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新生「God of War」は“息子の成長”が物語&戦闘の鍵になる!
背景と戦闘システムが明かされたディレクタープレゼンテーション
2016年6月18日 11:38
「E3 2016 PlayStation Press Conference」のトップバッターを飾ったプレイステーション 4タイトルの新生「God of War」。クレイトスのカムバックにファンは大きく湧いたわけだが、しかしその老いた風貌と彼が指導する息子の存在は何を意味しているのだろうか……?
E3 2016の会場では、Santa Monica Studio「God of War」ディレクターのCory Barlog氏のプレゼンテーションが開催され、その謎の一端が明らかになった。
斧の詳しい使い方が判明! 息子は「指示」で戦闘に参加
Barlog氏によれば、新生「God of War」に登場したあの髭もじゃの男性は、クレイトスで間違いないということ。本作では「GOD OF WAR III」よりも後の話となっていて、自分が行なってきた暴虐の数々を悔やみ、人間としての生活を取り戻そうとしているのだという。
そして息子には、自分のような道は歩んでほしくないとも思っているが、戦闘の化身、「スパルタの亡霊」として恐れられた血筋も受け継いでいるため、その才能をどう扱っていくかで悩みも抱えている。
なぜクレイトスがこのような考えに至るようになったのか、母親は一体誰なのか、そのあたりはストーリーを進めていくことで明らかになるそうだが、本作ではクレイトス、つまり父が息子にどう接し、何を教えていくかが大きなテーマになっている。
これはゲームシステムの点でも言えることで、息子はクレイトスのサポートとして冒険に関わり、その技や能力を成長させられるという。アクションの中には「息子に指示する」というものがあり、指示を飛ばし、連携することで、ステージ上のパズルを解いたり、戦場で有利になったりと、どんどん頼もしくなっていく。
またゲームシーンで特徴的なのは、ゲームプレイとストーリー展開がシームレスにつながっているということ。シーンのカットはなく、ワンショットでプレイが続いていく。
実際のゲームプレイも、デモ映像と同じステージを進める形で見ることができたのだが、ステージ上はある程度自由に動き回り、アイテムが落ちているなど、探索要素がある。
さらに戦闘では、クレイトスの持つ斧がポイントになっている。この斧は、敵を叩き切るほか、投げつけても使える。投げつけた後は手元に戻すことが可能で、斧で斬る、投げつける、斧を戻す、そして殴るといったアクションを組み合わせて敵と戦っていく。
たとえば目の前に2体の敵がいたとき、片方に斧を投げつけて壁に突き刺しておき、その間にもう片方の敵を殴って片付ける。その後に斧を手元に戻して突き刺しておいた敵と改めて戦闘する、といったように、斧を上手く使うことで複数の敵と同時に戦闘できる。
加えて、息子への指示も大事な戦闘要素で、デモ映像にあったように息子は電気を纏う矢を放って動きを止めるなどで支援してくれるので、斧の戦闘アクションと息子の能力の組み合わせで、多彩な戦略が構築できるという。なお今作では、北欧神話の神々が物語に関わってくるという。ストーリーとアクションが一体となり、クレイトスの第2の人生を描いた新生「God of War」の続報に期待したい。