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「LJL 2018 Spring Split」開幕!初戦は「PENTAGRAM」と「V3 Esports」が激突!

今季より選手を目前にしたオフライン観戦も可能に

2月9日 開催

 ライアットゲームズは2月9日、PC用MOBA「League of Legends」の国内プロリーグ「League of Legends Japan League(以下、LJL)」を開幕した。

 開幕戦は「LJL」の2018年シーズン前半戦、「LJL 2018 Spring Split」の初戦にあたるもので、会場はオープンしたばかりの「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」で行なわれた。

 会場では前シーズンの王者である「PENTAGRAM(旧RAMPAGE)」と、下部リーグから勝ち上がり、1部リーグに上り詰めた「V3 Esports」という対照的な2チームが熱い試合を繰り広げた。

もう止まらない!YutoriMoyasi選手のADCが大活躍

 「PENTAGRAM」は今シーズンからEvi選手、Tussle選手、Dara選手が脱退し、新たに3名のプレーヤーが加入。TopのPaz選手は復帰という形だが、JungleのOnce選手とSupportのGaeng選手は新規参入の韓国人選手。シーズン前にどれだけチームを固められたかが重要となる。

チーム「PENTAGRAM」。左から Paz選手、Once選手、Ramune選手、YutoriMoyasi選手、Gaeng選手

 一方の「V3 Esports」は下部リーグから上がってきたチームとはいえ、かつては強豪チーム「Detonation Focus Me」に所属し、海外経験も豊富なベテランプレーヤーであるKazu選手が在籍するなど侮れないチームだ。

チーム「V3 Esports」。左からcogcog選手、Smile選手、E hi選手、Keymaker選手、Kazu選手

 「LJL」の試合形式は2本先取(BO3)だが、開幕戦の数日前にPENTAGRAM側に不正があり、ペナルティとしてWeek1~5までの各1ゲームを没収されていた。これにより期間中は毎ゲーム1敗が付いた状態からのスタートとなり、もちろん今回も1ゲームも落とすことができない不利な状況だ。

 そんな状況でありながらも、1試合目はPENTAGRAMのBotレーンがレーン戦で有利を築き、じわじわとV3 Esportsを追い詰めていった。気付けばYutoriMoyasi選手の使う、本来味方に守られるはずのADキャリーの「ケイトリン」が最前線で敵を攻撃し続けられるほどに育ち、もはや誰にも止められない状態に。このまま反撃を許さずに勝利した。

育ち切ったADCは止められない

 2試合目はPENTAGRAMのジャングラーであるOnce選手が序盤から積極的に敵陣に切り込んでいき、ゲームをコントロールしていくも、V3 Esportsが終盤の集団戦で勝利。逆転への布石をつくるも、装備を揃えたYutoriMoyasiの使うザヤの活躍により、次の勃発した集団戦で敗北。そのままPENTAGRAMが2連勝し、昨シーズン王者の実力を見せつけた。

両チームとも集団戦でADCが活躍するものの、最終的に勝利したのはPENTAGRAMだった

選手をより近くで見られる観戦スタジオ

 ところで、「LJL」の全試合は今季より全試合を「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」で行なうことが決定している。本スタジオは選手と観客席の距離が近いため、試合中に指示を飛ばしあう選手の声を直に聞くことができる。また、実況・解説者席も客席に近く、実況を務めるeyes氏、解説のRevol氏両名の声もダイレクトに伝わってくる。一方、選手達も客席からの歓声などをより近くで感じることができるため、会場内はネット配信では味わうことのできない、実際にスタジオに足を運んだからこそ味わうことのできる独特の一体感や臨場感を楽しむことができる。今後も熱い試合と歓声が飛び交うであろうLJLから目が離せない。

会場には競技エリアを挟む形で観戦用モニターが設置されている。ちなみに、レッドブルは飲み放題だ
奥に見えるのが選手席で、互いに掛け合う声が聞こえるほどの距離
実況のeyes氏と解説のRevol氏。場所によっては生の声が聞こえる
今回勝利したPENTAGRAMの選手たち
試合後に笑顔で握手を交わすPENTAGRAMのYutorimoyasi選手とV3 Esportsのcogcog選手