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【特別企画】大雪像「決戦!雪のファイナルファンタジー」を体験してきた
雪像と音とプロジェクションマッピングで楽しむ“極上”のエンターテインメント
2017年2月7日 00:00
札幌冬の風物詩である「さっぽろ雪まつり」が2月6日に開幕した。前日と初日に観覧することができたので、その模様をお届けしたい。
今年の目玉は、「ファイナルファンタジー」30周年記念企画のひとつとして実施された大雪像「決戦!雪のファイナルファンタジー」。メイン会場となる大通には、1丁目から12丁目まで数百メートルに渡って雪像が並べられているが、「決戦!雪のファイナルファンタジー」は、ど真ん中の4丁目にあり、観覧に来た誰もが目にする目玉展示となっている。
高さ11メートル、奥行き15メートル、横幅20メートルもあり、目の前まで来ると視界を覆うほど巨大だ。手前右側にクラウド、奥左側にセフィロスが相対するようにして配置され、クラウドの大剣はステージを飛び出して大地に突き刺さるような圧倒的な存在感で鎮座している。セフィロスの周囲には神羅の建造物が配置され、ゲーム内のワンシーンを再現していることがわかる。
この雪像がユニークなのは、クラウドがセフィロスに対して決戦に挑む構図を、遠近法を駆使して奥行きが感じられるデザインで雪像化しているだけでなく、ハイレゾ7.1chサウンドによる音響と共にストーリー仕立てで楽しめるところだ。しかも、クラウドとセフィロスが対決する構図ということで、いわゆるセフィロスのテーマをループで流す、のではなく、バトルテーマや平原のテーマ、エピローグのテーマなど、誰もが耳にしたことがある「FFVII」の名曲を流しながら、さらに剣戟や銃撃のSEや、モンスターの咆哮、チョコボの鳴き声、疾走シーン、ヘリの飛来音などを7.1chサウンドを織り交ぜるなど、まさに“極上”の「FFVII」体験が堪能できる。
夜は夜で雪像がプロジェクションマッピング風にライトアップされ、漆黒の闇夜にクラウドの大剣が浮かび上がり、非常にカッコイイと同時に、日中以上の存在感に驚かされる。ぜひ日中だけでなく、夜にも立ち寄って欲しい雪像だ。
大雪像の隣には、「ファイナルファンタジー」オフィシャルショップもオープンしており、「FF」30周年を記念して制作された一部のオフィシャルグッズが先行販売されている。ちなみにこの大雪像の公開に合わせて、スクウェア・エニックスのモバイル向け「FF」シリーズ3タイトル(「ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア」、「メビウスファイナルファンタジー」、「ファイナルファンタジーエクスヴィアス」)に、クラウドが登場するイベントが実施されている。興味のある「FF」ファンはそちらも参加してみてはいかがだろうか。
そのほか、ゲーム関連ではウォーゲーミングジャパンがコンソール版「World of Tanks」のプロモーションを目的に、大会会場10丁目UHBファミリーランドに、Tier VIII日本中戦車「STA-2」を再現したミニ雪像を展示している。
実はウォーゲーミングは、ゲームメーカーでは唯一3年連続で出展しており、2年前はIV号戦車(「World of Tanks」)、昨年は金剛(「World of Warships」)、そして今年はSTA-2(「World of Tanks Console」)ということで、毎年出展タイトルを変えているのがおもしろい。ちなみに広告ポスターは、雪原でのSTB-1を描いており、なぜ雪像も同じSTB-1にしなかったのかいささか謎だが、自衛隊の戦車大隊が存在する北海道にマッチした出展だ。
もうひとつゲーム関連の出展がスクウェア・エニックスのソーシャルゲーム「スクールガールストライカーズ」。といってもこちらは2017年1月よりスタートしたアニメのプロモーションがメインで、デフォルメされた女の子2人の雪像が展示されていた。
ゲーム外では、台北賓館や凱旋門、興福寺中金堂、「スター・ウォーズ」、カップヌードルすべり台、トットちゃん、リボンちゃん、そしてさっぽろ雪まつりには欠かせない初音ミクのさっぽろ雪まつり版「雪ミク」、そして札幌市民の作品など、全部で100近くの雪像、氷像が展示されている。さっぽろ雪まつりは、本日2月6日より12日まで開催される。