGへの移籍について、「今回の移管は『コトダマン』をもっと大きなタイトルにするためであり、『コトダマン』にとって大きなプラスであるということです。逆にマイナス要素は一切ありません」と切り出し、プレーヤーにとって“不安な要素がない”点を強調した。

　中村氏をはじめとした今までの開発チームはそのまま「コトダマン」の運営に携わり、さらにXFLAGから「モンスターストライク」（モンスト）の運営経験を持つメンバーが多数加入し体制が強化されるのだという。また、プロモーション面についても、「モンスト」は大型プロモーションを展開してきた実績があるが、そのノウハウを活かして強化し、大規模に展開していく予定だという。

　移籍の経緯については、XFLAGの菅野氏から説明が行なわれた。

XFLAGの菅野氏が移籍について説明した

　まず「コトダマン」というタイトルについて菅野氏は「ミクシィが大切にしており、また武器であるコミュニケーションの基礎となる“ことば”を使ったゲームである事に感銘を受けました」と挨拶。そして「セガゲームスの開発力で作り上げられた面白い『コトダマン』を、今までミクシィで培ってきたコミュニケーション法を活用してもっともっと大きくしていきたい」と意気込みを語った。

　これを聞いた中村氏は「コトダマン」について、「リアルな友達ともわいわい盛り上がれる」ことを重要視して作ったと語り、「子供時代に友達とゲームをやって、わいわい盛り上がって、対戦やアドバイスしあってプレイした、あの時の楽しかった感覚をスマートフォンで実現したかった」と続けると、ナメカタ氏や菅野氏からも同意する声が聞かれた。

　中村氏は「モンスト」が「対面でも楽しめる マルチプレイ」が優秀だと語り、「XFLAGの持つマルチプレイ、プロモーションの知見を『コトダマン』と融合させることでもっと大きなタイトルにしていくのが移籍の目的です」と結んだ。

移籍に先駆け「マルチプレイ」をリニューアル！

　XFLAGへの移籍は10月末をめどに行なわれるが、それに先駆けマルチプレイのリニューアルが実施される。リニューアルのポイントは以下の3つ。

　最も大きなリニューアル点が「ターン交代制」への移行だ。これまで「コトダマン」では複数プレーヤーが順に文字を入れていくスタイルだった。今回のリニューアルで、1プレーヤーが1ターンをまるまるプレイすることになる。

　これまでは、各プレーヤーが1文字ずつ文字を入れていくということで、他のプレーヤーの手札を確認する必要があったり、バトルにおいての戦略性やことば作りなど、限られた時間内で数多くのコミュニケーションが必要となっていた。

　これを1プレーヤーが1ターン丸ごとプレイするスタイルにすることで、プレイする順番が回ってくるまで時間がある程度必要となるが、人がプレイしている間はアドバイスなどを出すことができるなど、「みんなでワイワイ言葉を作れる」という「コトダマン」の根源的な楽しみ方に近づくことになる。

　この「ターン交代制」をより一層楽しめるよう、クエストのバランスや敵の行動パターンについても見直しをかけるという。

　さらに、バトルのテンポアップと最適化を行なうことで、より爽快感を味わえるように調整される。また新たな機能として「他プレーヤーからのリーダーレンタル機能」の導入も予定されている。これは、これまでプレイするときは4体でプレイしていたが、これに加え他プレーヤーが設定しているリーダーが1体ランダムで加わるというもの。こういった新規要素のさらに細かい点は今後改めて発表される予定。

　番組では「ナメプリタイナチャレンジ」と題して、新マルチプレイを採用したチャレンジ企画が披露された。楽しそうなプレイ風景が、アップデートを楽しみなものと感じさせた。

番組では新マルチプレイを「ナメプリタイナチャレンジ」で披露

　気になる「マルチプレイ」のリニューアル時期だが、なんと！ 9月初旬ということで、直近を予定している。

今後のアップデート計画を一部公開

　番組ではさらに今後のアップデート計画を一部公開した。今回発表されたアップデート内容は以下の通り。

　「ぼうけん」は、これまでは賢者がいて司祭を倒し、ボスである司祭長に挑むことになっていた。新シリーズでは、完全に新しい物語となり、主人公はもちろん、敵コトダマンも一新。マップも新マップが登場する予定となっている。また、プレーヤーから「もっと演出やストーリー描写があった方が良い」という意見もあったことから、これらにも応えられるようしたいということだ。「ぼうけん」は初期プレーヤーでも主人公がゲットできるなど人気のあるコンテンツ。期間中いつでも挑戦できるなどやりこみ要素もあるので、新たなマップを追加する事で一層楽しんでほしいとしている。

　新たな攻略コンテンツの追加については、手持ちのコトダマンを駆使して闘う“総力戦”のようなものとなる。これまで使うのがためらわれたキャラクターなどを活用できるようなシステムを考えているとか。仕様などまだまだ検討段階だということだが、1度使用したコトダマンには出撃制限がかかるなどのシステムも盛り込む予定だという。

　3つめが「『大陸クエスト』のリニューアル」。「大陸クエスト」はこれまでクエスト数が多かったり、プレーヤーが目標に到達する前につまづいてしまっているといった状況が見受けられたという。これらのクエスト数の見直しなどを行ない、さらなる追加要素も同時に検討しているという。2周年までには実装したいとしている。

続々コラボも決定

　この秋の移籍に合わせたコラボも発表となった。

　発表となったのは10月に「ぷよぷよ」、11月に「モンスターストライク」と、両社のIPを駆使した内容となる。ちなみに「モンスト」とのコラボではルシファーがコトダマン化して登場となるグラフィックスがいち早く公開となった。

キャンペーンも実施

　8月～10月まで「コトダマン」を遊ぶだけで毎月虹のコトダマが10,000個以上プレゼントされるキャンペーンなどが開催される。