【特別企画】
3年ぶりに復活した「BlizzCon」は懐かしさと新しさがいっぱい! 現地レポートをお届け【BlizzCon】
2026年9月16日 10:56
- 【BlizzCon 2026】
- 2026年9月12日、13日 開催(現地時間)
- 会場:米国アナハイムコンベンションセンター
Blizzard Entertainmentの3年ぶりとなるファンイベント「BlizzCon」が2日間の日程を終えて幕を閉じた。米カリフォルニア州アナハイム、ディズニーランド・リゾートに隣接するアナハイムコンベンションセンターで行われる恒例のイベントは、一言でいえば1社開催の東京ゲームショウだ。
ハック&スラッシュアクション「ディアブロ」、ヒーローシューター「オーバーウォッチ」、RTS「スタークラフト」、MMORPG「ワールド・オブ・ウォークラフト(以下、WoW)」、デジタルカードゲーム「ハースストーン」というジャンルも毛色も違うゲームのファンが一堂に会して、最新情報に心を躍らせ、オフ会やコスプレ、eスポーツで盛り上がり、思い思いの2日間を過ごす。
今年は「オーバーウォッチ ワールドカップ」のハーフタイムショーとしてYOASOBIのミニライブが、閉会の挨拶後メインステージで「LE SSERAFIM」のライブが開催されるなど、豪華なゲストも登場していた。
このレポートではたくさんの写真と共に、今年の「BlizzCon」を振り返っていきたい。
オープニングセレモニーをいい場所で見るために、コミケ並みの大行列
「BlizzCon」は各タイトルが最新情報を発表するオープニングセレモニーで開幕する。イベントは10時30分からだったが、混雑を避けるために朝7時に出発すると言われて「またまた」と思っていた。何しろホテルは会場の隣、目の鼻の先にあるのだ。
しかし、開会初日の朝にホテルを出ると、大行列がすでに粛々と荷物検査を受けているところだった。
オープニングセレモニーでは「スタークラフト」の完全新作や「ディアブロ V」の電撃発表。「オーバーウォッチ」の新ヒーロー「ドクトリン」や、「ハースストーン」の新クラス「モンク」。「WoW」の次期拡張「The Last Titan」の一部を公開するティザートレーラー発表、MOBA「Heroes of the Storm」は6年ぶりとなる新ヒーロー「ザラタス(Xal’atath)」の追加と、主要なタイトルで大きな発表が行なわれた。
今回のイベントで2つの潮流を感じたが、そのうちの1つが「ノスタルジー」だ。初代「ウォークラフト」は1994年、初代「スタークラフト」は1998年に発売された。日本と同様に小学生のころからビデオゲームに親しんできた世代はそろそろ中年に差し掛かる。「BlizzCon」では中高年の来場者もかなり目立っていた。
今年の「BlizzCon」ではクラシック系のゲームを集めた「Blizzard Arcade」というエリアが作られ、「スタークラフト」や「Heroes of the Storm」、「Warcraft III: Reforged」などが展示されていた。「Warcraft III: Reforged」には実に23年ぶりとなるDLCで新キャンペーン「Forsaken Kingdom」が発表された。すでに配信が開始されている。
またBlizzConパス購入者に配布された「BlizzCon Commemorative Items(BlizzCon記念アイテム)」にも顕著だ。これまではフィギュアやバックパックなどだったが、今年はメタル製のランチボックスと水筒のセットだった。
米国に詳しい人から、イラスト入りのランチボックスと水筒は、昔の小学生のマストアイテムとして大いに郷愁をかき立てられるアイテムなのだそうだ。日本でいえば、仮面ライダーの水筒や、ウルトラマンのアルマイト弁当箱のようなものだと考えれば、うなずいてもらえるはずだ。
本編とは別の歴史を紡いでいく「World of Warcraft: Forever」
発表内容や展示にも同様の「懐かしさ」を感じた。「World of Warcraft: Forever」は2004年に発売された初代「WoW」を土台にしつつ、その世界を別ルートで永続的に拡張していくというものだ。
「WoW」には現在進行中の最新拡張パックとは別に、2019年から「World of Warcraft: Classic」という初代「WoW」からの歴史をもう一度体験できるコンテンツを提供している。
「WoW」には現在進行中の「Midnight」を含めた11の拡張パックが発売されており、22年の歩みの中で何度も大きな進化を遂げてきた。「Classic」は昔を懐かしむファンのために始まったが、現在は「Burning Crusade Classic」や「Mists of Pandaria Classic」と細分化して少々煩雑になってきている。
