映画「二ノ国」、2分半に及ぶユウとアーシャの飛空艇シーンを公開

　8月23日より全国公開が予定されているアニメーション映画「ニノ国」の本編シーンの一部が公開された。

　本作は、レベルファイブのファンタジーRPG「二ノ国」シリーズをモチーフとしたアニメーション映画。製作総指揮/原案・脚本にレベルファイブの日野晃博氏、監督に百瀬義行氏（「おもひでぽろぽろ」原画 他）、音楽に久石譲氏（「千と千尋の神隠し」他）といった、日本を代表するクリエイターが起用されている。劇場版では、ゲーム版「二ノ国」とは異なる、オリジナルストーリーが展開する。

　今回公開されたのは、主人公ユウ(山﨑賢人さん)が、魔法の世界“二ノ国”のお姫様であるアーシャ姫(永野芽郁さん)と飛空艇に乗り、清めの湖へ向かうという重要なシーンの映像。百瀬氏は、“何の前触れもなく、ふとした瞬間に誰かを好きになる”というシーンを、これまで多くのスタジオジブリ作品で描いてきた。このシーンもそれらと同じく、ユウがアーシャに恋をした瞬間だと語る普遍的な名シーンとなっている。このシーンについて日野氏は、魔法のようなファンタジー世界だけでなく純粋なラブストーリーも入れたかったと語っている。また、久石氏は、“観客に寄り添う”ことを基本としているが、本作では「今回はエンターテインメントなので、久しぶりに状況や人物の心情に添って作った」という。更に本作では、“一ノ国”では室内構成、“二ノ国”ではフルオーケストラと、使う音楽が厳密に使い分けられている。