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D4エンタープライズ、1988年初出のアドベンチャー「サイオブレード(PC-8801版)」配信開始
雑誌広告のPDFやステートセーブデータも同梱
2019年5月21日 17:53
D4エンタープライズは、レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、PC用アドベンチャー「サイオブレード(PC-8801版)」を5月21日に配信開始した。価格は500円(税別)。
「サイオブレード」は、1988年にリリースされたアドベンチャーゲーム。近未来を舞台に、キースとヒューイの2人の主人公を通してストーリーが展開する。本作の大きな特徴は、主人公の両者は直接的に交錯しないものの、物語の根底でつながっているということだ。通常時はコマンド選択方式のアドベンチャーゲームだが、シーンによってはアクションゲームになるなど、ユニークな展開も用意されている。
今回発売される「サイオブレード(PC-8801版)」には、雑誌広告のPDFやステートセーブデータも同梱されているため、ゲームの途中からプレイを楽しむことができる。データは「地上ステージ:最終3D迷路開始直前」、「宇宙ステージ:クルー未救出でのラスボス直前」、「宇宙ステージ:クルー救出済みでのラスボス直前」の3つが用意されている。
【ストーリー】
恒星間有人探査機「セプテミウス2」は、全世界の注目を浴びてエウロハ基地を後にした。目的地の、へびつかい座バーナード星系への往復は約28年。先発の無人探査機「セプテミウス1」を追い越し再び太陽系に戻ってくる予定である。
AD2101年、遂に人類は太陽系外の地に降りたった。そして「セプテミウス2」は順調に任務を消化し、帰途についた。しかし、減速期に入って247日目に異変が起きた。メインコンピュータ「ラクーン」の不可解なメッセージを最後に通信は途絶え、航路を徐々に外れていったのである。
「セプテミウス2」の乗務員の安否が気遣われる中、宇宙省は8名のスタッフを乗せた救命艇「キャサワリー」を派遣した。時を同じくして「ラクーン」の設計者シュルツ博士が失そうした。ニューロンコンピュータの最高権威である博士は、厳戒の研究所から、かぜかコツゼンと姿を消したのである……。
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