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チェコのご飯とビール、そして甲冑に身を包んだ騎士が2人! 最高にボヘミアンな「キングダムカム・デリバランス」完成発表会
2019年5月31日 15:26
DMM GAMESは、6月27日発売予定のプレイステーション 4/PC用オープンワールドRPG「キングダムカム・デリバランス」において、完成発表会をチェコ大使館にて5月29日に開催した。
大使館でゲームイベントが行なわれるというのは極めて稀なことだが、本作に関してはチェコ観光局が当時のチェコをリアルに再現したゲームを日本に広め、そして日本のゲームプレーヤーにチェコの魅力を知ってもらおう!という想いから日本でのPRをサポートしており、今回のイベントにもゲームメディアの取材陣に加え、Twitterにて募集された一般参加の方々も参加していた。
発表会ではDMM GMESの「キングダムカム・デリバランス」日本語版のプロデューサー松本卓也氏と、発表会のために来日したチェコのWARHORSEスタジオでPRマネージャーを務めるトビアス シュトルツ ツヴィリング氏によるトークセッションをはじめ、チェコ政府観光局のディレクター、マルチナ ツィールコヴァー氏とPR&マーケティングマネージャーの麻生理子氏によるゲームと絡めたチェコ観光施策などの紹介。初公開となる「キングダムカム・デリバランス」日本語版の試遊が行なわれたほか、トークショー後のパーティではチェコ料理や"ピルスナー"の元祖となったチェコのビール「ピルスナーウルケル」などが盛大に振る舞われた。
さらに中世バトルスポーツ団体「キャッスル・ティンタジェル」の騎士2名がゲストとして登場。2人の姿はまるでゲームの世界からそのまま飛び出してきたかのような迫力を醸し出しており、模擬戦も剣やハルバードを振り回して全力で殴り合うという想像の100倍ほどハードコアなもの。武器と鎧がぶつかるゴキン!ガキン!と鈍い金属音を奏で、見ているこちらがちょっと心配になるほどのすさまじい試合を観られた。
チェコよりPRマネージャーが来日!「キングダムカム・デリバランス」トークショー
発表会で登壇したのは松本氏と通訳を務めたDMM GAMESの鈴木瑛美瑠氏、そして"トビー"ことトビアス氏。実際のゲームプレイ動画を上映しつつ、舞台となるボヘミアのリアルさや美しさ、ゲームシステムについて紹介していった。
「キングダムカム・デリバランス」は1403年のボへミア、つまり"中世ヨーロッパ"を舞台にしていながら、魔法やドラゴンといったファンタジー要素は一切登場せず、当時の地理や建物、人々の生活などを念入りな現地調査によってリアルに再現している。システム上もオープンワールドとして極めて自由度の高い作りとなっており、中世ボヘミアで善人として、あるいは悪人として、はたまた放浪者として生きることもできるタイトルだ。
本作ではクエストなどの目標達成のために様々なアプローチをすることができ、例えばあるアイテムを手に入れたいという時、正面切って買ってもいいし、スリやロックピックを活用してアイテムをこっそりと盗み出してもいい。その場合は衛兵などに見つかると厄介なので、これまた色々な選択肢で彼らの口を封じることもできる。
一方で普通に買い物をする際にも交渉術のスキルを上げていれば有利に商談を進めることもできるなど、システム的な自由度からくる行動の多彩さが非常に印象的だった。日本初公開となる日本語版の試遊においても、序盤だけでも結構な量になる会話やテキストはもちろん、ボイスまでも全て日本語ローカライズが施されており、ボヘミア世界にどっぷりと浸かれるようになっていた。
また、松本氏は当日届いたばかりだという初回限定版のサンプルを手に、豪華な外箱や古めかしさと迫力を醸し出すマップ、ブックレットやメダル、サウンドトラックなどの特典を紹介しつつ「豪華なアイテムが詰まっています。気になる方は是非予約を!」とアピール。また、本作については「ゆっくりとチェコの世界を堪能するのが楽しいゲームです。是非この世界を日本語で楽しんでほしい」とした。