「WoW: Forever」は、「WoW」の前史にあたるRTS「Warcraft III」後のアゼロスを舞台にした完全新作。従来の拡張のように新大陸とレベル上限を積み増すのではなく、レベル上限を60で固定したまま横方向に世界を拡張していく。さらにこの世界では、オリジナルのアゼロスを土台としつつも、これまでの「WoW」とは違う物語が展開する可能性があるという。
「ディアブロ」30周年を盛大にお祝い
「ディアブロ」では今回はないだろうと思われていた新作「ディアブロ V」の電撃発表が行なわれ、多くの人を驚かせた。初代「ディアブロ」は1996年に発売され、「BlizzCon」では30周年に当たることから、Netflixによるアニメシリーズ制作など多くの発表が行なわれた。
会場の「ディアブロ」スペースは、試遊台が並ぶスペースが教会のようなゴシック風の意匠で彩られ、その奥には、教会を破壊して現れたような巨大なメフィストを配した記念撮影スポットが作られていた。
教会の周囲には過去に発売されたアイテムや、リリスとイナリウスのスタチュー、そして30周年のロゴとともに宗教画のような体裁で「ディアブロ」の世界を描いた絵画が展示されていた。
他にもその場で「ディアブロ」の意匠をタトゥーとして入れてくれるコーナーのような、日本のイベントではまず考えられないようなコーナーも設けられていた。
過去から現在へプレイヤー環境の変遷を1つのテーブルに再現
ノスタルジーを最高に揺さぶられたのが、長テーブルの上にBlizzard35年の歴史を表現した展示「long table of retro items from 35 years of Blizzard」だ。テーブルの製作過程は35周年記念映像として公開されている。長いテーブルの上には左から右へと少しずつ時代が変わっていくさまが、多くの展示物によって表現されている。
CRTモニターには1994年に発売された2D横スクロールアクション「Blackthorne」が映っている。本作は1995年に日本ではケムコから「ブラックソーン 復讐の黒き棘」という邦題でスーパーファミコン用ソフトとして発売されていたので、遊んだことがある人もいるかもしれない。
ゲームの周辺にはJVCの120分VHSテープやNew-Style Super NES(アメリカ版スーパーファミコン)、食べかけのフライドチキンとポテトが置いてある。そこから次第に現代に近づきつつ、その当時に発売されたゲームと、時代を感じさせるアイテムが並ぶ。ソースネクストから1999年に発売された「スタークラフト 完全日本語版」のパッケージも置いてあった。
オーバーウォッチが出るころには、PCがピカピカ光るゲーミングPCに変わり、モニターも液晶になる。90年代からPCゲームを遊んできたおじさんホイホイにもほどがあるという展示には写真を撮るための大行列ができていた。
YOASOBIとLE SSERAFIMのライブを開催
とはいえ、「ノスタルジー」だけではない。その真逆ともいえる新しさもやはり感じることができた。こちらは「オーバーウォッチ ワールドカップ」の幕間に開催されたYOASOBIのライブに象徴されるだろう。
ここ10年ほどの間に、日本のアニメやマンガはアメリカで広く受け入れられるようになり、アニメやマンガのキャラクターのアクキーやぬいをバックパックにたくさんぶら下げている日本と同じファンの姿を目にした。
今回YOASOBIが登場することとなったのは、今年の7月に開催されたコラボがきっかけだ。ゲンジの短編小説「地に堕ちた雀」をもとにYOASOBIが新曲「オリオン」を書き下ろし、ゲーム内ではコラボスキンやダンスエモートが登場した。
ライブではこの「オリオン」のほか、「アイドル」、「夜に駆ける」、「怪物」、「UNDEAD」の5曲が披露された。「アイドル」や「UNDEAD」などは再構成されているとはいえ、「推しの子」や「〈物語〉シリーズ」のMVがそのまま使われており、日本アニメのイラストや演出などがアメリカ人にとっても身近になっていることを感じた。
米Billboard 200でトップ10入りを果たすなど、北米でも高い人気を持つLE SSERAFIM(ルセラフィム)のライブはさらに多くの観客を集め、約45分の本格的なライブを見ることができた。
「スタークラフト」は新兵を大募集
今回最も歓声が大きかった「スタークラフト」は、まだ情報が少ないこともあり、単体で巨大なエリアを占有しているわけではなかったが、メインステージエリアの後方に新兵を募るブースを出して、懸垂などで体力測定をして入隊許可証を発行していた。
体力に自信がない人には台座が用意されており、基本的には誰でも合格できる仕組みだが、ムキムキの体力自慢が本気の懸垂を披露すると、大きな歓声が上がっていた。
「ハースストーン酒場」や「Darkmoon Faire」など定番のコーナーも大盛況
「ハースストーン」の酒場をイメージした定番コーナー「ハースストーン酒場」は今回も登場。蝋燭型のランプが揺らめくファンタジックな雰囲気の休憩場所として、多くの人がくつろいでいた。
また、「WoW」のゲーム内に期間限定で出現するイベントエリア「Darkmoon Faire(ダークムーン・フェア)」は、物販エリアの上階を丸ごと使用する巨大エリアとして登場した。
