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2勢力4種族、全てのストーリーを体験!「BLESS」CBT2レポート
2017年10月25日 13:30
ターゲットか、ノンタゲか選べる操作方法
CBT2では、ハビヒッツとアミスタッドはガーディアン、バーサーカー、メイジ、パラディンの4つのクラス、ループスとパンテラはガーディアンとバーサーカーを選ぶことができた。ガーディアンは片手剣と盾を持つタンク。バーサーカーはハルバードや戦斧で戦う近接アタッカー、メイジは杖をもって強力な魔術を使う遠隔アタッカー。パラディンはメイスとラウンドシールドを持ち、打撃技や魔法攻撃、ヒーリングを使う近接アタッカーとヒーラーのハイブリッドなクラスだ。
ガーディアン、メイジ、パラディンはターゲットサークルで相手を指定してからスキルを使うターゲットバトルだが、バーサーカーのみデフォルトの攻撃方法がノンターゲットバトルになっている。
これは、バーサーカー以外の3クラスはそれぞれ相手を特定してから使用するスキルが多いのに対して、バーサーカーは複数の敵にヒットする便利な範囲攻撃を多く持っているという特徴に応じている。もちろん、設定から好きな操作方法を選んでいつでも切り変えることができる。
今回は主にパラディンを使ってプレイしてみたのだが、ヒーラーといっても最初に覚えることができる回復魔法はレベル9までアンロックできないため、序盤はほぼアタッカーと変わらない。そのため回復はポーション頼みになるのだが、ポーションにはリキャストタイムがあるため連打はできず、あまり調子にのって連戦していると回復が追いつかずにリスポーンということも数度あった。
回復力が弱い代わりに、本作には「Shift」で発動する防御系や回避系のスキルが全クラスに用意されている。ただしこちらも気力による使用制限があるため万能ではない。とはいえ、序盤のクエストで戦う敵は、多少複数リンクしてしまっても処理できてしまう程度の難易度で、戦闘はかなりカジュアルな部類に入るだろう。
本作には「運命の軌跡」というメインストーリーにあたるクエストがあり、基本的には青いアイコンで表示されるこのクエストを追いかけていくことでゲームが進行していく。序盤にはチュートリアル的なクエストも多く含まれており、クエストを進行していくことで装備品の強化やペットシステム、分解や生産などを一通り習得することができる。
他にも、「旅の記録」、「戦歴の誇り」というサブクエストやモブハントのクエストがあり、これらはストーリーの補完やレベル上げに活用できる。本作も「黒い砂漠」と同じようなクエストポイントへの自動移動が可能だ。クエストリストにある足マークのアイコンを押すと、画面上に軌跡が現われ、キャラクターがそれにそって移動を始める。ただ、移動開始地点に障害物が多いと引っかかって動けなくなってしまうこともあった。
400種類以上のモンスターをペットにできる
本作の大きな特徴であるペットシステムは、「調教書」というアイテムを使って、フィールドにいる400種類以上のモンスターを騎乗マウントやペットにできるというものだ。CBT2中にも、可愛いネズミから首つり幽霊まで様々なペットを引き連れたプレーヤーを見かけた。マウントも、クエストでもらえる馬はもちろん、大蜘蛛やロボット、ワイバーンまで実に多彩な種類を見かけた。
ペットにするには、対象のモンスターのヘイトが来ている状態、つまり相手から攻撃されている状態で「調教書」を使い、カーソルを特定の場所でストップさせるミニゲームを一定回数成功させる必要がある。つまり殴られると即死してしまうようなモンスターはなかなか難しいということで、自分の実力に見合ったモンスターしか入手できないようにできている。
モンスター以外にも、フィールドを闊歩している野生動物もペットにすることができる。クエスト対象のミニボスなどで成功すると、かなり嬉しい。
ペットは使うことで成長し、スキルを覚えていく。強化や昇級、潜在力の解放など成長要素はかなり豊富に用意されている。また、成長させたペットを封印して市場に出すこともできる。正式サービス後は、このペット収集や育成が大きなやりこみ要素になりそうだ。
フィールドの作り込みはピカイチ。今後のさらなる進化に期待
本作のもう1つの売りである対人戦は、CBT2中1戦場につき200人が参加できる「カーストラ攻防戦」が数回開催された。筆者も2度ほど参加してみたが、勝利条件などのルールがわかりづらく、ひたすらワーワー総当たりで戦うことしかできなかった。
ただ、フィールド内にはプレーヤーが操作できそうな大砲や、キーとなるオブジェなどが複数あり、ルールが浸透してこなれてくると楽しくなりそうな雰囲気ではあった。
レベル10から参加が可能で、開催時間になると画面左下に現われるアイコンからキューを入れておくだけというお手軽さなので、クエストなどをこなしつつ、合間に遊ぶことができた。
インスタンスダンジョンはレベル13で入れる「グイスカルドの隠れ家」のみ体験することができた。パラディンのソロで進行したが、複数の敵がたむろっているエリアでも、見つからない場所から敵を引っ張れば、複数リンクすることがなく、ボスまで問題なく倒すことができた。
今回はほかにレベル22、31、37のダンジョンが解放されていたが、高レベル帯のダンジョンではパーティ募集が頻繁に行なわれていたので、さすがにこの辺りはソロではきつい難易度なのだろう。パーティプレイはオートマッチングはあったが、陣営チャットで呼びかけてダンジョン入口で待ち合わせるという形が多かった。筆者は今回残念ながらパーティプレイの機会はなかった。
「BLESS」はレベル30からメインストーリーを進行するためにPvPエリアで活動しなければならない。そこで起きるであろう大小の小競り合いが、本作の遊びの1つなのは間違いないだろうが、日本はどちらかと言うとPvPを嫌うユーザーが多いだけに、今後そのままの仕様でいくのかどうかは議論の余地があるだろう。
クエストが単調という指摘もあるが、丁寧に作りこまれたフィールドを旅しつつ、頻繁に差し込まれるカットシーンでは迫力ある演出を楽しむことができた。敵を倒すと始まる「戦歴の誇り」クエストも、小さな目標を超えていく楽しさを生み出していた。
今回のテスト後に行なわれたアンケートの結果が反映されれば、「BLESS」はまた一段と遊びやすくなるはずだ。今後も地道なアップデートを繰り返し、長く遊べるゲームになって欲しいと思う。
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