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映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ボイスキャストが決定

主人公・リュカ役は佐藤健さん。総勢13名の出演陣が明らかに

8月2日 公開予定

 スクウェア・エニックスは、8月2日に公開予定のドラゴンクエストシリーズ初のフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のボイスキャストが決定したことを明らかにした。公式サイトでは、予告動画が公開されている。

【「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」予告(1)】

 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」(1992年発売)のストーリーを原案に、「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」や「STAND BY ME ドラえもん」などの監督を務めた山崎貴氏が総監督・脚本を手掛けるアニメーション映画。監督に八木竜一氏・花房真氏、原作・監修に“ドラゴンクエストの生みの親”堀井雄二氏、音楽にゲームの人気を支えてきたすぎやまこういち氏の楽曲を使用することも決定している。

 ボイスキャストは、“父との別れ”や“運命の相手との出会い”など多くの試練を乗り越え、家族と共に魔王の復活を阻止するために旅をする勇敢な主人公・リュカ役に佐藤健さん、“リュカの二人の運命の相手”で幼い頃に共に冒険をし、成長して強く美しい女性として再会を果たすビアンカ役に有村架純さんが決定した。

 さらに、主人公の幼馴染でサラボナの町中の男性の憧れで聡明な女性・フローラ役に波瑠さん、ヘンリー役に坂口健太郎さん、パパス役に山田孝之さんが決定している。その他、ケンドーコバヤシさん、安田顕さん、古田新太さん、松尾スズキさん、山寺宏一さん、井浦新さん、賀来千香子さん、吉田鋼太郎さんら豪華俳優陣の出演も決定している。

キャラクタープロフィール

リュカ【佐藤健さん】

 行方不明の母を探すため、父・パパスと共に冒険へ出る。そこで出会った王子・ヘンリーと共に魔物たちに捕まり、奴隷として連れ攫われてしまう。10年後、再び母を探す冒険へと出発する。冒険先のサラボナで、幼き頃に共に冒険をしたビアンカ、同じく幼馴染みで大富豪の娘であるフローラと出会う。

【佐藤健さん コメント】

 調べたところ、天空の花嫁は僕が3歳の時に発売されたようです。ゲームっ子だったぼくは多分小学生の時だったかな?夢中になって遊んでいました。今回の脚本は映画としての最後の終わり方以外は基本的にゲームに沿って進んでいきます。

 しかしこの普遍的なストーリーは、今読んでも決して古く感じることなく、当時と同じ様に僕の心を震わせました。まず当時、ここまで物語がしっかりとしているゲームなんてないわけで、その時点で「ドラゴンクエスト」凄いなと改めて思ったわけですが、この時代に映画の脚本として生まれ変わってもなお色褪せぬこの魅力。あっぱれ「ドラゴンクエスト」です。

 そんな「ドラゴンクエスト」の主人公の声を務めさせて頂くということで責任重大なわけですが、どうなのでしょう、不安です。しかし佐藤なんかに任せてらんねえよという方にも是非この映画を観に来て頂きたいのです。何故ならこの物語の主人公は僕が演じた“リュカ”ではなく、紛れもなく今の時代を生きる“あなた”なのですから。

ビアンカ【有村架純さん】

 幼き頃にリュカと共に幽霊城での冒険を体験。その後も冒険を続けている快活な女性。成長し再びリュカと出会い、サラボナの平和を脅かす魔物を倒すため共闘することに。

【有村架純さん コメント】

 長年愛されて続けている作品ですし、ファンの方々がたくさんいる中、自分が参加して良いものか不安もありましたが、ドラマチックなストーリー、プレーヤーにも寄り添った構成に惹かれ挑戦させていただきました。

 山崎総監督のもと、佐藤健さんと掛け合いをしながら収録できたので、現場で生まれた空気感や、リュカとビアンカの距離が少しずつ縮まっていく様子が、声を通して少しでも伝わってくれると嬉しいな、と思います。

