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「JUDGE EYES:死神の遺言」、主人公・八神隆之や源田龍造など主要人物のストーリーを紹介

12月13日 発売予定

価格:8,290円(税別)

CEROレーティング:D(17才以上対象)

プレイ人数:1人

 セガゲームスは、12月13日に発売を予定しているプレイステーション 4用リーガルサスペンスアクション「JUDGE EYES:死神の遺言」のゲーム情報を公開した。

 今回は、主人公である八神隆之のほか、源田龍造、羽村京平、黒岩満、綾部和也、それぞれのストーリーを紹介する。

ストーリー紹介:八神隆之

 元弁護士にして便利屋まがいの探偵という彼は、今日も神室町で限りなく黒に近いグレーゾーンを生きている。そんな八神は、これまでの人生で少なくとも3つの事件に遭遇してきた。

第1の事件

 今から約20年前に八神は、実の両親を同時に殺害されている。八神の父親は弁護士であり、ある殺人犯を無罪判決に導いたが、それを恨みに思った被害者遺族の凶行により襲撃された。犯人はその後、奥の部屋で自殺。自宅で殺害された両親の亡骸を前に、多感な時期の八神少年が何を思ったのか。いずれにせよ八神は、親族の手も振り払って神室町にやってきた。そこで過ごした数年の間、巡り合ってきた人たちの支えにより、やがて八神は弁護士となる。

八神は弁護士となる

第2の事件

 第2の事件は、八神にとって初の刑事弁護となる殺人だった。彼が弁護する被告人、つまり殺人犯として疑われたのは大久保新平、当時26歳。被害者の老人を、山に埋めて遺棄したと自供しており、十中八九有罪とみられていた事件だ。

 そもそも日本における刑事裁判の99.9%は有罪となっている現状からみると、大久保を無罪とするのはほぼ不可能だった。だが八神はそれを成し遂げ、法曹界で一躍名をあげたのである。そして、その快挙が第3の事件の引き金を引いた……。

第3の事件

 八神の弁護で釈放された大久保新平が、同棲中だった恋人を包丁で繰り返し刺して殺害。火を放ったアパートは炎上し、大久保は現行犯で逮捕されたのである。

 もしかしたら……八神が勝ち取った無罪判決がそもそもの間違いだったのではないだろうか。世間の誰もが、あの裁判は「誤審」だったと思った。少なくとも大久保が釈放されていなければ、その恋人が惨殺されることもなかったのだ。

 この事件をきっかけに法廷を離れた八神は、本作の物語の幕開けとともに第4の事件に遭遇することになる。事件の被害者たちは、関西から神室町に進出してきた極道たち。共通する手口として、死体からは両目の眼球がくり抜かれていたのである……。

ストーリー紹介:源田龍造

 源田龍造は、神室町のなかほどに位置する源田法律事務所の所長。極道がいたるところで闊歩する神室町で、長年弁護士人生を歩んできた。同世代の親友は、東城会系松金組組長の松金貢だ。その松金から「面倒をみてやってほしい」と頼まれたのが、まだ少年だった八神である。

 八神には、生みの親を入れて「親父」と呼べる人間が3人いるという。それが松金組長と源田だった。大久保新平の件で八神が法廷を離れたあとも、なにかと気にかけてくれる。源田法律事務所の弁護士たちが各自で担当する事件の調査をしたいときには、雑用も含めて八神に依頼しており、八神探偵事務所にとって貴重なお得意様だ。ただし、親しき仲にも礼儀あり。仕事を頼むときには手土産くらいは持っていこう。

所属弁護士のひとりである城崎さおりは、甘い物に目がないという

ストーリー紹介:羽村京平

 羽村京平は、松金組の若頭(ナンバー2)で、神室町を我が物顔で歩く極道のひとり。松金組は、東日本を牛耳る東城会の中で三次団体という末端組織のひとつにすぎないが、この羽村の稼ぎのおかげでなかなか羽振りがいい。

 昔馴染みの八神のことは「ター坊」と呼ぶが、良好な関係ではない。松金組長のお気に入りである八神との間には、なにやら因縁がありそうだ。この羽村が「関西極道を殺害し、目をくり抜いた」として突然逮捕される。

 治安がいいとされる日本で起きた世間を揺るがす猟奇的な連続殺人は、暴力団同士の抗争によるものと考えられている。果たして羽村は、本当にその犯人なのだろうか? それともまた別の真実が裏に潜んでいるのだろうか? 羽村が本作のストーリーの中で重要な鍵を握る人物であることは間違いなさそうだ。

ストーリー紹介:黒岩満

 神室署組織犯罪対策課の刑事。主に極道組織にかかわる犯罪の取り締まりに当たっている。極道組織の姿が多い神室町で「敏腕かつ剛腕」とささやかれる人物だ。ネオンの陰で起きる数々の事件で捜査の陣頭指揮を執り、検挙率は抜群。そんな黒岩だからか、元弁護士だった八神の来歴にも詳しい。

 3年前、警察が逮捕していた殺人鬼を八神が野に放った結果、ひとりの罪なき女性が新たに殺害されたと考える警察官のひとりである。

「3年前、お前の弁護で無罪になった人殺しが何の罪もない女の子を焼き殺した」

 そんな黒岩の言葉に八神は返す言葉が見つからない。黒岩は、神室町で起きた事件を調べる八神に対し、憎しみすら込めた視線を放ち続ける。共に犯罪や悪を憎む心を持ちながら、ふたりは対立を避けずにいられない関係なのだ。

ストーリー紹介:綾部和也

 汚職刑事の綾部和也。物語序盤では、ところどころでその名前だけが現われる。綾部は金次第で捜査資料を裏社会に流し、そこから渦巻く情報を売買する情報屋だ。警察の不都合な情報を取り扱うだけに、仕事相手を選ぶときは慎重に人物を見定め、安全が確保されない限り姿を現わすことはない。

 黒岩と同じく神室署の組織犯罪対策課に所属するものの、綾部はその指揮下に所属する多くの刑事のひとりに過ぎず、同僚からは「仕事への熱意がない」とみられている。

 八神の相棒で、元は東城会の極道だった海藤とはそれなりの面識があるようだったが「あんたは安い情報しか買ってくれないからな」と綾部はすまし顔だ。しかし、神室町における彼の情報は、裏社会の人間たちにとってはこのうえなく有用で、綾部が自分の手駒のように使える人間も複数いるらしい。

神室町の影になる地帯ではなかなかの顔。ただし、上司である黒岩の前では途端に「うだつのあがらない刑事の仮面」をかぶる