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「FFXIV」の大雪像「白銀の決戦」プロジェクションマッピング最終リハが開催
まるで実写のような衝撃の色づきとクッキリ感。吉田P「最高のものができた」
2018年2月4日 19:26
- 【さっぽろ雪まつり】
- 2月5日~12日開催
- 会場:大通会場、すすきの会場
スクウェア・エニックスは、明日2月5日より北海道札幌市で開催される「さっぽろ雪まつり」に出展する「ファイナルファンタジーXIV」の大雪像「白銀の決戦」において、毎晩18時より実施されるプロジェクションマッピングの最終リハーサルを実施した。
プロジェクションマッピングの最終リハーサルは、大雪像「白銀の決戦」の引き渡し式が行なわれた2月4日の夜17時過ぎより、「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏立ち会いのもと行なわれた。
プロジェクションマッピングは、わずか2分10秒ほどだが、非常に濃密な内容となっている。雪と氷に覆われた雪原地帯クルザスを舞台に、「白銀の決戦」に描かれている竜騎士エスティニアンと、七大天竜の一翼を担うニーズヘッグの壮絶な戦いが描かれる。
“竜の眼”の力を利用してニーズヘッグを封じ込めようとするエスティニアンだが、封じ込めに失敗し、逆にニーズヘッグの炎のブレスで大反撃を受けてしまう。窮地に陥ったエスティニアンは、クリスタルの力を借りて竜騎士のコンボをたたき込み、見事ニーズヘッグの撃破に成功するといった内容。BGMは、「蒼天のイシュガルド」より、メインテーマ「Heavensward」をベースに、尺に合わせて編曲したものが使われている。
衝撃的だったのは、発色の良さ、映像のクッキリ感だ。もはやプロジェクションマッピングではなく、大型のモニターで映像を見ているような、迫真のリアリティを感じた。サウンドは5.1ではなくステレオになっていたが、BGM、SEともキレが良く、吉田氏がリハを見ながら「子供が『これ恐いよう』といって泣き出しちゃうんじゃないか」と冗談を交わしていたが、あながち冗談にも聞こえないほど凄まじい迫力だ。
製作したのは、2017年6月に、「FF」30周年記念企画のひとつとして実施されたプロジェクションマッピング「海洋都市ヨコハマ 龍神バハムート、襲来」を手がけたピクスのプロジェクションマッピングチーム。最終リハにおいても吉田氏と共に立ち会い、意見を交換し合っていた。
最終リハでは、まず通しで2度ほど流した後、吉田氏が「右の音が小さい」と指摘。右のボリュームも少しずつ変え、吉田氏の立ち位置も変えながら最終調整を行なっていた。さらに会場の外れから視聴した後、「問題ありません。最高のものができました」と吉田Pが満足げにコメントし、プロジェクションマッピング「白銀の決戦」は無事完成となった。
プロジェクションマッピング「白銀の決戦」は、さっぽろ雪まつり期間中、毎晩18時より繰り返し流される予定となっている。映像からでも十分その迫力は伝わってくるが、大雪像がいきいきと動き出す感動は現地で見なければわからない。機会があればぜひ現地で見て貰いたいところだ。