 ビアンカは、気が強くはすっぱな部分もあるけれど、心の隅でリュカを想う乙女な心も持った魅力的な女性です。寛容で肝っ玉だからこそどんなことも受け止め、立ち向かう芯の強さを大切に、ブレることのないよう演じました。

フローラ【波瑠さん】

 サラボナの大富豪の娘で町中の男性の憧れである美しく聡明な女性。サラボナを脅かしている魔物を倒した男との結婚を父親であるルドマンに勝手に決められてしまう。

【波瑠さん コメント】

 私はそこまで色々なゲームソフトで遊んでこなかったので、プレイしたことはないのですが、やっぱりゲームをやってる友達のほとんどが、ドラゴンクエストが好きなので、それが印象的です。

 たくさんの人に愛されてきた作品だなと思います。とても豪華なキャストの皆さんの中に入るのはとても恐縮しました。たくさんの人の心の中に、それぞれのドラゴンクエストがあると思うので、丁寧に取り組みたいと思いました。

 今回演じるのが、全ての男性が憧れるお嬢様の役なんて、と驚きましたが、ご一緒した佐藤さんをはじめとしたキャストの皆さんに引っ張ってもらいながらどうにか収録できました。あんなに可憐なお嬢様が私の声で喋っているのはすごく不思議な感覚です。

ヘンリー【坂口健太郎さん】

 ラインハットのいたずら好きな王子。リュカと共に魔物の奴隷として捕まってしまう。リュカの危機には必ず駆けつけると約束するなど絆が深い。

【坂口健太郎さん コメント】

 「ドラゴンクエスト」シリーズは大好きで、ほとんどの作品をやってきましたが、中でも「V」は、何度も繰り返し遊んだ思い出があります。「ドラゴンクエスト」というゲームの映画化、どんな世界になるのか、想像がつきません。だからこそとても楽しみです。

 「V」自体はとても好きな作品だったので、まさか自分がヘンリーの声をさせていただけるとは。と驚きました。わがままな王子だったヘンリーが、大人になって立派な姿になる。そこを声で表現するのが難しかったです。

パパス【山田孝之さん】

 行方不明となった妻・マーサを探すため、リュカとともに旅に出る。息子であるリュカへの愛情はとても深く、剣の腕も一流。ヘンリーを攫ったゲマの卑怯な策略によりリュカの目の前で魔物に囚われてしまう……。

【山田孝之さん コメント】

 以前「ドラゴンクエストヒーローズ II 双子の王と予言の終わり」にも声で参加させて頂きましたが、今回の「ユア・ストーリー」でも同様、声だけでの表現は難しいなぁと思いました。

 大好きなパパスのプレッシャーは半端ではなかったです。しかし、もし私が主人公の声を演じるとなった場合、演技プランが1つしか思い浮かばないのでパパス役で助かりました。完成を非常に楽しみにしています。ヨシ、いや、山田孝之より。

【山崎貴総監督 コメント】

 3DCGで映画を作るのは理想的な実写化のようなものだと思っています。ですから僕も実写化するならこのメンバーでというぐらいの気持ちを込めてキャスティングさせてもらっています。

 佐藤君はその凜とした声が、主人公リュカが常に前向きに運命を切り開いていく姿を感じさせてくれました。有村さんはどこか包容力を感じさせる声がビアンカにピッタリだと思いましたし、波瑠さんは声の澄んだトーンに秘められた強さがフローラの純粋さをうまく表してくれていました。

 さらに坂口君の持って生まれた王子感はヘンリーの気高さに似合っていましたし、そして何と言っても山田君は「ドラゴンクエスト」とは切っても切れない関係なので、是非どこかに入って欲しいと思っていましたが、ここは意外な線を狙ってパパスをお願いしました。最強の戦士感のある、堂々とした声でパパスに存在感を与えてくれました。他のキャストの皆さんも、皆実写化するならこの人という気持ちで選ばせてもらっているので、それぞれのキャラクターにダブらせて楽しんでみて下さい。

【製作概要】
原作・監修:堀井雄二氏
音楽:すぎやまこういち氏
総監督・脚本:山崎貴氏
監督:八木竜一氏/花房真氏
製作:2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会
配給:東宝