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「Hong Kong PUBG World Invitational」決着!
SunSister Sucider'sはFPPで冴えた動きを見せるも13位に
2018年8月27日 22:45
香港で開催されている「E-Sports&Music Festival(以下、EMF)」の最終日となる8月26日、「Hong Kong PUBG World Invitational」のDay2が行なわれ、Cloud 9(以下、C9)の優勝が決定した。
2日間に渡って開催された「Hong Kong PUBG World Invitational」のDay2では一人称視点のFPPモードを採用。さらに基本マップはErangelだが、1試合のみマップをMiramarに変更しての試合が行なわれた。
TPPと比べると視野の狭いFPPモードでは、TPP以上に位置取りや周囲のケア、味方との連携が重要になる。優勝したC9はDay1の時点でRound2、Round3で2連ドン勝を獲得し、さらにキルポイントでも1位とまさに圧倒的な強さを見せつけており、Day2ではドン勝こそ逃したものの、群を抜いた撃ち合いの強さと、隙を見せない立ち回りで常に最終収縮まで生存。安定して上位に残ったことで、総合ポイントでの優勝を決めた。
また、優勝こそ逃したものの、恐ろしいほど好戦的、そして異様なまでの射撃精度でDay2でもC9を凌ぐほどのキルを稼いだFaze Clanや、どうあがいても助けられない味方を手榴弾で爆破し、敵にポイントが渡るのを防ぐという執念のプレイを魅せたOMGなど、まさに世界のトップチームここにありといった展開が次々と観られた。
日本代表として出場したSunSister Suicider'sは昨日のコメント通り、Day2も攻めの姿勢を見せて積極的に交戦していった。なかでもミラマーを舞台にしたRound 5では4位にまで食い込んでおり、早めのエリア確保や自分たちに有利な位置取りがきっちりとハマっていた印象だ。撃ち合いも冴えており、被害を抑えてきっちり取るべきキルを取れたのも結果に結びついたように思う。
ポイント的には上位チームに追いつくことはできず、最終的な結果は16チーム中13位と決して華々しい戦績とはならなかった。しかし、試合後のインタビューでも選手たちは暗くなるでも落ち込むでもなく、開口一番「楽しかった!」と語ってくれたのが非常に印象的だった。
試合について、Sabrac選手は「日本では成績が良くて、ちょっと自信もあったんですが、世界となると改めてレベルの差や対応力の違いを感じました」と振り返る。ただ、同時に「色々と収穫もあった(gabha選手)」と手ごたえを感じたようで、見つかった課題の修正を重ねることで「次もこのメンツで世界大会に出られると、僕は信じています(CiNVe選手)」と語ってくれた。
選手たちはファンや関係者に感謝の言葉を述べつつ、今後も「見ていて気持ちのいいプレイができるように、見てくださる方が面白いなと思えるような試合を魅せられるようにより一層努力していきます(CrazySam選手)」とした。
日本でトップクラスの実力を誇るSunSister Sucider'sだが、世界の壁を肌で感じた今回の大会をバネに、今後はより一層強くなることだろう。そう予感させた。