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「第4回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会決着!「ヘラリスト」と「GGBOYZ」の2チームが全国大会に出場

「ウルトラハンコ」などを含む「更新データVer.4.2.0」の配信日も発表!

11月3~4日 開催

準決勝及び決勝の実況解説を務めたイカ研究員こと「スプラトゥーン」シリーズプロデューサー野上 恒氏

 任天堂は、11月3日から4日にかけて実施された「Nintendo Live 2018」において、Nintendo Switch用アクションシューティング「スプラトゥーン2」を競技タイトルとした「第4回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会を開催した。

 「スプラトゥーン甲子園」は4人1組のチームで臨む、対戦モード「ナワバリバトル」を用いたトーナメント形式の大会。例年全国各地で地方予選を行ない、その勝者が集う舞台として「闘会議」で全国大会が行なわれている。

 今年の関東大会は任天堂主催のオフラインイベント「Nintendo Live 2018」に合わせ、2日間に渡って開催された。関東大会では各日128チームの中から優勝者が決定し、関東代表として闘会議 2018で開催予定の全国大会へと駒を進める。

【「第4回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会 DAY1】
【「第4回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会 DAY2】

 大会の舞台となったメインステージには「スプラトゥーン」ファンが詰めかけ、その熱気に釣られてか他の任天堂タイトルを目当てに会場を訪れたファンも集まり、ステージと試合を映すモニターの付近は大変な賑わいを見せた。

 ギャラリーは予選の段階から大盛り上がりで、観戦している人数の多さはもちろん、その大勢の観客たちはプレーヤーが相手を倒した際やファインプレイなどが起こった際には地鳴りのような歓声を上げつつ、手にしたサンダースティックを打ち鳴らす。こうした熱狂を体感することができるのはオフラインイベントならではで、「スプラトゥーン」の人気やコミュニティの結束の強さを改めて実感することができた。

奥に見えるのがメインステージで、左手が観戦用のモニター。多くのファンが試合の行方を見守った
メインステージ前も観戦用モニター前も満員御礼!物凄い熱気に包まれていた
メインステージ脇のモニターはニコニコ動画の生配信と連動しており、試合の盛り上がりにあわせて"弾幕"が流れる場面も

 また、「スプラトゥーン甲子園」の採用モードとなる「ナワバリバトル」は「スプラトゥーン2」のゲーム性を最もよく表すゲームモードの1つで、フィールドを自チームのカラーのインクで塗りつぶした面積が多いチームが勝利となるというもの。いわゆるTPS(サード・パーソン・シューティング)とは違ってキルそのものの数で勝敗が決まるのではなく、あくまで相手より多く塗った面積が多い方が勝ち、という観戦していても状況がわかりやすいのが、"初見"の観客を引き寄せる一因だったのかもしれない。

 さて、準決勝までは参加チームが多いこともあり、1本先取のまさに1発勝負。マップと相手との相性によっては実力を発揮しきれずに惜しくも敗退していくチームも散見されたが、準決勝、決勝では2本先取となるため、真の実力が問われるルールとなっていた。

 Day1の決勝戦ではチャージャーを軸にした連携が光る「ヘラリスト」と、プロモデラーRG(通称金モデラ―)を複数採用した構成で勝ち上がってきた「こちら偏差値Xパワー9999.9」が激突。初戦は中盤からの動きが冴えた「ヘラリスト」が獲得し、続く2戦目も序盤から「ヘラリスト」が塗りを広げていく。あとがない「こちら偏差値Xパワー9999.9」もなんとか押し返していきたいところだったが、「ヘラリスト」はハイパープレッサーの圧力を背景にマップの支配権を手放さず、手堅く勝利を決めた。

ヘラリスト
こちら偏差値Xパワー9999.9
第1試合、中盤から巻き返しに成功するヘラリスト
第2試合では勢いに乗ったか大差で勝利を決める!
Day1では「ヘラリスト」が優勝。全国大会の切符を手にした

 続くDay2でも熱い戦いが繰り広げられ、決勝まで勝ち進んだのは「負けたらギアクリーニングします」と「GGBOYZ」。中でも「GGBOYZ」は第3回「スプラトゥーン甲子園」優勝、そして今年2018年のE3で行なわれた世界大会「2018 Splatoon 2 World Championships」の覇者でもある。つまりは名実ともに世界最強チームであり、その戦いぶりに注目が集まった。

負けたらギアクリーニングします
GGBOYZ

 蓋を開けてみると、「GGBOYZ」は2セットを連取して「負けたらギアクリーニングします」を下し、Day2の優勝を飾った。キルの取り合いなど塗って塗られての激しい展開が繰り広げられる場面などもあったが、「GGBOYZ」はマップ制圧の速さとその時々で最適な行動を行なう判断力のレベルが極めて高く、世界王者の貫禄をこれでもかと見せつけた。

塗りでは常に優位を保ちつつ、プレッシャーをかけ続ける「GGBOYZ」
2試合目も押し引きの判断が冴えわたり、大差にて勝利。まさに王者の貫禄

 2日間の試合の結果により、関東地方からは代表として「ヘラリスト」と「GGBOYZ」の2チームが全国大会へと出場する。「GGBOYZ」が第3回に続いて史上初の連覇を遂げるのか、はたまた新たなチームがその名を歴史に刻むのか、その答えは闘会議 2018にて見届けたい。

更新データVer.4.2の配信日が決定!

 さて、Day2の最後には、野上氏より更新データVer.4.2.0の配信が11月7日に行なわれることが明かされた。更新データVer.4.2.0ではかねてより実装が予告されていたスペシャルウェポン「ウルトラハンコ」とサブウェポン「トーピード」が登場。

スペシャルウェポン「ウルトラハンコ」とサブウェポン「トーピード」

 また、「ベッチューコレクション」の第3弾として、「ウルトラハンコ」がセットされた「L3リールガンベッチュー」と「ホクサイベッチュー」、「トーピード」がセットされた「スパイガジェットベッチュー」、「おちばシューター」の4武器が新たに実装される。

「ウルトラハンコ」がセットされた「L3リールガンベッチュー」と「ホクサイベッチュー」
「トーピード」がセットされた「スパイガジェットベッチュー」、「おちばシューター」

 また、サーモンラン最後の追加ステージとして、「朽ちた箱舟 ポラリス」が実装。張り巡らされたライドレールの活用がマップ攻略のポイントとなりそうだ。「朽ちた箱舟 ポラリス」は実装当日より"バイト"の募集が行なわれるとのこと。新ブキの実装はもちろん、謎に満ちたマップでのバイトも楽しめそうだ。