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ロジクールG、ゲームに合わせて光るハイパワーゲーミングスピーカー「G560」とゲーミングキーボード「G512」を発表!
2018年4月25日 21:26
ロジクールは4月25日、e-sports SQUARE AKIHABARAにおいて新製品の発表会を開催した。
発表された新製品はロジクール初のゲーミングスピーカー「G560」とeスポーツ向けフラッグシップキーボード「G512」の2点。「G560」は5月15日発売予定で、参考価格は27,750円(税別)。「G512」は5月24日発売予定で、参考価格は15,880円(税別)。
発表会ではまずロジクールシニアアシスタントクラスターカテゴリマネージャー塩谷一生氏と、ブランドアンバサダーを務める岸大河氏が登壇。「ロジクールG」の歴史や理念について振り返った。
「ロジクールG」ははじめから独立したブランドだったわけではなく、2005年に発売した「G-SERIES」の製品がその前身であり、当時はロジクールの1カテゴリという立ち位置であった。
「ロジクールG」がひとつのブランドとして独立したのは2013年のことで、翌年2014年には「ロジクールG」ブランドより初めて独自の技術を用いたキースイッチ「ROMER-G」を搭載したキーボード「G910」を発売。ここから「ロジクールG」はゲーマー向けの製品を提供し続け、昨年2017年には性能と電力効率の良さを兼ね備えた新型センサー「HERO」や、置くだけでワイヤレスマウスの充電ができる「POWERPLAY」を搭載したマウスパッドを発売するなど、その枚挙には暇がない。
そんな「ロジクールG」のスローガンは「Play Advanced」。他のゲーマーと比べて1歩先のプレイを実現できるギアを生み出していきたいという願いが込められている。
「ロジクールG」シリーズのラインナップは「マウス」、「キーボード」、「ヘッドセット」、「コントローラー」の4つの製品カテゴリに分類される。塩谷氏は新製品のひとつ「G512」はキーボードで、そしてもうひとつの「G560」は新たなカテゴリとなる「スピーカー」であることを明かし、Logitech G製品ポートフォリオマネージャーのクリス・ペイト氏による製品紹介に繋いだ。
新たに「ROMER-Gリニア」スイッチ搭載モデルも登場!ハイエンドゲーミングキーボード「G512」
次に登壇したクリス氏は、「我々のミッションは新しい技術を投入し、新しいアイデアを用いて、ゲームをプレイする全ての人たちにとって1歩先のプレイを提供することです」と再度強調した。
そしてまず紹介されたゲーミングキーボード「G512」は、デザイン賞を受賞した「G413」をさらに改良、新たな機能を搭載したモデルとなる。トップケースには航空機グレードのアルミニウム合金を使用しており、高い耐久性と見た目の美しさを実現している。
また、ユーザーからの「スイッチに選択肢が欲しい」という声に答え、新たに「ROMER-Gリニア」スイッチを開発。これは押下した際に荷重がグッと重くなるような手触りのもので、"リニア"に対して「ROMERーGタクタイル」と改名した従来のクリック感のある「ROMER-G」スイッチとは一味違った打鍵感となる。「G512」はユーザーごとの好みに対応できるよう、それぞれのスイッチを搭載した2モデルが発売されることになる。
「G413」での基本機能などはほぼそのまま引き継がれる形になる。「G512」においても「LIGHTSYNC」に対応しており、ライトの色や光り方、パターンなどを好みの形で設定することができる。また、「Fn」キーとファンクションキーの組み合わせによって再生/停止や早送り/巻き戻しやライティングのコントロールなどが可能となっているほか、USBパススルー端子を備えている。
ゲームに合わせて光る!没入感を高めるゲーミングスピーカー「G560」
次に紹介された「G560」は、「スピーカー」カテゴリに属する製品だ。「ロジクールG」としてスピーカーを発売するのは初となるが、Logitec自体は20年以上に渡ってスピーカー製品を製造してきており、長い歴史と経験を持っている。そうした知見を元に、ゲーミングモデルとして新たに登場したのが「G560」となる。
特徴的なのはスピーカーでありながら「LIGHTSYNC」に対応しており、好みの色や光り方を選択できるのはもちろん、ゲーム内のアクションに連動して光らせることもできるということだ。「Logicool ゲーミングソフトウェア」と併用することで一部タイトルは自動でゲーム内のアクションに同期して光らせることも可能なほか、手動でゲーム画面の一部を指定して同期させることも可能なのだという。
これによってHPが減るとライトが赤く光ったり、海に潜ると青く光ったり、爆発の轟音に合わせてライトが点滅したり、といった形で、聴覚のみならず視覚的にもゲームプレイへの没入感を高めてくれるサウンドデバイスとなっている。
接続形式としてはUSB3.0、3.5mmステレオミニジャック、Bluetoothに対応する。PCゲームはもちろん、スマートフォンなどで音楽を聞く際にも手軽に使えるのは嬉しい仕様だ。
スピーカーのスペックとして、最大出力240Wの金属製ドライバーを搭載。さらに2ch音源を元に立体音響を作り出すDTS:X Ultraエンジンを採用することにより、2.1ch仕様のスピーカーでありながら、ゲームプレイ時に背後の敵の様子がわかるようになっている。また、サブウーファーは下に向けて音を出す仕様となっており、低音の最適化が図られている。
「G560」を評してクリス氏は「単に光る機能を追加しただけの製品ではなく、ロジクールの本格的なハイエンドのスピーカー」だとその自信を覗かせた。