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「ゲーミングPCはGPUだけで決まるわけじゃない」ドスパラ札幌店で第7世代Coreプロセッサーの魅力を知る!

人気のPCゲームタイトル「PUBG」のデモも実施

6月17日 開催

会場:ドスパラ札幌店

インテルの第7世代Coreプロセッサーの実力とは?

 6月17日に、北海道・札幌市にあるドスパラ札幌店にて、第7世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーの実力を紹介するミニイベントが開催された。店頭を訪れた人などが足を止め、デモンストレーションに見入っていた。

 インテルの第7世代Coreプロセッサーは、ご存じの通り「Kaby Lake」のコードネームで開発されたCPU。2016年に発売されてからすでに半年が過ぎようとしているが、もうこのCPUを使ってパソコンを自作したという人も多いのではないだろうか。

 ここでちょっとおさらいをすると、インテルの公式データとしては、第2世代のインテルCore i5-2467Mと第7世代のCore i5-7200Uを比べた場合、SYSmark2014のベンチマークテスト結果で最大1.7倍の生産性向上が見られるほか、WebXPRT2015のデータではWebの性能が最大2.8倍向上。3DMarkの「Cloud Gate」で評価した場合は、グラフィックスの性能が最大3倍向上したという。

 また、DOS/V POWER REPORTが「CINEBENCH R15」で第7世代のCore i7-7700K、第5世代のCore i7-6950X、第2世代のCore i7-2600Kを比較した場合、第2世代と第7世代では倍近くの差を持つテスト結果が得られている。同じくDOS/V POWER REPORTがAMDのRyzen 7と比較した場合でも、「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストにおいて、約2.5倍の性能差があることが明らかになっている。

 なお、インテルの次期ハイエンド向けCPUが「Skylake-X」と「Kaby Lake-X」のコードネームで開発されているが、このCore Xシリーズでは「Core i9」という新たなセグメントのCPUが登場する。インテルはCore XシリーズをゲーミングPCや、プロフェッショナル用のデスクトップPCとして発売していく方針だという。

 ではゲームの分野では、インテルのプロセッサにはどのようなアドバンテージがあるのだろうか。e-Sportsの普及により、プロゲーマーが生まれてからかなりの時間がたつが、「Battle Field 2142」で日本代表となり、アジア大会にも出場した経験を持つ、弊社インプレスの圓井佑介によると、8割以上のゲーマーはインテルのCPUを選んでいるとのこと。PCゲームのプラットフォームとしては「Steam」が有名だが、ここで販売されているゲームタイトルの多くはこの理由から、インテルのCPUに最適化されているのだ。

 CPU選びの大事なポイントとして圓井が挙げるのは「いいビデオカードだけではゲームは十分に動作しない」ということ。最新のCPUを選ぶとともに、SSDなどの高速な環境を導入していくのも重要なポイントとなる。

イベントにはインプレスの圓井佑介も参加

 ここで最近人気の「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUND」(PUBG)のデモプレイが行なわれた。PUBGは1つの島の中で最大100人のプレーヤーによって行なわれるバトルロワイヤル。よくあるFPSなどではレベルを上げたり、強い武器を使ったりして戦っていくことも多いが、PUBGでは“丸裸”の状態からスタートするのが特徴だ。

 プレーヤーは輸送機から降下して、降りた先のその場所にある銃などのアイテムを拾い集めて装備を調え、相手と戦うことになる。「かけた時間よりもその場の運が左右することもあるので、初心者にもお勧め」(圓井)。装備が整う前に敵とエンカウントした場合は、殴って倒すという選択肢もある。

 またFPSだと10人とか、50人キルしたという強者もいるわけだが、「PUBG」の場合は「最終的には1人倒しただけでも1位になれる」(圓井)とのこと。「表だってプレイしている人にもオススメなゲーム」(圓井)。また、敵の様子もヘッドセットをしていれば足音でわかるので、対策を立てやすいのも特徴だ。

「PUBG」のロビー画面
輸送機からどんどんとプレーヤーが降下していく
戦いに臨むのはこのフィールド(島)
目標のポイントに降下していく
アイテムを集めて装備を調える
戦う相手を探してエリアを移動していく

 第7世代のCPUで「PUBG」をプレイした感想を聞かれて「『PUBG』は非常に重いゲームだった。しかしラグがあったとしても、世の中に自分よりいい環境を持っている人はいない、ということは安心感につながる。それより下のCPUでプレイしていると、『もっといいCPUであれば快適に動いたのに』と思うはず」と圓井。ゲームをプレイするならやはり、最新のCPUを利用してゲームプレイをしてみたいものだ。

ドスパラ札幌店の概要をご紹介

ドスパラ札幌店

 ではここからは、ドスパラ札幌店の概要についてご紹介していこう。店舗は5フロアで構成されており、1番上の5階はイベントスペース。4階はパソコンの修理やサポートなどを受ける総合受付があり、ここには飲料自販機も設置されているほか、ウェイティングスペースにもなっている。

 3階には「VRパラダイス」があり、VRの体験ができるコーナーを用意。ちなみにVRパラダイスのオープン時には北海道のテレビ局が多く取材に訪れ、体験していったとのこと。VRは体験しないとわからないこともあるので、未体験の人はぜひ訪れて経験してみて欲しい。このほか3階には、ユニークなアイテムや、パソコンの便利グッズを販売している上海問屋があり、デジタルアイディアグッズを購入できるようになっている。また中古販売のスペースもここにある。

 2階はパーツ売り場。マザーボードやビデオカード、ケース、周辺機器といった自作パーツを購入できる。また「ドスパラボ」があり、ドスパラの自作パソコンセットである「パーツの犬モデル」などで購入したマシンを組み立てることも可能だ。

 1階はドスパラのゲーミングパソコンや、マウス、キーボード、マットなどのゲーミングデバイスや、Diginnosシリーズのパソコンを購入することができる。

 ドスパラ札幌店を見ていてとにかく思ったのが、アイテム数がとても豊富だということ。マウスやキーボード、デスクマットに至るまでサンプルが置かれているので、1度手に取って試してから購入できるのもうれしい。それだけでなく、マザーボードやビデオカードも中身が分かるようにサンプルが展示されており、納得した買い物ができるだろう。ハイエンドマシンが欲しい、パソコンを自作してみたいと思った場合には、1度訪れてみてはいかがだろうか。

4階の総合受付
ドスパララッピングの自販機
階段にはこれまで発売されてきたインテル製のCPUが置かれている
古くからの自作ファンにはなんとも懐かしいCeleron 300Aを発見!
VR体験が可能な「VRパラダイス」
こちらはデジタルアイディアグッズを販売する「上海問屋」
2階のパーツ売り場。マザーボードもサンプルを展示
ビデオカードもサンプルがあるのでわかりやすい
ここは「ドスパラボ」。買ったパーツでパソコンを組み立て可能
貸し出し工具も豊富に用意されている
1階のゲーミングデバイス売り場。サンプルを試すことができる
「Diginnos」シリーズのパソコンも購入可能