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この男のアクションはやはり王道!「デビル メイ クライ5」ダンテ編プレイレポート
スタイルと武器の組み合わせで戦い方は無限の広がり
2018年9月23日 00:00
カプコンが2019年3月8日に発売を予定しているプレイステーション 4/Xbox One/PC用スタイリッシュアクション「デビル メイ クライ 5(以下、DMC5)」が、東京ゲームショウ2018にて日本では初となるプレイアブル出展を果たす。
「DMC」シリーズと言えば、プレイステーション 2で生まれ、その後プレイステーション 3、Xbox 360といった歴代HDハードでも存在感を際立たせていた作品だ。“スタイリッシュアクション”というジャンル名の通り、簡単な操作で美しく、そして派手なアクションを楽しめる。ただ、前作「DMC4」から実に約10年ぶりと、かなりのブランクがあるのも事実。最先端のゲームであるものの、どこか懐かしさを感じるファンもいるのではなかろうか。
本稿では、作中に登場する主人公の1人、ダンテを使用したプレイインプレッションを紹介する。GAME Watchではドイツで行なわれたGamescomのタイミングでネロ編のファーストインプレッションも掲載しているので、合わせて読むことでキャラクターごとの違いもよくわかると思う。
バイク型の武器「キャバリエーレ」が生み出す新たな爽快感
今回紹介するダンテは、「DMC」シリーズの1作目から活躍する「悪魔狩人」だ。銀髪と碧い目はおなじみだが、前作から数年後の世界が舞台ということもあって、少々年齢を重ねた印象も受ける。
今回のデモは物語中盤でのダンテのシークエンスをプレイすることができた。ダンテの主な戦い方と言えば、やはり片手に剣、片手に銃を持ち、それらを巧みに使い分ける連続攻撃だ。近接武器では通常の剣「リベリオン」に加えて、殴りと蹴りを高速で繰り出す「バルログ」、バイクを武器として扱う「キャバリエーレ」が使用できた。また遠距離攻撃用の銃はハンドガンの「エボニー&アイボリー」、ショットガンの「コヨーテA」が確認できた。プレーヤーはこれらの武器を瞬時に入れ替えて、コンボを繋げることになる。
そして、これこそがネロとダンテの決定的な違いになっている。ネロはレッドクイーンと呼ばれる剣と、連装銃のブルーローズ、さらにさまざまな機能を有する特殊武装「デビルブレイカー」を使い分ける。デビルブレイカーはステージ上でアイテムのように補充し、使い方によってはいつか壊れてしまう。そのため、持っているデビルブレイカーの種類によって戦い方を変えざるを得ない、というケースもあるのだ。
その一方でダンテはすべての武器が固定で、もちろん壊れることもない。デビルブレイカーを使った戦い方は間違いなく本作の大きな魅力になるが、シリーズのファンがより安心して戦えるのはダンテのほうだと思う。ダンテとネロのどちらがお気に入りかは、製品版発売後の大きなトピックになりそうだ。
筆者が特に気に入ったのはバイクのキャバリエーレ。バイクに乗って相手を轢き倒すアクションもあれば、ホイールをチェーンソーに見立てて斬りつけることもできる。リベリオン、バルログはどちらかというと素早く手数をかけて攻撃するのに対して、キャバリエーレは重い一撃を与える武器といった印象だ。
またボタンを連打するだけでコンボが繋がる「オートマチック」との相性もいい。キャバリエーレは他の武器と比べて攻撃のテンポが異なるぶん、慣れるのに時間がかかる人もいるだろう。そんな場合はオートマチックに切り替えれば、どのタイミングでどんなスキルを使うのがベストなのかがわかるはず。本作ではプレイ中にいつでもオートマチックのオン・オフを変更できるので、上級者であっても気軽に使えるのも嬉しい。
ダンテとネロの違いはまだまだある。例えば十字ボタンに割り振られたスタイルを変更することで、プレーヤーごとでまったく違った戦い方に発展するのがひとつ。スタイルは回避重視のトリックスターの他に遠距離重視のガンスリンガー、近距離重視のソードマスター、そして防御重視のロイヤルガードがあり、それぞれでアクションにも変化が見られる。状況によって使い分けるもよし、お気に入りのスタイルを極めるもよし、理想のダンテを追い求めるためにもぜひ覚えておきたい。
そしてDT(デビルトリガー)ゲージが3つ以上貯まると魔人化も行なえる。魔人になると攻撃力が格段にアップするだけでなく、徐々に体力も回復していく。そのためボス戦など長期戦になりがちな戦いでは特に重宝する。DTゲージも比較的簡単に溜まる印象で、ボス戦の最中でも溜めて2度、3度と魔人化を繰り出すことが可能だった。
「DMC5」ではネロとダンテ、さらにまだ見ぬ3人目のキャラクターと、総勢3人が主人公として登場する。そしてダンテは、物語の中盤頃からプレイが可能になるようだ。ネロとダンテだけでもかなり異なるプレイフィールになっているが、これに3人目も加われば、個性豊かなアクションゲームとしての地位は不動のものになるはず。
なお、東京ゲームショウ2018ではネロ編がプレイアブル出展されるので、約10年ぶりの感触をぜひ現地で味わってほしい。シリーズのファンはもちろん、今まで触れたことのない若い世代にとっても必見のデモとなるだろう。






























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