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「ドラゴンクエストX」を巡るシェアハウスラブコメディ「ゆうべはお楽しみでしたね」
宮野真守さん、出演が決まっての一言は「バイキルトですね!」
2018年12月28日 07:00
MBS/TBSは、同社の「ドラマイズム」枠で、MMORPG「ドラゴンクエストX」をモチーフにしたシェアハウスラブコメディドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」を1月6日より順次放送を開始する。
「ゆうべはお楽しみでしたね」は、MMORPG「ドラゴンクエストX」をモチーフにした金田一蓮十郎氏のマンガを実写ドラマ化したもの。主人公のたくみは、「ドラゴンクエストX」を通じて知り合ったプレーヤー、ゴローを同性だと思ってルームシェアに誘うが、実際に会ってみるとイメージとは正反対のギャル系女子で……というラブコメディ。
このほどマスコミ関係者などを集めて行なわれた試写会では第1話を上映。実写ドラマだが、「ドラゴンクエストX」のゲームプレイ画面はバンバン登場するのはもちろんのこと、「ドラゴンクエスト」のゲーム内キャラクターが映像内に登場することがある。ちょっとしたネタから演出に使われるものまで様々だが、とにかく各キャラクターとの合成画面に違和感がなく、とにかく可愛らしくて、ドラマ全体のムードもふんわりとした明るい内容に仕上がっている。このドラマ単体でも楽しめるが、やはり「ドラゴンクエスト」を知っているとより楽しめるだろう。そういった意味でも「ドラゴンクエスト」ファン必見のドラマとなっている。
試写会後には出演陣によるトークが行なわれた。この日出席したのは、さつきたくみ役の岡山天音さん、おかもとみやこ役の本田 翼さん、たくみが務めるアニメイトの店長・大仁田役の宮野真守さん、みやこの勤めるネイルサロンの店長・栗山役の芦名 星さん、みやこの親友・あやの役の筧 美和子さん。
撮影スケジュールはとにかくタイトで短かったようだが、出演陣は短時間で仲良くなっていったという。ゲーム好きで知られる本田さんだが、「キングダムハーツ」が好きという事もあり、宮野さんが同作のリクを演じていると知り大興奮だったのだとか。一方、岡山さんと本田さんはダブル主演ということで2人での撮影が多かったようだが、岡山さんが役の“たくみ”を地で行く人見知りであったため、本田さんの方から当たり障りのない話をすることで徐々に距離を縮めていったのだとか。
岡山さんはドラマの撮影前に「ドラゴンクエストX」をプレイしはじめたというが、「他のプレーヤーの方とコミュニケーションを取りチームを組んで、ボスなどを倒しに行ったのですが、人見知りなのでオンライン上でもしゃべることができず、ひたすら黙々とレベルを上げるのが日課になっていました」と人見知りプレイを告白。
本田さんは前述の通りゲーム好きで、「ドラゴンクエストX」も2年間ほどプレイし、お休みしていたという。「ドラゴンクエストX」のヘビープレーヤーである“おかもとみやこ”については「自分と似てるところが多い」と分析。しかしなにより、大好きな「ドラゴンクエスト」に関連するドラマに出られることがうれしかったという。
本田さんのゲーム好きは他の出演陣も実感したそうで、筧さんは「ゲームをプレイしているシーンを見ていると、馴れている感がすごくて、『“みやこ”ってリアルに存在するんだ』と感じました」とコメントしていた。
「ドラゴンクエスト」シリーズが好きという点では宮野さんも負けてはいない。アドリブで「ドラゴンクエスト」ネタをガンガン入れていると言い、たとえば第1話では「くさったしたい」に関するセリフがあるが、「“くさったしたい”と言ったら“スミス”でしょ!」と、アドリブを入れている。他の出演シーンでも、アドリブ満載ということなので、注目して見ると良いだろう。そんな宮野さんは今回10年ぶりのドラマ出演ということで感想を聞かれると「バイキルトですね! 2倍になっています!」と力強く答え、会場の笑いを誘っていた。
岡山さんは最後に「ゆうべはお楽しみでしたね」について「ポップで可愛らしいドラマになっています。たくみはコンプレックスから他人をジャンル分けしていましたが、少しずつ打ち解けていく過程の美しさが出れば良いなとおもいます」とアピール。
本田さんも「個性豊かな人たちに囲まれた(たくみとみやこの)2人のこれからを見守ってもらえればと思います。疲れた心を癒やしてくれる作品です」とコメントし、締めくくった。
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