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「レッド・デッド・オンライン」、新モード「ガンラッシュ」など、さらなるアップデートを本日(北米現地時間)実装
2019年1月11日 09:41
ロックスター・ゲームスは公式ページにて、「レッド・デッド・オンライン」のアップデート実施をアナウンスした。新しい対戦モード「ガンラッシュ」の紹介や、デイリーチャレンジ、そしてPKプレーヤーへの対策などを本日(北米時間)実装する。現時点(日本時間朝8時)では、まだガンラッシュなどは遊べなかった。
今回の目玉となるガンラッシュは、最大32名で、縮小するエリア内で武器や弾薬を拾い集め、己のサバイバル能力を競い合う新モードとなる。フリーフォーオール、そしてチームでも参加可能で、最後の生き残りが勝者となる。
「レッド・デッド・オンライン(以下、「RDO」)」では、小規模戦闘で武器固定のバトルロイヤルモード「必中」があるが、ガンラッシは必中以上に「PUBG」などのバトルロイヤルゲームに近いモードとなりそうだ。これまでの「RDO」のゲームモードはどれもゲーム内のマップそのものを使用している。見知った場所での戦いは独特のものがあるし、馬や、開拓時代末期の未発達な武器での戦いは「RDO」ならではだ。現在はまだ遊べないが、この感触は近日レポートしたい。
もう1つ注目ポイントがPKプレーヤーへの対策だ。「法執行官と賞金首のアップデート」では、法執行官と賞金首のシステムにアップデートが施され、、嫌がらせ行為の誘発について一部変更を加える予定となっている。プレーヤーは犯罪を犯すと賞金をかけられ、制限時間内にそれを支払うよう奨励されるようになる。
そのままにしておくと各州の賞金稼ぎがプレーヤーを追跡し始め、賞金を払うか、あるいは逃亡を続けるかの選択を迫られる。オフラインプレイのような徐々に賞金が重くなるルールが適用されるようだ。「RDO」は金銭面はよりシビアなため、賞金はかなり重い負担となりそうである。
同じプレーヤーに連続キルされることで発動する「和平交渉」も変更が加えられる。攻撃的なプレーヤーをより早く避けられるように、和平交渉のシステムが発生しやすくなるよう調整される。それに加え、形式的に他のプレーヤーを攻撃できる、抗争、民警団抗争、リーダー抗争を行ないやすくするという。
「プレイヤーアイコンを近距離でのみ表示」という変更では、プレイヤーアイコンは近距離でのみ表示されるようになる。また、他のプレーヤーに視認される距離も減少し、広範囲で他のプレーヤーから狙われる機会が減るという。
さらに、今後プレーヤーが見境なく嫌がらせ行為やキルを行なう場合は、該当プレーヤーのアイコンが徐々に暗い色で表示され、より遠くからでも見えるようにする予定だという。こうすることで、セッション内の他のプレーヤーが危険と思われる相手を安全な距離から察知することができるようになる。
「GTAオンライン」も同様だったが、ロックスター・ゲームスは、オンラインゲームで排除されつつあるPKを容認し、彼らとの関わりをゲームの大きな要素として捉え、プレーヤー同士の通常マップでの抗争を推奨している。特に「ROD」は武器が未発達であるためPKが圧倒的な力を持ちにくい。「PKがいる世界」を積極的に模索している印象がある。
PKはプレイに緊張感と刺激を与える一方で、他のプレーヤーから何の理由もなく絡まれるのが嫌な人もいるし、嫌がらせをひたすら続けるプレーヤーもいる。MMORPGではPKを排除するように動いてきた歴史があるが、「ROD」の“PKの落としどころ”は注目したい。現時点でも「RDO」は、これまでのオンラインゲームとは一味違う、他のプレーヤーへの緊張感と、独特のコミュニケーションを生んでいる。古参のオンラインゲームプレーヤーである筆者は、「ウルティマオンライン」の最初期のような雰囲気も感じている。この世界がどうなっていくかは注目したい。
今回はさらなる今後の予定も発表された。
・放浪モードや対戦コンテンツ、ホーレイやジェシカをはじめとした新しいキャラクターにまつわるストーリーが楽しめる「チャンスの地」の追加ミッション。
・マップ上さまざまな場所でのダイナミックイベント。
・新しいレースや戦闘モードなどの競争。
・新しい武器や服など、今後アナウンスされるアイテムもいっぱい。
また、Xbox Oneのプレーヤーは、赤栗毛のアラブ馬、ワニ皮のランチカッター鞍、ハイローラー リボルバーが「レッド・デッド・オンライン」でアクセスできるようになったという。
まだ「RDO」はβテスト中である。正式サービス時、この世界がどう変わるか、今後どうなっていくのか、大いに期待したいところだ。