【特別企画】

ゼロ距離カウンターが決定的に心地良い! 4divinity「Sword Sage: Awakening(猿公剣)」試遊レポート

スチームパンク×ジークンドー。躱しカウンターを極める新感覚の武侠アクションゲーム

【Sword Sage: Awakening】
発売時期未定
価格:未定

 近年、徐々に存在感を増しつつあるアジアのゲームパブリッシャー4divinityが手がけている新感覚の武侠アクションゲームが「Sword Sage: Awakening」だ。開発元は、中国四川省のSword Pandaで、PS5/XBOX Series X/PC向けに開発が進められている。今回のgamescomでは、4divinityブースでの試遊台の設定はなく、発売日も未定というステータスとなっているが、ビジネスブースで実機をプレイしながらデモを受けることができたのでご紹介しておきたい。

【陸隠】
主人公の陸隠(ルーイン)は、中国版タイトルにも使われている猿公剣の継承者であり、機械技術を組み込んだ機械鞘を携えて戦う剣客だ

 デモの内容は、簡潔かつ短いもので、ゲームとしてはまだプロトタイプ、動きやダイアログのたぐいも粗が目立ち、この時点で評価するのはさすがに酷といった内容だったが、個人的には凄く印象に残った。武術をモチーフにした剣戟アクションは、日本、中国のみならず世界中でありふれたモチーフといえるが、彼らは、そこにスチームパンクとジークンドーの要素を加えることで、剣戟アクションに新たな多様性を取り入れようとしている。その雰囲気は最新トレーラーからも伝わると思うのでぜひご覧頂きたい

【Sword Sage Awakening Gamescom Trailer】

 具体的には、剣戟アクションの基本要素である、攻撃、受け、避け。俗にソウルライクと呼ばれるアクションゲームは、これらの動きを基本に、それぞれ独自色を打ち出しているが、「Sword Sage: Awakening」は、ここに大胆に「躱し&カウンター」を1アクションで組み込み、これをゲームの柱に据えているのだ。彼らのミーティングスペースでは、なぜか、ブルース・リーのジークンドーの演舞の映像が繰り返し流されていたが、ジークンドーの截拳(せっけん)の思想をゲームに活かしたものだという。

 では截拳とはどういう攻撃かというと、攻撃と防御を同時に成立させる技だ。相手の初動に対してカウンターを当てる。ブルース・リーが劇中にたびたび繰り出していた、相手の動き出しに合わせて繰り出す痛烈なカウンター攻撃、あれが截拳だ。「Sword Sage: Awakening」では、この截拳を「避青入紅」と呼んでおり、敵と対峙する際は、常にこの「避青入紅」を狙っていく。

【巨大なボス】

 「避青入紅」の操作自体は簡単で、ガードボタンを押しながら相手の攻撃方向にスティックを倒すだけ。ガード行為に加えて攻撃方向を予測する必要があるため読みが必要になるが、これをうまく決めることで、主人公が残像を残しつつ、痛烈なカウンター攻撃を敵に繰り出し大ダメージを与えることができる。これが得も言われぬ心地よさなのだ。筆者はブルース・リー繋がりで、「DEAD OR ALIVE」シリーズのジャンリーのホールド技を想い出してしまったが、感覚的には「SEKIRO」の弾きや、「Ghost of Yotei」の受け流しの極意のような感じに近い。

【お茶の屋台】
レッサーパンダが営むお茶の屋台はチェックポイントになっている。ここでアイテムの連星などが行なえる

 成功すれば圧倒的なアドバンテージが取れるということは、失敗すればその代償も当然大きいものになる。食らってしまえば大ダメージを受けるし、ガードのみ発動した場合でも、武器の耐久度が激減するというペナルティが発生する。ここで冒頭で紹介したスチームパンクの要素が関わってくる。武器の耐久力が減ってしまうと、敵に与えられるダメージが激減してしまうため、バトル中に背中に携えている機械鞘を使って剣を研ぐ必要がある。幸い武器は2本持ちが可能で、1本を研いでいる最中にもう1本に切り替えられるが、2本とも耐久力が下がってしまうと、まさにジリ貧状態に陥ってしまう。

【戦場は狭め】
最初、バトルエリアが狭いなと感じたが、そもそも避けが存在しないため広い戦場は必要ないわけだ

 いかに自身のHPだけでなく、武器の耐久力も維持しながら戦いに臨むか。そして攻撃か、避青入紅か、それとも研ぎか。まるで格闘ゲームのようなゼロ距離での駆け引きがおもしろい「Sword Sage: Awakening」。要注目のタイトルだ。

【読み合いが楽しい】