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「Days Gone」、全く異なる“攻略法”で仲間を助け出す!

生産要素やスキルなど、ゲームの詳細や変化の楽しさが明らかに

6月13日~15日 開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 E3でのSIEAブースのメディア向け発表として、「Days Gone」の開発者による実機プレイによる解説が行なわれた。登壇したのは、SIE Bend StudioのDARREN CHISUM氏と、JOSEPH ADZIMA氏。

SIE Bend StudioのDARREN CHISUM氏(左)と、JOSEPH ADZIMA氏
バイクに乗って移動。天候や時刻も刻々変化する
スロットに武器を装備

 「Days Gone」は大量のゾンビに襲われる中生きていく人々を描くオープンワールドアクション。本作の世界はパンデミックにより社会秩序が崩壊してからから2年がたっている。世界にはゾンビが蔓延し、人々も他人の血をすすって生きているような生活をしている。全ての場所に危険がある、といえる状況だ。

 今回のデモプレイでは、“天候”、“時間”そしてプレーヤーの“戦略”による状況の変化が語られた。紹介されたステージはPlayStation E3 Media Showcaseと同じものなのだが、展開は大きく違うものとなった。

 まず、天候が雪となっている。雪は降り積もり、車などで移動しているとタイヤをとられる。また足跡などを見つけやすく、見つかりやすくもなる。そして夜は視界がきかなくなり、敵が徘徊し危険になるという。

 主人公は敵グループにつかまった仲間を助けにバイクにまたがり移動する。もうここで前回とは大きく異なる。雪が薄く降り積もった道、そして出会うものも違う。前回はゾンビを食う野犬がいて、横を通り過ぎると追われたが、今回はバイクで転んで死んだ男の死体だった。このようにランダムに様々なものとエンカウントするという。

 前回は道路に張られたロープに引っかかり、敵に襲われてしまったが、今回は双眼鏡で偵察することでいち早く敵を察知、ロープの前で待ち構えている敵を発見できた。そして敵に“マーク”をすることができた。これで双眼鏡を外しても敵の位置がはっきりわかる。敵に忍び寄りナイフを突き刺して命を奪う。仲間が殺されたのを見て激高して襲いかかってくるもう1人もたたきのめし、安全を確保する。

 ここで調査視点に切り替わる。仲間はバイクでここを通りかかったときに襲われたらしい。仲間が引きずられた跡がある。主人公はこれを追っていく。このときにもランダムエンカウントがあり、死体をむさぼり食っている2体のゾンビを撃退した。

 この先の敵の集団に対して、前回は騒ぎを起こして立ち去ったのだが、今回は虎ばさみの場所を移動させ、石を投げて1人を罠にかけ、そこに注意を集めるというところまでは同じで、そこからさらに拾った瓶に素材を使って「火炎瓶」を作成、集まった敵に使い全員を焼き殺すことに成功した。生産要素、素材収集要素などもあるという。

 そして仲間が捕らわれている場所への侵入である。前回はゴミ置き場に群がるゾンビをすり抜けそして敵とゾンビをかち合わせたのだが、仲間を引きずった跡を追跡することで全く異なるルートを発見、ここから弓とスナイパーライフルで1人ずつ敵を仕留める作戦をとった。敵に照準を合わせるとき、視界の色が変わり時間がゆっくりとなり、ヘッドショットを容易にする。これは成長したことで得た「スキル」の効果とのこと。

 こうして敵を撃退し、孤立したリーダーと対決する主人公。仲間との連携で撃退には成功する者のクマのミュータントがこちらに気づき……というところは前回と全く同じ。しかしそこに行くまでの課程が大きく異なることを確認できたデモだった。

 このあとメディアから、開発者にいくつか質問がなされた。本作のフィールドはバイクなどの乗り物がなければ行き来できないほど広大なものとなるという。バイクはそこかしこに乗り捨てられているが、使うには修理する素材が必要となるとのこと。通貨や取引の概念はまだ未定とのことだ。

 成長やスキルに関してはまだ明かせられない。主人公はいくつかの「武器スロット」を持っていて、ここに対応する武器を持ち運ぶことができる。ものには耐久力があり使うと壊れていくが、壊れる速度などは調整をしており、壊れまくるようなバランスにはしたくないとのことだ。

 今回提示されたステージでの全く異なる展開は非常に興味深かった。リプレイバリューも高そうだし、色々なものを利用したくなる。プレイしたいという気持ちが一層強くなるプレイデモだった。

【Days Gone | E3 2017 Trailer | PS4】
【スクリーンショット】