スモーキーで怪しい雰囲気のこのエリアでは、アヒル釣りやぬいぐるみの里親探し、カプセルトイなど様々なミニゲームを試すことができ、運が良ければレアなインゲームアイテムを手に入れることができる。
2日目の昼には、会場正面の広場で「マーロックの行進」が開催されていた。マーロックはカエルと魚を合わせたような見た目のモンスターで、Blizzardゲーム随一の愛されキャラ。参加者はマーロックの着ぐるみで集合してマーロック気分を盛り上げていた。
過去を懐かしむだけではなく、未来を見据えた「BlizzCon」
BlizzConはファンにとっては最新情報を知ることができる場所であり、懐かしい顔に出会えるホームタウン的な場所でもある。翌日に帰国のため空港を訪れた時、BlizzConのバッグを抱えて帰っていくファンの姿があった。
イベントは配信されており、最新情報は公式サイトやSNS、ニュースサイトなどで、ほぼリアルタイムに近い速度で公開されていく。それでも約3万7000人の人々が、チケットの争奪戦に勝ち残り、中には海外からはるばる訪れる人もいるのは、それだけの魅力があるからなのだろう。
昔からのファンとはBlizzardが積み重ねてきた35年の歴史を共有し、新しさを求めてくるファンには盛りだくさんの最新情報やグッズ、YOASOBIライブのようなコラボを提供する。会場には開発者と間近に会える「Meet & Greet」のコーナーもあり、ファンとの距離を縮めるためのホスピタリティをそこかしこに感じた。
3年ぶりとなった「BlizzCon」。2024年の開催が見送られた後はゲームタイトルごとに最新情報のためのイベントを開催していたが、2025年に翌年の開催が発表された。もちろんBlizzard側の意図もあっただろうが、「BlizzCon」の開催を熱望するファンの声も大きかった。ただファンの側にもMicrosoft傘下になったことで「BlizzCon」も変わってしまうのではないかという不安があっただろう。
今年の「BlizzCon」は3年ぶりにファンを迎え入れる場であると同時に、大量の発表でBlizzardがこれからの会社なのだとファンやゲーム業界に宣言する意味合いも感じられる。そういった意味合いもあったからこそ、過去を懐かしみつつも未来にも目を向ける、過去と未来を繋ぐようなイベントだったかもしれない。次は何を見せてくれるのか、それを確かめるためにぜひまた訪れてみたい。
(C)2026 Blizzard Entertainment, Inc.



















































































































![劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 通常版 [Blu-ray] 製品画像:1位](https://m.media-amazon.com/images/I/61Fru+YyPiL._SL160_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】天幕のジャードゥーガル Blu-ray BOX (アクリルキーホルダー2個セット + メーカー特典:オリジナルクリアしおり 付) [Blu-ray] 製品画像:3位](https://m.media-amazon.com/images/I/511pu3cOFPL._SL160_.jpg)
 製品画像:4位](https://m.media-amazon.com/images/I/513OHFUL6LL._SL160_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2026 in TOYOTA ARENA TOKYO【完全生産限定版 Blu-ray】(スリーブケース+早期予約特典:ポストカード付) [Blu-ray] 製品画像:5位](https://m.media-amazon.com/images/I/51fWNwtxoEL._SL160_.jpg)
![ラブライブ!スーパースター!! ファンディスク わくわく地域活動 ~Liella!と結ぶプロジェクト特別編~ [Blu-ray] 製品画像:7位](https://m.media-amazon.com/images/I/51rOVkOj9OL._SL160_.jpg)

 [Blu-ray] 製品画像:9位](https://m.media-amazon.com/images/I/515+Yryl-kL._SL160_.jpg)
![劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 完全生産限定版 [Blu-ray] 製品画像:10位](https://m.media-amazon.com/images/I/61Gz8UcC9FL._SL160_.jpg)