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「ヒューズマン」と「ブラストマン」ステージを体験!「ロックマン11 運命の歯車!!」試遊レポート
2018年9月21日 11:54
カプコンは9月20日、東京ゲームショウ2018の同社ブースにおいて、10月4日に発売を控えたプレイステーション4/Xbox One/Nintendo Switch/PC用アクションゲーム「ロックマン11 運命の歯車!!」の体験会を実施した。
本作は「ロックマン」シリーズ30周年を記念した作品で、「最新ゲーム機でシリーズの面白さを再現する」というコンセプトで開発されている。グラフィックスや動きの滑らかさには新しさを感じるが、ゲーム性は「ロックマン」シリーズらしく歯応えのあるものになっており、そんな本作の魅力を体験するために多くの人がブースを訪れていた。
今回の体験会では用意された「ブロックマン」、「ヒューズマン」、「ブラストマン」、「パイルマン」の4ステージのうち、「ヒューズマン」と「ブラストマン」のステージについてプレイレポートをお届けする。
思わぬ高難易度に大苦戦!
高圧電流を操る「ヒューズマン」のステージは電流が行く手を阻む。仕掛けはタイミングを掴むことができなければ突破は困難。実際、筆者はタイミングを計り損ねて何度も電流の餌食になった……が、こんな時に役立つのが新要素「ダブルギアシステム」のひとつ「スピードギア」。周囲の動きを遅くできることができるので、難所でもミスなく突破することができる。また、ステージのギミックやボスの攻撃パターンを把握するのにも「スピードギア」は便利で、落ち着いてパターンを頭に叩き込むことができる。
しかし、それでもボスとして登場した「ヒューズマン」のスピードに翻弄されてしまい、ギアがクールダウン中に敢え無く敗北することになった。
次に挑戦したのが「ブラストマン」ステージ。爆弾を使うボスのステージらしく、ステージギミックも爆発物だらけで、不用意にセンサーに触れてしまうと爆発の連鎖に巻き込まれるどころか、足場を失ってしまうこともある。個人的にはヒューズマンステージよりも爆発の連鎖でダメージを受けやすく、高難易度な印象なステージだった。
特にコースターに乗った中ボス戦が厳しく、ここで何度もゲームオーバーに。ここで改めて「ダブルギアシステム」には「スピードギア」のほかに「パワーギア」と「ダブルギア」が存在することを思い出し、これらを活用して戦ってみることにする。「パワーギア」はロックバスターや特殊武器の性能を上げ、「ダブルギア」はピンチの時のみ発動可能で、超強力な「ファイナルチャージショット」を放つというものだ。
パワーギアで強化した「ブロックマン」の特殊武器を連打して順調にダメージを与えていくが、ふと気づくと武器のエネルギーが切れ再びピンチに……。ライフも残り少なくなってしまったので、ここで一発逆転を狙ってダブルギアを発動!すると強力なファイナルチャージショットで見事に撃破することができた。こうしてなんとか中ボスを撃破することはできたのだが、今回は恥ずかしながらブラストマンにたどり着く前にゲームオーバー。試遊時間も使い切ってしまい、泣く泣く体験会を後にすることになった。
絶妙で飽きさせない難易度が魅力
今回は「ブランクのある経験者向け」とされる「ADVANCEDモード」でプレイしたが、正直なところ、アクションゲームは好きだが下手だという自覚のある筆者にとってはかなりの難易度だった。しかし、本作は低難易度も実装されており、初心者でもクリアが可能とのことだ。一方でベテランプレイヤー向けの高難易度も存在するので、誰にとっても手ごたえを感じさせてくれる作品になっている。
また、「何度もプレイして学習する」という「ロックマン」シリーズの特徴を、ギアシステム、特にスピードギアが際立たせていると感じた。ゆっくりとステージギミックを眺めることで、どう進めばうまく行くかという攻略の糸口を探りやすくなっている。
総評として、滑らかな動きと美麗なグラフィックで、かつての「ロックマン」の面白さを再体験できるだけでなく、ギアシステムが程よい味付けになって新しいゲーム体験をもたらしてくれるゲームだと感じられた。なので、かつて「ロックマンシリーズ」をクリアしたことのある人にも、シリーズをプレイしたことがない人にも、この繰り返しプレイするたびに自分が上手くなっていく、という中毒性を味わって欲しい。
また、過去作のステージ曲のアレンジがBGMとして流れるなどは過去作のファンにとって嬉しい要素も存在。本体験会当日には、新ボス「アシッドマン」「ツンドラマン」と彼らが待つ新ステージも発表され、「ロックマン11」は発売に向けてますます盛り上がりを見せている。本当に発売が待ち遠しい。
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